
悪名高きNDロードスターのスタビライザー
前後ともスタビブッシュがガッチリ接着されていて、直進状態でも捩れる力がかかりっぱなしになりピョンピョン跳ねるような不自然な動きが
車高を下げればその影響はより顕著になり、高価な足回りを導入してもその真価をフルには発揮できない要因に
もちろん、異音が出にくい・左右方向にズレない・柔らかいスプリングの補助的な要素等々、量販車としてもメリットもあるのだろうけど
フロントスタビを外すのはとんでもなく難儀なので、リアスタビのみブッシュ交換を実施
ENERGY SUSPENSION社のポリウレタン製です
純正リアスタビブッシュ
直径11mmのスタビライザーにビッチリ固定されています
ブッシュの固定金具は12mm、スタビリンクは14mmのナットで固定されています

純正スタビライザーリンク、短いなぁ
スタビブッシュの接着部をカッターで切り開いていきます
切り開いたところをホースリムーブプライヤーのような工具を使ってさらに広げ、接着面をカットしていきます
切っては広げ、切っては広げ
ゴム自体は弾力があり、一気に切るよりちょっとずつちょっとずつ切る方がうまくいく気がします
スタビブッシュを分離した図
残ったゴムを出来る限り除去して滑らかにします
カッターで削って、ステッカー剥がしスプレー吹いて、少し削ってスプレー吹いて

強力なシール剥がし剤を使うと塗装まで剥がしてしまうので、そこそこのタイプで浸透させつつ削れば十分削り落とすことができます
カッターは普通の文房具レベルで十分作業できます
プロショップに依頼すると工賃5,000円~10,000円かかりますが、そこまで難易度は高くないので自分でやればだいぶ節約できます
効果はバッチリ現れます
リアのバタつき感・不自然さがなくなりサスが滑らかに動くようになります
社外のスタビブッシュを入れずに、切り取った純正ブッシュを加工して再利用するのもアリです
車高調を導入している方は、この作業を行ってからセッティング煮詰めた方が絶対に良いと思います
スタビブッシュ単体を純正部品で購入できないようなので、いずれ純正状態に戻したい人にはおススメできません
ブッシュゴムのよじれが無くなるので結果バネレートが低くなったような動きになりますので、だったら初めから強化スタビライザーを導入した方が良いような気もします
とくにフロントはメンバー降ろさないとスタビライザーを外せないので、ディーラーやプロショップで高額な工賃払って外してもらってブッシュ加工するくらいなら、初めから強化部品にしてしまった方がバランスよくなると思います
ENERGY SUSPENSION社のスタビブッシュですが、ピッタリ純正同形状で無加工交換できます
スタビとの接触面には、付属のグリスをたっぷりねっちょり付けることで円滑・異音対策します
左右ズレ防止にストッパーが付属してくるのですが、固定が六角穴付きボルトで7/64インチというメリケンサイズが使われています、まあそんなサイズのレンチ持ってないよね普通
Posted at 2021/02/12 01:20:02 | |
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