前日のオフ会が終了した翌日の23日、我々は名古屋へと向かった。
それは、名古屋で登山をするためだ。
「
名古屋に山はあるのか?」と聞かれれば、それは実在する。
その山の名前は
喫茶マウンテン
変化に富んで思いもよらないものが出てくることで異名も名高く、かつ遭難者も多く険しい。
以前から一度は登ってみたいと思っていたところ、今回は運良く登山のチャンスが巡ってきた。
しかし、北アルプスでの登山経験はあるが、ここ名古屋では経験が皆無であるために単独では危険と判断してパーティーを組むことにした。
幸いにして、4人の隊員が参加してくれることになった。
【
勇気ある隊員たち】
Sです!!副隊長
潜水士隊員
パルキー隊員
くらパン隊員
登山指南によれば、『大食いかベテランを配すべし』とあるが、ベテランが存在しない代わりに大食いのSです!!氏が副隊長として適任であることは言うまでもないだろう。
そして、我々はその大いなる山の頂の麓に到着した。
いよいよ登山開始。
登山口を過ぎると待っていたのは、最近増えたという
ルートメニューであった。

事前に情報を入手してはいたものの、おおよその想像が付くものもあるが、名称だけではサッパリ分からないものもある。
そしてこれが現在のメニューである。
圧倒的なメニューの量である。
名称だけで写真は無いので、予め情報を得ていないと危険だ。
その①
その②
全てのメニューが険しいわけではなく、非常に危険なものは少数である。
しかし、救いメニューであっても量が多かったりするので注意が必要だ。
特に氷系に於いては、単独行では困難なようだ。
先ずは飲み物系から挑戦してみた。
【エメラルドジュース】
ガイド店員のお姉さんに聞いても良く知らないとのことで、Sです!!副隊長が注文してみたが、
一口で挫折してしまった。
味は…、そう、ニッキ水という表現が合っているだろう。
ニッキ以外も含まれているようだが、他に含まれていそうなものが何だかは分からない。
何か、昔の駄菓子でこのような味があったような気がする。
副隊長が断念をしたため、私の「黒ザクロジュース」と交換をすることにした。
私は断念するほどでも無かったのでその後完食。
”エメラルド”なのは色だけである。
【黒ザクロジュース】
色が黒くなく、何故”黒”なのか不明だ。
普通にザクロっぽい味がした。
【グロセージャジュース】
(画像無し)
名称だけではサッパリ分からないが、アセロラっぽい味である。
色は黒ザクロジュースに似ている。
※この日は”イカスミ”が切れていて、「イカスミジュース」が試せなかったのが残念。
いよいよ本命アタックだ。
【和風パフェ】
抹茶アイスとミニ鯛焼き付きなのが”和風”なのであろう。
大きめのグラスからこんもり突き出た生クリームが重そうであるが、その中にはあんこも入っていることで更に重い。。
自称”甘党”の潜水士隊員が挑み、途中で幾度か挫折しそうになったようだが、なんとか登頂に成功。
見た目以上に”重い”という。
登頂後、暫くは無口になっていた。
【カルボエグ】

トマトの入っていないナポリタンのような感じで、クリームソースらしき物体が掛かっていた。
しかし、その物体は、クリームソースと思えるような味ではなく、何と表現したらよいのか分からない。
更に、炒めた卵も入っており、類似品が思い当たらないのだ。
しかし、「食うことはスポーツだ」と提唱するSです!!副隊長は無事登頂を果たした。
【みそ納豆ピラフ】

見た目は普通だが、確かにみそと納豆の味だ。
特に口に入れた瞬間、納豆独特のネバさが残るが、これはこれでアリだと思える。
パルキー隊員が挑むも、アッサリ登頂。
救いメニューの一品であろう。
【ウインナーライス】

ウインナーとマッシュルーム他が入ったピラフで、カルボエグと同じクリームソースらしきものが掛かっていて、名称のイメージとは少々異なる。
味は特に奇抜では無いと思われたがそれは一口二口の間であり、くらパン隊員が挑むも残念なことに登頂成らず。
途中で断念してしまった。
【甘口キウイスパ】

「甘口抹茶小倉スパ」に代表される”甘口スパ”系の名峰の一つがこれだ。
”キウイ”で緑かと思いきや、なんと黄色であった。(ゴールデンキウイは黄色)
炒めたキウイに甘いキウイソース、スパゲティそのものにもキウイソースが練りこまれてあり、とにかく甘い。
しかし、抹茶小倉スパのようにひたすら甘いだけというわけでなく、若干の酸味がある分多少食べやすいという経験談も多い。
そうはいっても、砂糖などの甘さとは違う言い表せない甘さであり、個々の食材のイメージとは全く違う味に味覚と脳が付いていかないのは事実である。
また、熱で生クリームが溶け出すことにより、あまりゆっくり食べると油っぽさが増えてしまうのだ。
半分くらい過ぎたあたりから「挫折」の文字が浮かぶも、他の隊員達のみそ納豆ピラフやウインナーライスを時々口にして舌を休めつつ前進する。
そして、無事登頂に成功。
【イタリアントマトパフェ】
見た目は非常に綺麗ではあるが、これがなかなかのクセモノである。
グラスの中にはシャーベット状に固まったトマトも入っているが、赤く見える部分はトマトピューレである。
このトマトピューレと生クリームとバニラアイスが混合されて口に入ると微妙な味なのだ。
一口二口は良くても、たぶん、無くなるまで食べ続けるのは気合が必要かと思われる。
これを、Sです!!副隊長がかかんに挑戦。
そして見事に2峰目の登頂に成功。
【抹茶&バニラ】

甘口キウイスパを完食したものの、後味を払拭する意味で注文してみた。
ごく普通のバニラアイスと抹茶アイスではあるが、量が多い。
デザートにと思って注文すると遭難する危険性もありそうだ。

これはピクニック気分で登頂できるだろう。
さて、これだけ険しいと、他の登山家の動向が気になるものだ。
やはり甘口スパ系は人気があるものの挫折している光景も見られたが、あるパーティーでは14リットルのかき氷の山である「たらい氷」に挑戦していた。
豊富な
ルートメニューと意味不明な名称とでワクワクするが、一度の登山であれもこれもと欲張るのは遭難(体調を崩す)の元である。
しかも、表現し難い味であるため無理は禁物で、救いメニューも同時に攻略することが望ましい。
今回は、一応それなりの成果が出せたところで下山することにした。
唯一、くらパン隊員の登頂が不成功に終わってしまったことが残念ではあるが、ぜひ次回は気合で登頂して欲しいものだ。
参加した隊員諸君、ご苦労であった。
次回の登山計画の折には、新隊員の応募を待っている。(笑)