『電動ガンです。』シリーズの3回目は、TROYコンプリートライフルの「CQBSPC556B」です。
(興味の無い方はスルーでお願いします)
TROY IndustriesはFront&Reaサイトが人気ですがRAIL SYSTEMSも有名です。
また、マサチューセッツ州警察やグランビル警察(Granville Police Department)などのローエンフォースメント向けにコンプリートライフルを納入しているメーカーでもあります。
今回は
2006年Shot Showで展示された「
CQBSPC556」を再現してみました。
これはTROY IndustriesのWebにある画像ですが、CQBSPCには5.56mm弾タイプと7.62mm弾タイプの2種類があります。
トイガンでは7.62mm弾用フレームが無いので必然的に5.56mm弾タイプとなり、昨年末にG&PからTROYのコマーシャルタイプがリリースされたことで製作が可能です。
(某ショップのフレームは高価ですし)
モデルは10インチのMRF-MXと10インチバレルを組み合わせてみます。
CQB:Close Quarters Battle(近接戦闘)
556:5.56mmx45弾の意
【製作のポイント】
赤文字のパーツが実物パーツ
【フレーム関係の加工】
フレーム:G&P M4 Troy Style Metal Body(GP540)
左上:アッパーフレームとロアフレームのアタリが悪く、中央部分が膨らんで山形になっていたためヤスリで整形します。(銀地の部分)
右上:ストックチューブinバッテリーのためにバッテリーケーブルを通すスリットを追加。
左下:「SEMI」・「AUTO」の文字は赤で墨入れ。
右下:Real Gun Stock Adaptor(GUARDER製)のエンドにバッテリーケーブルを通すための穴を4.5mmで開けます。
【グリップの加工】
グリップ:STAR Airsoft TangoDownタイプ(Black)
このSTAR製のグリップはG&Pのフレームに使うとそのままではフレームの差込部が深いため、トリガーガードと1.5~2mmくらいの隙間が空いてしまいます。
よって、画像左側の2辺(赤線)の部分を適切な深さになるまで削りますが、そうするとグリップ全体が45度の角度で接近するので、差込部のキー位置がずれてしまいます。
ずれる量は約0.5mmほどなので、キー後部に0.5mmのプラバンを接着しキー前部を0.5mm削ってキー位置を修整します。
ちなみに、KingArmsからもリリースされていますが、STAR製より隙間が空きます。
【バレル組立】
バレル:GUARDER Steel Barrel
バレルナット:GUARDER
ガスブロック:Troy Low Profile Gas Block
ガスチューブ:実物(メーカー不明)
ガスチューブは、画像左上のように製造工程上の端面が塞がれていることが外から見えて実物と分かるのですが、トイガンでは機能上不要な部分です。
ガスブロックは、最近のものだとメーカー名が印刷されていません。
これもガスチュープ同様、トイガンにおいて機能しない部品です。
(この時のバレルは仮組みで11.5インチ)
【ハンドガード組付】
ハンドガード:Troy 10" MRF-MX
エジェクションポート カバー:実物(メーカー不明)
Troy MRFの装着はバレルナットを挟んで固定するタイプなのですが、回転防止のための爪がアッパーフレームを挟むような構造になっています。
この爪が最大の問題で、東京マルイ系の電動ガンではフレームの幅が実物より広いためにポン付けができません。
そこで、爪を削るかフレーム側を削るかの選択に迫られるのですが、見た目を重視してハンドガードの爪を削ることにします。
7"のMRF-Cなどは本体側にも爪があるので加工も2倍の量になりますが、幸いなことに、こちらは爪がクランプ側しか無いのでまだマシです。
型式によって爪の数が違うようですが、いづれどちらかに統一されるのだと思われますが。
【ロアフレーム完成】
メカボックスの中身はほぼシステマ製となってしまいました。
また、今回もMOS-FET仕様でIR社のIRF3703で自作しました。
【ディティール】
リアサイト:Troy Rear Folding Battle Sight
チャージングハンドル:KingArms(ラッチ:GENⅡ Replica)
ストック:VLTOR Carbine Modstock Clubfoot(Black)
ストックパイプ:VLTOR 5-Position
エンドプレート:VLTOR Single Attachment HK-type Loop
GENⅡTactical Latch Replicaはシルバーを若干混ぜて再塗装しました。
フロントサイト:Troy Front Folding Battle Sight
フラッシュサプレッサー:HurricanE Noveske KFH Replica
フラッシュライト:SUREFIRE M910A-WH Millennium Vertical Foregrip WeaponLight
Noveskeといえば「Fire Breathing Pig(火を吐く豚)」ですが、このHurricanEのレプリカは形状・質感ともに非常に良い出来です。
10インチのバレル長はKFHの根元がMRF-MXに隠れ、Shot Show(2006)の画像のようになります。
10.5インチだと、もう12.7mm前方の位置になってしまいます。
10インチバレルを再現するのに都合が良いのはGUARDER製のバレルです。
ガスブロックの位置からの先端アダプターを換えることで10.5/11.5/14.5インチの3種類が選べますから、『
アダプターリング』を製作して取り付けることで10インチを再現します。
10.5インチ用アダプターから計算するとリングの厚みは3.3mmでした。
光学サイト:Aimpoint COMP M2
マウント:Troy Offset Mount
Troyの30mmオフセットマウントはかなりレアなのですが、COMPをマウントすると電池が交換できないという欠点があります。(汗)
だからカタログにも載っていないし、あまり見かけないのでしょう。
レールグリップ:TangoDown 6"(Black)
セレクター・マグキャッチ・トリガーガードはGUARDER製を使用。
Troyロゴ。
アッパーフレームとMRFは僅かに隙間が開くのがデフォのようです。
(密着はしない)
【アクセサリー装着比較】
一番上の素の状態から最下のフル装備まで比較してみました。
フル装備状態は良いのですが、やはり重量が・・・難点です。
関連リンク
TROY Industries
TangoDown
Aimpoint
SUREFIRE
G&P(トイガンメーカー)
GUARDER(トイガンメーカー)
HurricanE(トイガンメーカー)
KingArms(トイガンメーカー)
STAR Airsoft(トイガンメーカー)