
九份でぶらぶら、とりあえず食べたり買ったり…。
後半です。
【芋仔蕃薯(台湾料理)】
とにかく観光客の多い九份。
日中も多いが、夜景も人気なので夕食時間も混んでいます。
時間を外し、日帰り観光客が減り始める21時を過ぎて行ってみました。
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有名な「阿妹茶酒館」の隣りにある洞窟が入口で、進んでいくと店の建屋が現れます。
しかし、ここで一番の問題が発生しました。
言葉の問題も確かにあるのですが、その多くのメニューは一品料理で、量が約2人前ということです。
種類を多く食べてみたいところではありますが、なにぶんこちらは一人。
とりあえず一人で食べきることができる料理ということで、看板料理の”麻油麺線”とイカと魚の団子スープのみ注文することにしました。
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昼間なら日本語堪能なお婆ちゃんが居るとのことですが、夜遅くはダメなのかなぁ?
小姐の言う通りこの2品で十分満腹だし、昭和初期の佇まいの鄙びた空間で静かにのんびり食事ができるのは良いことです。
【阿妹茶酒館(茶芸館/料理)】
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「千と千尋の神隠し」の舞台モデルにもなった、九份でも代表的な有名店です。
ここも客が多いので日中には立ち寄らず、22時頃に行ってみました。(25時まで営業してるし)
既に食事を終えお土産だけを買うつもりで入店したのですが、ついお茶を飲んでしまいました。
日中は忙しいくサービスの点で不手際もあるような書き込みも目にしますが、さすがにこの時間になると客も少なく小姐の応対も十分過ぎるくらいだ。
夜中まで夜景を見ながらのんびりするには最適でしょう。
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”好みの茶葉代+湯代(お茶請けのお菓子付き)”という一般的な飲茶のシステムだと結構な金額になりますが、300元(約810円)のお手軽コースでも十分楽しめます。
特に日帰り観光客が居なくなる時間帯は最高です。
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店を出る前に、宮崎駿監督が座っていたという場所を聞いてみました。
店は入って右に進むと茶芸館、左奥に進むと食事処と分かれています。
宮崎監督が座っていた場所は、食事処の奥から2番目のテーブル(赤いシャツの男のグループ)で、窓側のこちらを向いた席だそうです。
景観や食事を楽しむより、もっぱら店内に向かってスケッチをしていたと云われています。
夜遅くなら座席指定予約ができるかも。
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劇中の「カオナシ」のヒントにもなったと云われる、大きな能面。
阿妹の主人がドイツの蚤の市(結構高価だったらしい)で見つけて運んだ能面は、入口の外や店内に飾られています。
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店は長い階段の豎崎路の途中にあり、普段は多くの人が行き来していますが、夜も更ければひとも少なくなります。
代わって登場するのが、三脚で撮影をするカメラマンです。
常時5~6人は居り、時に邪魔な場合もありますが。
人が映らずに雰囲気の良い写真を撮るなら21時~22時がベストで、何故なら、阿妹茶酒館は25時まで営業してはいるものの周囲の店が21時くらいで閉店してしまうからです。
特徴ある赤い提灯も阿妹以外は22時には消えてしまうので、21時~22時の1時間が勝負です。
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※一部
フォトギャラにもアップ
【杏仁】
阿妹茶酒館で杏仁豆腐を追加してみました。
お茶と同時に注文したら「お茶にお菓子付いてますよ」と言われてしまいました。
(もっと商魂逞しくても良さそうだが…)
実は、台湾で杏仁豆腐をほとんど食べたことが無く、親戚連中と食事しても全くと言っていいくらいに出ません。
やっぱり本場は美味しい。
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”杏仁”との出会いは、かれこれ40年近く昔のこと。
当時、亡き父に連れられて行ったビルの一室に設けられた中国物産展で売っていた『杏仁粉』だ。
今思うに、日中国交正常化直前におそらくは日中国交の裏の立役者であるLT貿易が主催していたのではないかと推測しています。
※LT貿易とは→
Wiki参照
その頃は杏仁豆腐などは知らず、使い方としては杏仁粉と砂糖を適量カップに入れ、お湯をそそいで飲むというものです。
実際、台湾でも露天で”杏仁茶”(冷と温)として売ってますが。
こと日本で杏仁豆腐を食べると、杏仁の風味が少なかったり、ちょっと違わね?といった物が多く、横浜中華街にある聘珍樓の杏仁豆腐もダメだ。
スーパーなどで売っているものの殆どは代用品のアーモンドパウダーやエッセンスを使っているのが理由だし、良くても脱脂して混ぜ物を加えた「杏仁霜」です。
ご存知のように、アンズ類の種(杏仁)の核をすり潰したもので、種には僅かながら油分が含まれていているので、そのの油が更に香りを引き立てるのです。
杏仁霜との違いは、杏仁霜は脱脂しているのでサラサラした白い粉末ですが、100%杏仁粉はやや黄色味を帯び粉にしっとり感があります。
100%杏仁粉には、種の核の表面にある薄皮が若干混じっていたり、湯をそそぐと僅かに油分が浮きます。
ということで、お土産には定番なパイナップルケーキに飽きたら、脱脂せず混ぜ物の無い『杏仁粉』はいかがでしょうか?
価格は日本国内で売っている1/3です。(1斤(600g)=350元(約950円))
空港でも売っていますが、今回は量り売りしている「九份杏仁茶」で買いました。
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【丹寧酷】
デニム生地を使って作ったバッグやポーチなどを売っています。
工場でのB級品や使われなかった部分を加工し、ジーンズのポケットやデザインをうまく表現した製品が特徴です。
以前から絶対行ってみたかった店の一つで、ショルダーバッグとサイフ、ベルトポーチの3点を購入。
女性店員のほうは日本語もカタコト、口も商売上手ですが愛嬌は120%あります。(即婚です)
今年の12月からは、今までは無かった男性用Tシャツも入荷するとのことでまた訪れたいですね。
・ショルダー及びリュック:1,500元~1,800元(約4,000円~5,000円)
・二つ折り財布:500元(約1,350円)
個人的にオススメな店です。
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