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2014年11月06日 イイね!

2014年 秋の四国 その1 『しまねこ達』

2014年 秋の四国 その1 『しまねこ達』今年の秋は天候が安定せず、広島での土砂崩れなど台風や局地的大雨による災害が相次いだ。
私の住む東京といえば、関東は好天でも関東地域周辺の天候がイマイチなようで、なかなか出かける決心ができない。
それでも台風上陸が2週続いた後の10月末、四国を巡ってみることにした。




【10月24日(金)】
前日の20時に東京ICから東名高速に乗り、瀬戸大橋経由で四国へ入り愛媛県へ向かう。
松山自動車道の伊予ICで降り、伊予灘沿いの国道378号(通称:夕やけこやけライン)にて目的地である愛媛県大洲市の長浜港に到着したのは、空が多少明るくなりはじめた6時だった。
<長浜港定期船乗り場>
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IMG_2228 posted by (C)maiko

<定期船乗り場向かいにある駐車場>
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IMG_2230 posted by (C)maiko

四国での1日目は、長浜港の沖合い13.5kmに位置し、面積0.49k㎡ (東京ドームとほぼ同じ)の「青島」で一日を過ごすことである。
愛媛県大洲市の「青島」は、昨年の9月頃より“猫の島”としてネットや多くのメディアでも紹介されて注目され、現在、島民15名に対して猫が100匹以上(200匹とも)住んでいる島だ。
そんな青島の“しまねこ達”と一日過ごしてみることにした。

青島へは一日に2便の定期船「あおしま」が長浜港と結んでおり、注目されたことで国内外問わず島への訪問者が増え、時には平日でも乗り切れない場合があるという。
そこで、8時発の第一便の乗船開始時間である7時20分より前に到着すべく、また駐車場確保のためにも早めに到着をすることにした。
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IMG_2233 posted by (C)maiko
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IMG_2237 posted by (C)maiko

国内には、いわゆる“猫の島”と呼ばれる島は他にもあるが、この愛媛県の青島はちょっと注意が必要だ。
最も注意しなければいけないのが、この島は『観光地ではない』ということ。
島内には自動車や自転車は無く、観光施設はおろか、宿泊施設や商店、飲料水の自動販売機ですら無い一般住宅地内であり、島民に迷惑を掛ける行為は慎むということを忘れてはいけない。
私たち訪問者が訪ねたとしても、島には何の利益ももたらさないからだ。

唯一の交通手段である定期船は定員34名で、宿泊施設が無く外部の訪問者は午後の第二便で長浜港へ戻らなければならないことから、2便あっても定員数34名が一日の最大人数となってしまう。
(キャンプ場があり、キャンパーは人数別勘定)
例えば、第一便で30名の訪問者を乗せ全員が島に滞在したとすると、第二便は4名しか島に渡れないということで、第二便を利用する場合は乗れない可能性が高くなる。
また、船は19tとそう大きくないため波が少し高いと欠航になり、1年の約1/3は欠航するという。
尚、第一便で渡って第二便で帰る場合は島内滞在は8時間と十分過ぎるが、第二便で渡った場合は約1時間の滞在となる。
後者の1時間滞在なら手ぶらで訪問も可能だが、前者の8時間滞在の場合は以下の持ち物を用意したほうがいい。

飲料水
  島内では入手できないので各自必要量を持参。
  (トイレは定期船待合室にある一箇所のみ)
昼食
  入手できないので各自持参。
ウエットティッシュ(できれば消毒・除菌効果のある物も用意)
  水は貴重なので島内の水を使うことはなるべく避けること。
ビニール袋(ゴミ持ち帰り用)
  ゴミ一つでも島への負担が大きく、持ち帰りは常識。
・雨具
  雨宿りできる場所は少ない。
・その他、あると楽しめるもの
  ねこじゃらし、ねこのおもちゃ、キャットフード(量に注意)

8時、定刻通りに出航。
明け方は少々寒かったが天候には恵まれ快調に島へ向かう。
何せ、雨でも降ろうものなら、雨宿りできる場所は定期船の待合室かコミュニティセンター建屋の軒下くらいしか無いのだ。
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IMG_2247 posted by (C)maiko

所要時間35分で青島に到着。
船が着くと、さっそく桟橋に“しまねこ”達が出迎えてくれる。
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IMG_2250 posted by (C)maiko

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IMG_2256 posted by (C)maiko

定期船乗り場前に来ると、それは多くのしまねこ達に囲まれてしまった。
朝はお腹が空いているため、餌の素振り(ビニール袋のガシャガシャ音)でも見せようものなら一目散に駆けてくる。
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IMG_2264 posted by (C)maiko
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IMG_2274 posted by (C)maiko

私が用意した餌は、小分けで長く楽しめるかと思い、日本ペットフードの「COMBO」シリーズの1袋40gの4連を4つ、計640gを持参。
島のルールでは基本的には餌やり禁止とされているが、ふれ合いに使う程度の量は黙認されている。
現在は餌を与えられる場所が決められており、到着直後に約半分を与えることとし、残り半分はおやつ程度に時々与えることにした。
他の訪問者も餌を持参しているため、無理に多くを与える必要はないだろうし、与え過ぎで体調を崩したりメタボ体形にしては可哀相だ。
仮に余った場合は、島民に渡して利用してもらおう。
それと、餌やりの注意としては、しまねこ達に悪気は無いのだが、やはり欲しいとなると手を出してくる。
爪が伸びているので皮膚にはよく刺さるのだ。
おかげで手には十箇所以上傷ついてしまい、除菌機能のあるウェットティッシュが役に立った。
また、バッグなどから餌を出す際には、必ず直ぐに口を閉めるようにしたい。
開けっ放しのバックにはねこ達に狙われやすく、現に2人組の女性はバッグの中のおにぎりを奪われてしまっていた。



【ねこじゃらし】
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IMG_2267 posted by (C)maiko
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ねこじゃらしで“ねこ釣り”もできる。
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IMG_1127 posted by (C)maiko




餌やりがひと段落すると、足に乗ってきた2匹。
1時間ほど乗せていたのが、降ろしても降ろしても乗っかってきて中々降りてくれない。
まぁ、時間は十分過ぎるほど有るから構わないが。
猫に乗られていたのは2人組の女性と私だけで、台湾の猫の村でもそうだったが、猫に乗られやすい体質なのかもしれない。
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IMG_1120 posted by (C)maiko
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IMG_1134 posted by (C)maiko


【青島中心部】
最盛期(1942年)には889人いた島民も、現在では僅か15名。
家屋はの多くは空家であり、少し奥に入れば半壊している家が多い。
1984年に25歳以下が居なくなったことからも、この2014年では55歳以下は住んでいない限界集落である。
島民と話をする機会を得たので、「訪問者から何か現金収入になるようなものはできないか?」聞いてみたところ、「そういうことをできる年齢の人はもう居ないから無理だよ」という答えだった。
疑問に思った“水”についても、1979年(昭和54年)に海水から真水を精製する装置(逆浸透膜か?)を導入したが頻繁に故障して使えなくなったとのことで、以降、真水を定期船で輸送している。
一応、2~3日定期船が来なくても大丈夫なくらいの備蓄はあるという。
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IMG_2322 posted by (C)maiko

廃校舎(小学校・中学校)
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IMG_2321 posted by (C)maiko

島で一番広いメインストリートは、自転車がすれ違える程度の道幅だ。
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IMG_2341 posted by (C)maiko


【猫のいる風景】
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【睨み合いは日常茶飯事】
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【釣り人、その1】
釣果があれば、しまねこ達は興味深々。
時折おすそ分けをしてもらうようだ。
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IMG_2313 posted by (C)maiko
『採ったどー!』
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【釣り人、その2】
待ち構える、しまねこ達。
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IMG_2325 posted by (C)maiko
『それっ!!』
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『取られない所でゆっくり食べようっと!』
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【日陰】
この日は雲一つ無い快晴で少し暑かった。
皆、日陰でお昼寝中。
人が住む家屋の庭には、10~15匹くらいのしまねこ達が寝ていた。
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IMG_2372 posted by (C)maiko


【第二便到着】
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IMG_2395 posted by (C)maiko

定期船は島への生活物資を運ぶ生命線だ。
浮き桟橋でしまねこ達の出迎えに気を取られて立ち止まり、物資運搬の邪魔をしないようにしたい。
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IMG_2397 posted by (C)maiko

第一便での訪問者が餌を与えるためか、第二便ではしまねこ達の集まりが少ないようだ。
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【しまねこギャラリー】
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夕方になって太陽の光が横からさすようになると、逆光で毛並みがきれいだ。
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IMG_2414 posted by (C)maiko
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【イチオシ】
持参したパンとおにぎりで昼食にしたのだが、チャックの音やビニール袋の音がすればすぐに集まってしまうため、周囲にしまねこ達が居ないことを十分に確認していた。
しかし、この一匹が偶然にも来てしまい、物欲しそうな表情をするのでついおすそ分けをしてしまった。
よく見ると、これが意外と美人(美男子?)だと思う。


鼻から口にかけてのブチ模様がカワイイ。
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IMG_2433 posted by (C)maiko


【マタタビ】



【威嚇】
体は割と小柄だが、近寄るものを威嚇する気迫が凄かった。
顎を魚の血で染めたさまが野性味を感じるとともに、飼い猫ではなかなか見られない姿だ。



【3つ足のしまねこ】
後ろ足が片方無い理由はわからないが、わりと人に撫でられるのが好きなようだ。
特に痩せてはいなかったことは幸い。
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IMG_2434 posted by (C)maiko



【お見送り】
第二便が戻る時間になり訪問者が船に向かうえば、しまねこ達も一緒に付いて行く。
当のねこ達はそうではないのだろうが、人間からすると“見送り”に見えてしまう。
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IMG_2441 posted by (C)maiko


【さようなら】
第二便で訪問者全員が乗船する。
8時間の滞在は長いといえば確かに長く、「餌やり」、「ねこじゃらし」、「撮影」と一通りこなし終えても時計の針があまり進まず、時間の流れが遅く感じられた。
滞在中はしまねこ達と目いっぱい戯れるだけではなく、1~2時間の昼寝をするのも良いリフレッシュになるだろう。
しまねこ達は、若干飼い猫も居るようだが基本的に野良猫である。
自然交配による増減はあるものの、今のところは10年前ほど前から増えている。
島民全員が猫好きというわけではなく、今後、島民は更に減ることになるだろうし世話をするのが困難になる恐れがあり、しまねこ達の未来は予断ができない。
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IMG_2507 posted by (C)maiko



長浜港を出発し、この日の宿泊地である愛媛県西条市に向かった。
国道378号を北上する途中にあるのが、JR“青春18きっぷ”のポスターや“(元)日本一海に近い駅”としても知られるJR予讃線の「下灘駅」だ。
空は快晴でちょうど夕日が沈む時刻だったため、駅には8名ほどのカメラマンがスタンバっていた。
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IMG_2521 posted by (C)maiko

幾枚かの写真を撮り終え、国道378号に戻ると夕日は沈む直前になっていた。
国道378号は「夕やけこやけライン」とも称され、正に夕焼けを堪能することもできた。
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IMG_2532 posted by (C)maiko

伊予ICから松山道で一気に西条市へ。
初日の宿は「西条国際ホテル」で、夜はもっちょ夫妻と居酒屋で再会を果した。
Posted at 2014/11/06 18:43:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅行/地域

プロフィール

「【加計学園問題の国会参考人招致】青山氏の本質をつく質疑はおろか、加戸前愛媛県知事の四国、ひいては日本を憂う熱い発言を一切無視するTV報道は、正に『報道しない自由』で国民を印象操作するマスゴミの典型である。」
何シテル?   07/11 14:06
2005年6月からALFA GT 3.2V6に乗り換えました。 日本全国徘徊中~。 目標、全都道府県制覇!!
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