
今年も残り少なくなった12月後半。
20日~21日にかけて「もげら団」の忘年会だった。
今年の場所は、団長の一声で寒気団と台風並みの低気圧の接近で気象が悪かった東北地方の新潟県。
ここ数年の旅先は、車でしか移動していなかったために鉄道での移動は久々で新鮮だ。
昼前に新潟駅で集合し、団長プランで軽く観光となった。
一般的には違うかもしれないが、団長のイチオシだという“サイトウさん家(ち)”へ向かう。
『サイトウさんちって何?』と思ったら、旧齋藤家別邸ということだった。
IMG_3568 posted by
(C)maiko
旧齋藤家別邸とは、明治から昭和初期にかけて新潟県の三大財閥の一つに数えられ、衆議院議員、貴族院議員を歴任した豪商・四代齋藤喜十郎が大正7年に建てた別荘だ。
砂丘地形に深山幽谷の趣きに仕立てた回遊式庭園を持ち、庭園を眺めることに徹した作りになっている。
戦後は建設会社社長の私有物となったが、2005年に公有となって一般公開された。
IMG_3589 posted by
(C)maiko
苔が綺麗な灯篭にはちょっと食い付いてしまった。
IMG_3600 posted by
(C)maiko
写真では現せなかったが、1階の窓ガラスは、表面が平滑ではなく昔のガラス板よろしく表面が歪んでいる。
新緑の季節や紅葉の秋は大そう綺麗なようだが、この季節では彩りが少なくちょっと残念だ。
IMG_3574 posted by
(C)maiko
2階からの眺めも良く、屋久杉を使った竿縁天井となっている。
期待せず見学した旧齋藤家別邸だったが、予想外にも良かった。
IMG_3580 posted by
(C)maiko
突如として現れた、全く有り難味の無い仏像。(汗)
IMG_3585 posted by
(C)maiko
宿泊は、新発田市にある
月岡温泉旅館 村上館・湯伝。
月岡温泉は硫黄成分濃度が高く、国内で2番目の含有量を有し、湯はエメラルドグリーンの色をしている。
大正4年、石油需要が高まりにより一帯での油田掘削が盛んになり、この月岡も中小企業が中心となって掘削したところ原油ではなく大量の温泉が湧出したという。
硫黄成分が多いことから肌がスベスベとなり、「磐越三美人湯」の一つにもなっている。
また、油田候補地であることから源泉には原油も多少混じっており、分離はしているものの極々微量ながらも油成分が混じっている。
約30年ほど昔に月岡温泉に泊まったことがあり、現在の老化した肌でもそれなりにスベスベ感が得られた。
IMG_3610 posted by
(C)maiko
冬の新潟といえば、ズワイガニ。
IMG_3615 posted by
(C)maiko
“蟹LOVE”の団長も満足していたようだ。
IMG_3620 posted by
(C)maiko
2次会は、歳の若い順に脱落していく…。
IMG_3621 posted by
(C)maiko
翌日は朝から雪となり、ゆっくりと宿を出発して弥彦神社へ。
IMG_3625 posted by
(C)maiko
IMG_3636 posted by
(C)maiko
IMG_3643 posted by
(C)maiko
IMG_3668 posted by
(C)maiko
昼食にと向かったのは、燕三条系ラーメンの代表とも言われる『杭州飯店』。
いつもは行列になるというのだが、さすがにこの気象状況では並ぶことはなかった。
IMG_1214 posted by
(C)maiko
杭州飯店の中華そば(らーめん)の特徴は、濃い目の醤油味に少し歪な極太麺、それにタップリの背脂だ。
このスタイルの元祖は、燕市で営業していた「福来亭」(閉店)といわれ、周辺の洋食器や金物工場への出前の際に工場労働者たちの要望を汲んだ結果なのだという。
・力仕事が多く、高温での作業環境が多い工場労働者向けに塩辛いスープ。
・届けられてもすぐに食べることが出来ない不規則な労働時間であるため、伸び難い極太の麺。
・.冷め難く、まろやかなスープのために背脂で覆う。
というのが理由らしい。
また、地元では「福来亭系」、「杭州飯店系」、「燕系」などと呼ばれることもあり、更には、福来亭・杭州飯店など「醤油の風味」を効かせた“旧派”、醤油の風味よりも煮干だしを強めに効かせた“後期旧派”、醤油煮干だしの他に「桃」といった変わりだねをだしに効かせた“新派”といった具合にも分類されることもあるという。
ちなみに、福来亭の経営者と杭州飯店の経営者は親族とのこと。
味はというと、確かにスープは醤油味が非常に強く、だし味と風味が少なく個人的には“美味いスープ”とは思えず、残ったスープだけを飲む気にはなれない。
しかし、何故か麺と一緒に口に入ると非常にまろやかで美味く感じるのが不思議だった。
IMG_1223 posted by
(C)maiko
店内で提供される水のコップなのだが、実はモロゾフのプリンのコップなのだ。
数を考えると、いったいどうやって集めたのか気になってしまう。
IMG_1220 posted by
(C)maiko
昼食後は、有名な寺泊へ。
ここへも約30年ぶりの訪問となった。
当時は、関東の台所よろしく有名になりつつあって関東からも客が押し寄せ始めたころだったか。
その後は商売が天狗になってしまったのか、あまり良い話を聞かなくなったし、関東からはもっと近い茨城の那珂湊が台頭してきたこともあってかかなり寂れたようだ。
しかし、昨今は持ち直してきているようで、商品も価格の割りに質が良い感じがする。
IMG_1224 posted by
(C)maiko
15時頃、燕三条駅で一応の解散をした。
新潟空港から飛行機で帰る予定だった団長は、雪のために欠航となって否応無しに重い手土産を持って新幹線で帰ることに。
今年は「もげら団」としての活動は特に無かったが、それ故に、忘年会として顔を合わせるのは楽しい。
昨年の京都、今年の新潟、来年は○○(かもしれない?)と、「もげら団」の会合は北から南まで全国で行われることになるのかもしれない…。(汗)
※この記事は、
忘年会^^と
もげら団忘年会~♪について書いています。
Posted at 2014/12/23 18:46:03 | |
トラックバック(1) |
旅行 | 日記