スバルのストロングハイブリッド

スバル待望のストロングハイブリッド、その実力は？
スバルファン待望のストロングハイブリッドがついに搭載されました。燃費が重視される時代に、スバルも電動化に本腰を入れた形です。しかし、その内容は、手放しで喜べない部分もあるようです。

水平対向エンジンの宿命か、レイアウトの苦しさが目立つ

公開されたエンジンルームの写真を見ると、ストロングハイブリッドシステムの追加部品によって、スバル自慢の水平対向エンジンの上に新たなデバイスが搭載され、システム全体が大型化している点が気になります。



同じハイブリッドシステムを採用するトヨタRAV4と比較すると、その差は歴然です。コンパクトにまとまったRAV4に対し、クロストレックのエンジンルームはスペース効率の悪さが目立ちます。

性能面でも課題？

直列4気筒ストロングハイブリッドと比べて、燃費性能にも悪影響を与えている可能性があります。コンパクトでは無く熱容量が大きい為、エンジンが本来の性能を発揮する最適な温度に達するまでに時間がかかり、燃費が悪化する可能性も考えられます。これは元々水平対向エンジンの欠点でも有るが、エンジンの稼働時間が減るストロングハイブリッドではより暖まり難いです。

さらに、「低負荷時＋直進時」にはFF走行になるなど、フルタイムAWDを諦め燃費を追求しています。
しかし、動力性能、燃費性能ともにRAV4に劣るという結果になっています。水平対向エンジンへのこだわりが、逆に足枷となっているようにも感じられます。

水平対向エンジンとの未来

スバルの発表では、全車EV化の方針なので、水平対向エンジンは無くなる方向です。
スバルが開発したサンバー（直列４気筒）のユーザーとして、
直列4気筒でも、他のメーカーと違うスバルらしさが有ります。
なので、ストロングハイブリッドなら水平対向エンジンより
直列4気筒の方が良いと思います。