「もはやハイブリッドは特別な車ではない」　プリウスが2009年の新車販売台数で１位を獲得

『８日発表された０９年の車名別新車販売ランキング（軽自動車を含む）は、２０万８８７６台（前年比約２．９倍）を売ったトヨタ自動車の「プリウス」がハイブリッド車（ＨＶ）として初の首位を獲得し、ＨＶが本格普及期に入ったことを示した。今年はホンダが新型ＨＶでプリウスを追うほか、日産自動車が秋に電気自動車（ＥＶ）「リーフ」を発売。軽自動車メーカーも燃費向上や低価格路線で巻き返しを目指し、エコカー市場の覇権争いは一段と激化しそうだ。』
～1/9付けmainichi.jpより～

　1/8に日本自動車販売連合会（自販連）が発表した2009年の新車販売台数ランキングで、20万8876台を販売したプリウスが首位を獲得しました。このblogの記事のタイトルの通り、「もはやハイブリッドは特別な車ではない」と言えますね。確かに街中を走っているとプリウスを頻繁に見かけるようになりました。５位にランキングしたホンダインサイトと共に、2010年もハイブリッド車が市場を牽引するのは間違いなさそう。

　2009年のランキングを見ていると、エコカー減税に対応しているか否かで明暗が分かれていることも読み取れます。かつて首位の常連だったトヨタカローラは、2009年は６位。販売台数は首位のプリウスの半分以下です。カローラは昨秋のMCで燃費性能を改良してようやくエコカー減税の対象となりましたが、エコカー減税への対応の遅れによって消費者がライバル車に流れてしまったようです。消費者が購入した新車の７～８割がエコカー減税の対象車という現実を考えると仕方がないのかも。カローラは来年あたりにフルモデルチェンジする予定ですが、次期カローラは「カローラ」ではなく別の名前になるという噂も一部のマスコミで報道されています。

　民主党への政権交代でエコカー減税がいつまで続くのか分かりませんが、今年登場する新型車（ex.ホンダCR-Z、日産リーフ、トヨタプリウスプラグインHV）などに注目ですね。