ガイアの夜明け　日産「GT-R」開発 独占取材365日 を観ました

　10/26のブログでお話ししました「ガイアの夜明け」の日産GT-R特集が今夜10:00からテレビ東京系で放送されました。
　トップシークレットとされる新車開発の最前線の現場にテレビカメラが入ることは非常に珍しいことなので、私も興味深く見させて頂きました。永久保存版として番組をHDDレコーダーで録画しておいたのは言うまでもありません。
　番組中で最も印象に残った場面は、ドイツのニュルブルクリンクでのテスト走行の様子。GT-Rが世界トップレベルの7分39秒のタイムを叩き出したシーンには思わず身を乗り出して見入ってしまいました。また、GT-Rの開発責任者が販社担当者向けの説明会で、出席者からの「いいクルマは売れるクルマと言えるのですか？」という質問に対して「GT-Rは感性で売る車」と答えた一言が妙に心に残りました。番組中に一般消費者の声として「近頃の国産車は家電製品化していて面白くない」という意見が紹介されていましたが、言われてみれば最近「感性に訴える国産車」って稀少ですね。値段が安くて使い勝手が良くて経済的な「生活家電のようなクルマ」は確かに今のご時世においては売れるのでしょうが、そのような風潮に対するアンチテーゼがGT-Rの復活だったのでしょう。コンセプトは多少違いますが、GT-Rとほぼ同時期にデビューしたスバルのインプレッサWRX STiも「感性に訴える」クルマのひとつですよね。
　国内の新車販売が低迷して若者のクルマ離れが話題になっている今日この頃ですが、GT-Rのような感性に訴えるクルマの登場をきっかけに自動車市場が活性化することを願ってやみません。

　テレビ東京の系列局は他と比べると少ないですが、番組をご覧になった方いますか？