SALLY＠DJ5FSのブログ一覧

　新型フォレスターに試乗してきました。
　試乗したのはホワイトパールのXS。新開発のDOHCエンジンを搭載するグレードで、メーカーオプションのアドバンストパック（17インチアルミとスポーツルミネセントメーターのセット）、HID、パワーシート、スポーティパック、フロントシートヒーター、クリアビューパックが装着されていました。
　展示車を見た第１印象ですけど、「結構カッコイイじゃない！」という感じ。スタイリングには特に強い個性はありませんけど、逆を言えばそれだけ万人受けするスタイリングということでしょう。室内はFMCでサイズアップしたお陰で、先代とは比べものにならない程広くなっています。前席はフロントウインドウの傾斜がきつくなくて開放感があり、後席はヒザ周り肩周りともに余裕があります。ダブルウィッシュボーンを採用したリアサスによりラゲッジルームは特に横方向が広々。ラゲッジルームのレバーを操作すると後席の背もたれが前に倒れるワンタッチフォールディング機能を装備して使い勝手も上々。
　さて、早速試乗車に乗り込んでATのシフトレバーをDにシフトして試乗開始。今回はディーラー担当者が「自由に乗ってきてください」と言ってくださったので、普段私が通る生活道路を中心に走ってみました。運転席からの視界はアップライトなポジションにより非常に良好。側方および後方の視界は遮るものが少なくてGOODです。ボンネット左前方にはこの手のSUVに装備されている補助ミラーがあります。かっこ悪いという方もいらっしゃいますが、法令で装着が義務付けられているので、是非安全運転のために有効に使いましょう。
　気になる新開発のNAエンジンの走行フィールですけど、以前試乗したインプレッサ20S（こちらは同じ２Lでもシングルカムエンジン）に比べると車重が110kg重いので、軽快な感じは余りしませんが、特に力不足は感じません。走行中のノイズはよく抑えられています。ただ、少し気になったのは、加速中に2,500rpm付近の回転数でバルクヘッド越しに聞こえてくるこもり音が耳障りに感じました。私のインプレッサ15Sよりも明らかにノイジーです。試乗車だけ偶々そうだったのかも知れませんが、これは早期に改善して欲しいです。スバルの登録車で初めて採用された電動パワーステアリングの操作フィールは良好で、従前の油圧式パワステと比べて違和感はありません。
　フォレスターのトランスミッションは4速ATと5速MTが選択できます。ATが未だに4速なのは議論が分かれるところです。重くてコストが高くなるので不要という意見もあれば、他社が5ATやCVTを設定しているので顧客ニーズに応えるために必要という意見もあります。私はやはり5速以上のATかCVTを設定すべきと思います。理由は単なる流行だからという理由だけではなく、フォレスターの走りの良さを引き出すためにはATの多段化は急務だと感じているからです。新型インプレッサが出たときにも述べましたが、4速AT車で急な登り坂を走っていると３速では力不足だけど２速ではエンジンが回りすぎるというシチュエーションが多々あります。先の新聞報道でもありましたように、富士重工業は水平対向エンジン用のCVTを2009年から順次搭載を開始するとのことですので、もしかしたら次のマイチェンでCVTがフォレスターに載るかも知れませんね。
　サスペンションはどちらかというと乗りごごち重視のマイルドなセッティング。インプレッサよりも車高が高い分コーナーではロールが早めに出ます。個人的にはもう少し硬めのサスが好みです。
　試乗コースには対向車と離合するのがやっとの狭路がありますが、やはり全幅が５ナンバー車より８cmも広い1.78mなので離合の際に気を遣います。（これは馴れで解消するかも）
　試乗の際に燃費計をリセットして燃費を計測してみたところ、11.4km/Lを計測。市街地と流れの良い郊外路が半分づつという条件ですが、２LのAWDということを考慮すると大健闘だと思います。新型フォレスターのNA車で新たに採用されました電動パワステ等の省燃費対策が効いているのかも。
　フォレスターのライバルとしては、トヨタRAV4、日産エクストレイル、日産デュアリス、ホンダCR-V辺りが該当すると思いますが、排気量や価格で直接ぶつかるのは日産デュアリスでしょうか。それぞれイイところがあるので悩むところです。後々NEWフォレスターに2.5Lが追加される・・・ことに期待ですね。
　正直言って私も新型フォレスター欲しくなりました。全車に横滑り制御装置が標準装備されてこの価格はお得です！私ならXSの5速MTにアドバンストパック等を装備したものをチョイスします。(^_^)