前回の記事の続きです。

八鶴湖。
雄蛇ヶ池、ときがね湖を訪ねたついでに、こちらにも行ってきました。
江戸幕府初代将軍徳川家康が鷹狩りのために造営させた御殿(東金御殿)の庭池として作ったものです。
この地にもともとあった小さな池を、御殿からの眺望を良くするために拡張したそうです。
桜の季節は「東金桜まつり」として2週間ライトアップされるそうです。
その季節に行ってみたいけど、2週間もやるくらいだから、おそらくすごく混んで駐車できないでしょうね。

後ろの山は、東金城址です。
戦国期に上総酒井氏の一族が築城したと伝わっています。
家康の東金御殿は、現在の東金高校と東金城址と一部重なるようです。

本漸寺山門。
八鶴湖の湖畔には、上総酒井氏の菩提寺の鳳凰山本漸寺があります。
上総酒井氏の出自には、美濃土岐氏の一門説、三河酒井氏の一門説、千葉氏の一門説等諸説あります。

本堂。

本堂前に狛犬が安置されています。

家康公お手植えの蜜柑。
境内に家康が駿府から取り寄せて植えたと伝わる蜜柑の木があります。
代替わりして、現在は四代目とのことです。

最福寺山門。
八鶴湖を挟んで本漸寺の向かい側に安国山最福寺という日蓮宗系の寺院があります。

大黒殿。
運慶作と伝わる大黒天像が安置されています。

本堂。
本漸寺と同様に、本堂前に狛犬が安置されています。

最福寺第七世住職の日善上人と家康の像です。
家康が鷹狩りで東金御殿に来た折に会談したそうです。
その後も家康と親交があり、大阪冬の陣の直前にも駿府城で会談したと伝わっています。
Posted at 2019/06/08 01:02:23 | |
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