最近よく訪ねているみんカラブログで、数日前に千葉県鴨川市の「魚見塚展望台」の記事を見ました。
今までに何度か訪ねたことがある場所だったので、懐かしく思いました。
本日鴨川に行く用事があったので、ついでに寄ってきました。

魚見塚展望台と隣接する一戦場公園の芝生広場です。
入った瞬間、目の前を小鹿らしき動物が走り抜けていきました。
急いでカメラを構えましたが、既に視界の外でした(^_^;)
野生の鹿でしょうか!?
ここは平安時代の末期に源頼朝が石橋山の合戦に敗れて落ちてきた際に、頼朝を襲おうとした地元豪族の長狭氏と頼朝の家臣三浦義澄の軍勢との戦いがあった場所です。
この辺一帯は、戦国時代には安房里見氏によって軍馬を育てる牧場となり、江戸幕府に引き継がれました。

一戦場公園の横を坂道が続いています。

展望台が見えてきました。
ここには、南京錠を取り付けて永遠の愛を誓うことができるようになっている部分が何ヶ所かあります。
ずっと前に、当時つき合っていた人と来たことがあるのですが、『その時はやらなかったな』と、ふと思いました。
やらなくて正解です。
僕が相手では、きっと幸せにはなれないから。

展望台には女性の像が建っています。
展望台の少し先に行って、木々の間から撮影してみました。

展望台に上がって、真下から撮影。

後ろ姿。
羽衣を纏った天女でしょうか?

鴨川の街と太平洋。

鴨川を後にして、山の中を走り、今度は反対側(東京湾)に抜けました
ここは、安房郡鋸南町の大黒山です。
長年、通りかかる度に、山の上の建物が気になっていました。
『いつか行ってみよう』と思いながら、行けずに何年も経ってしまいました。

山の上にお城のような物が見えます。
平成2年に鋸南町30周年を記念して建てられた展望台です。
天守閣を模しているのは、かつてあった安房勝山藩の藩庁(勝山城)にあやかってかと思われます。
本物の勝山城には、おそらく天守閣はなかったと思いますが。
入り口がわからず、ぐるっとほぼ一周してしまいました。

かなり離れた駐車場に停めて、徒歩でぐるっと廻って、ようやく入り口を発見。
逆回りで廻っていたら、もっと近かったようです(^_^;)
お寺の観音堂の裏手から登れるようです。
ここのお寺には、大きな二つ引き両の紋が付いていました。
二つ引き両は、かつて安房を支配した里見氏の家紋です。
里見氏所縁の寺院かと思ったのですが、なんと室町幕府初代将軍足利尊氏所縁の寺院でした。
足利氏も二つ引き両の紋を使っています。
足利氏は里見氏と先祖を同じくする一族で、里見氏を分家筋の一族とするなら、足利氏は総本家のようなものです。
大黒山には上り口がもう一つあり、そちらから登っていたら足利氏所縁の寺は見つけられなかったかもしれないので、ラッキーでした。

この日2回目の山登り。
1回目の魚見塚展望台に行く道は、ちょっとした散歩という感じでした。
ここは斜面が急できついです。

ようやく展望台が見えてきました。

展望台からの景色。
展望台のすぐ傍にあった説明板で、勝山城の主郭がすぐ近くの八幡山にあったということを知りました。
現在、跡地は八幡神社になっているとのこと。
ついでだから、そちらにも行ってみることにしました。

展望台を下りて駐車場に向かう途中で見つけた猫。
飼い猫のようです。

駐車場に向かう途中に渡った川に錦鯉が泳いでいました。
ここは海から50m位の場所です。
かなり塩分濃度が濃いはずです。
鯉の生命力は凄いですね。

この日3回目の山登り。
大黒山展望台の時と同じくらいきつかったです。
普通に開けた場所を想像していたので、八幡神社まで車で行けると思っていたのですが、まさかここでも山登りをすることになるとは・・・(T_T)
どうも予想していたよりも神社の規模は小さかったようです。

鳥居を発見。
この鳥居の大きさからして、当初の予想とは全然違っています(^_^;)
この前が結構平らで広くなっていたので、ここが勝山城の主郭跡かもしれません。

社殿に到着。
何も書いてありませんでしたが、おそらくここが八幡神社なのでしょう。
今回は、ドライブというよりもハイキングでした。
Posted at 2017/05/27 20:33:42 | |
トラックバック(0) |
ドライブ | 日記