少し遡りますが、7月19日に、千葉県館山市八幡にある「鶴谷八幡宮」に行ってきました。
平安時代の初期に安房国総社として創建されました。
源頼朝が鎌倉幕府を開いて以降、源氏信仰的な影響を受けて八幡宮となりました。
もともとは館山市と隣接する南房総市にありましたが、鎌倉時代に現在地に遷座しました。
史料によっては、鎌倉の鶴岡八幡宮の鎮座地とよく似た地形を選んで現在地に遷座したと書かれているものもあります。
源氏の一族との関わりは深く、源頼朝が安房に落ちてきた時にこの神社に詣でて武運長久を祈ったと伝えられています。
後に鎌倉幕府第三代将軍源実朝が社殿を造営しています。
室町時代後期には、安房里見氏がこの地を支配し、社殿の造営を行なっています。
里見氏は、代々、主君に当たる足利氏の武運長久をこの神社に祈願しています。
里見氏も足利氏も頼朝とは祖先を同じとする源氏一族です。
神奈川県鎌倉市の「鶴岡八幡宮」、千葉県市原市の「鶴峯八幡宮」と並んで「関東の三鶴八幡」と呼ばれているとのこと。
この神社の境内で説明板を読むまで「三鶴八幡」なんて聞いたことがありませんでした。
Posted at 2017/09/30 08:50:22 | |
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