2009年09月03日
前にもちょっと書いた事があるかもしれませんが、エンジンがかかっている車の電装品は、オルタネーターからの電流で動いているんです。
バッテリーは、オルタネーターから見れば充電電流を「消費」する電装品です。
某所の掲示板でちょっと気になる書き込みがあったので、それをふまえて簡単な実験をしてみました。
まず、エンジンをかけます。
この時、オーディオや空調等の電装品は全てOFFにします。
で、おもむろにバッテリーのマイナス端子を外します(爆
ハイ、問題なくアイドリングしてます♪
(この時点で、バッテリーマイナス端子へのアーシングやコンデンサ系のチューニングは全否定ですネw)
ここから、徐々に電装品のスイッチを入れていきます。
・オーディオON 問題なし
・車幅灯ON 問題なし
・ヘッドライト(HID)ON バラストの立ち上がりでちょっとチラつき、アイドリングがバラける
・ブロアファン(AC)を最大風量でON HIDがチラつき、オーディオが暗転、アイドリング低下
・ブレーキON HID消灯、アイドリングがハンチング(^_^;
・リヤデフォッガーON エンジン停止w
ワイパーONまでたどり着けませんでした(^_^;
エンジンが回り続ける為には、燃料ポンプ、インジェクタ、イグニッションコイル、そして何よりECUが消費する電流が必要です。
新型車解説書には、充電発電機の出力は【12V 45A】と記載されているので、単純計算で540W以上の消費電流が有れば、電力不足になります。
この状態になって初めてバッテリーから電流が流れるわけですね(o^_^o)
今回のテストでは、エンジンはアイドリングだったので発電量はかなり少なかったハズです。
それでも走行に最低限必要なヘッドライトとブレーキランプ程度なら問題なく駆動出来ますね。
例えば出先でバッテリーが上がってしまっても、押し掛けでもジャンパコードでもとにかくエンジンさえかかってしまえば、何とか家や最寄りの修理工場までは走れるはずですね。
極端な話、スターター駆動時以外はバッテリーは要らないんですよw
(オイラが高価なバッテリーを必要としないわけはココですw)
まぁコレはウチのT-TOPのような「ちょっと古い」車の場合ですがw
最近の省燃費車は、センサーでバッテリーの消費電流を監視していて、満充電になると充電電流をカットしてオルタネーターの負担を軽減してます。
なので、最新の車で不用意にアーシング(w)なんてしちゃうと、逆に燃費が悪化しちゃうかもしれません(^_^;
自分の車は、エンジンブロック~ボディ~バッテリーのアース線のみ強化してますが、
コレは純正と同じ配線を強化しただけですw
Posted at 2009/09/03 19:24:46 | |
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