のうてんき。の愛車 [
スズキ ジムニー]
オイルキャッチタンクはジムニー(JB64W)には必要無い
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あくまでも「個人的な意見」です。異論は認めるw
(画像はイメージです)
そもそもオイルキャッチタンクとは?
サーキット等で自動車競技を行う際、大気開放されたブローバイガスに混じったオイルがコース上に出る事を防ぐために設置が義務づけられている装備で、ブローバイガスからオイルを分離・貯蔵する構造になっています。
ブローバイガスとは?
エンジンの構造上、シリンダーとピストンリングの隙間からごくわずかですが燃焼・未燃焼のガスやオイルミストを含んだ気体が漏れます。これをブローバイガスと言います。
通常ブローバイガスは、ヘッドカバー等から排出されて吸気系に戻されますが、競技車両では性能向上のために大気開放される事が多いです。しかし、競技・スポーツ走行時の振動等のためブローバイガスにエンジンオイルが混入しやすくなるので、オイルキャッチタンクが必要になります。
普通に一般道を走っていて、ブローバイガスに多量のオイルが混じる事はほぼありません。
数千キロ程度の街乗りでキャッチタンクにオイルが溜まるようなら、すぐにディーラーや整備工場で点検を受ける事をおすすめします。
よく「こんなに溜まったよ!」的な整備手帳を見かけますが、それはほとんど「水」です。
燃焼ガスには多くの水蒸気が含まれるため、ヘッドからタンクまでのホースを通る間に冷却されて水滴になったものが溜まった結果です。
紅茶のような琥珀色をしている事が多いですが、ガスに含まれる成分によるものです。
オイルはその表面に薄く油膜が出来る程度しか出て来ません。
ジムニーの標準では、ヘッドカバーからごく短いホースを介してすぐにエアクリーナーに繋がっているため、水滴になる間もなく吸い込まれてしまうのでほとんど気にする事もありませんが、それでもエアクリーナーエレメントの一部がオイルミストや水分で湿ったようになるのは仕方がありません。
しかしコレは、定期的にエレメントを交換してその際に清掃すれば良いだけの話。
結論として冒頭に戻ります。
とは言え、異論は認めます。
「俺はエアエレメントが湿ってるのは許せない!」
と言う方もいらっしゃるかもしれませんので(^_^;
「エンジンルームに光り物があるとカッコいいじゃないか」
というのは同意するw
ただし、パーツメーカーや販売店の「R06Aはブローバイが多いから」等という「セールストーク」にはくれぐれもご注意を。例えブローバオガスが多かったとしても、オイルはほとんど出ません。新車から数年・数万㎞程度でそんな状態になるようでは、とっくにメーカーがリコールを掛ける案件です(^_^;
カテゴリ : エンジン廻り > その他 >
その他
目的 | 修理・故障・メンテナンス |
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作業 | DIY |
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難易度 | ★ |
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作業時間 | 30分以内 |
作業日 : 2023年03月05日
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