
中古で購入したPanasonic LUMIX DC-G9 2018年発売のハイエンド機 最近、グリップラバーが剥がれてしまいました。
例によってDIYで修理します。
ネットを検索しますと同様の症状が結構記載されていましてメーカーで修理した、接着剤で補修したなどが掲載されていました。
私的にはこの手のものは両面テープで貼るのが再補修性や仕上がり面で無難だと思います。
まず、修理箇所のグリップラバーをはがします。ドライヤーで熱を少し加えますと簡単に剥がれました。
裏面、純正もやはり両面テープで対応していました。古い両面テープは、このように手でこすりとり剥がします。その後、アルコール類、シールはがしスプレーなどで表面をきれいに整えます。
剥がれやすい原因としてカメラを右手で保持するときラバーに力が加わります。経年変化でラバーが伸びてボディ側形状に上手く収まらなくなりラバーが自然に浮いてくるようです。
今回、この対策として伸びたラバー分を0.2mm幅でカットして補修後にラバーにテンションがかからないようにしました。
次に、どの種類の両面テープで対応するかですがグリップラバーの材質が何か分からないので困りました。
「熱硬化性エラストマー」で検索しても、天然ゴム(NR)、シリコーンゴム(SI)、フッ素ゴム(FKM)、スチレンゴム(SBR)ブタジエンゴム(BR)、エチレンプロピレンゴム(EPM)、エチレンプロピレンジエンゴ(EPDM)、ウレタンゴム(U)、アクリルゴム(ACM)、ブチルゴム(BR)などがあり今回の素材は何か?はっきりしません。
自動車補修時に使っているポリプロピレン用の強力両面テープで試しましたがグリップラバーにはしっかり貼りつかず強度が出ませんのでNG。
試行錯誤の結果、この日東電工 超強力 塩化ビニル用両面テープ 厚さ0.17mmが一番強度が出ましたので採用決定。軟質塩化ビニル対応なので可塑剤への対抗性もあり期待出来そうです。
ラバー形状にあわせて両面テープをカット、ラバー裏側全体に貼り付けます。
カメラ側、ラバーを剥がした部分です。分解組立固定用の隠しネジもありますので、修理分解に備えて、やはり接着剤の使用はNGだと思います。
SDカード側カバー上のラバー剥がれも同様に対応。ラバー伸び分で下端を0.3mmカットしました。
修理完了。
数日間たっても剥がれ、ラバーの浮き現象も無く良好です!!
他メーカーのデジタルカメラのグリップラバーの補修にも使えると思います。
ネットで色々と検索しましたが、この方法がスマートで貼付け強度も出ますしお薦めです。ご参考になれば幸いです。
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Posted at
2024/05/07 00:38:05