2006年11月29日
昨日は自分が少年時代を過ごした場所を尋ねて感激したところまででした。
今回はその後…
なにやら、懐かしいのだけれど変わってしまった景色と環境に驚きと戸惑いに似た感情を抱いたまま同窓会の会場である深草(京都市伏見区)へ向かうべく電車に乗った。
この電車は高校時代毎日通学に利用していた電車(京阪電車)です。
人込みが嫌な当時の私(今も人込みは嫌!)は大阪市内方向にある学校ではなく、郊外にある学校を希望した。
当然当時の自分の学力で入学できるであろう学校は絞られてしまうが、それよりも満員電車が嫌だった…
途中、我が高校のある駅を通過した(急行に乗っていたので通過、どうせ時間が無くて高校には寄れなかったし…)とき学校の校庭のネットが見えたのだが、学科が増えている様子だった。私の頃は普通科のみだったのだが、普通科、英語科、あと一つなんたら科?の3学科になっていて驚いた。
通過した駅には見慣れない制服の学生達が電車を待っていた。
学校のHPを覗いたときに制服が変わっていたことは知っていたが、実際に目にするのは初めて(とはいっても車窓からの一瞬ではあったが)で、今風のブレザー姿に何故か違和感を感じた。やはり学生服がイメージなんだな…
会場の料亭には集合時間より随分早く着きそうだったので、周りを探索わけでもなく散歩してみた。
伏見の山は丁度木々が色付き始めたらしく、ご年配のカップルや団体さんが沢山歩いておられた。
(今度は奥方を連れてくるかな?京都は新婚旅行以来だ)
私はあの方達の年齢になったとき、あのように楽しそうに奥方と歩けるのだろうか…なんて要らない事を考えてしまった…(捨てられないようにしなくては)
さて、散歩のあと料亭に到着したが誰もまだ来ていない…
一人で座敷に座っているのも嫌なので、玄関で待つことにした。
程無く十人ほどの団体が近づいてくるのが見えたが、同級生なのか確認できない。
おっさんばっかりである。
その仲の一人に見覚えのある顔をを発見!
この時点でこのおっさんの団体が同級生であることが分かったのだが、なんとまあほんとに文字通り「おっさん」である。
向こうも玄関前に立っているのが「私」であるとは分からなかったよう(という事は私も「おっさん」?)で、気が付くまでの少しの時間のあとは皆で再会をよろこんだ。
女性軍は少し送れて全員で参上したが、これまた街で会ったら絶対分からないだろうな…
3年生の時の担任の先生も一緒に「すっぽん」を美味しく頂きながら、昔の話に花が咲いた。
途中、一人一人近況の報告タイムが用意されていて、当時の出席番号順に報告したのだが、皆の年齢が同じなので子供の数の違いこそあれ、ほぼ似たような家族構成である為話に親近感があって状況はすぐに把握できた。
気が付いたのは、皆子供達が独立し始めている年齢ということで、末っ子の就職が決まった者は口々に「肩の荷が下りた気がする」と言っていた事。
私も下の娘が就職が決まって「ほっとしている」のではあるが、「肩の荷を下ろす」つもりは今のところ無い。そんなに簡単に落ち着いてたまるか!
いくつ実現出来るかは分からないが、私にはまだまだやりたいことは沢山あるんだ。体が持つ限り隠居はしないぞ!なんて心の中で強がりを言ってみた…
あとは親の介護の問題…これは結構重かった…何も言えなかった…
私の両親は他界しているし、奥方の母親が元気でいるだけだが、ご本人75歳を過ぎても毎日軽自動車を運転して走り回っておられる。奥方の兄と同居しているので私達は何の心配も無く、時折かかって来る「愚痴」の電話が元気で暮らしている印と思って気楽に構えている。
皆、体を壊さないでいて欲しい…
宴も終わりを告げ、2次会へとなだれ込んだが、おじさん、おばさんはめっきり夜に弱い…
早々と切り上げ、名残は惜しいが各々帰路に着いた。
毎年11月にこの同窓会は定期的に行っているとのこと。
今回は参加出来たが、今度はいつ参加できるか…
今回、本当に久しぶりに自分の少年時代に戻れたことが嬉しかった。
実際あの頃に戻れるなら
戻りたい…
Posted at 2006/11/29 20:17:30 | |
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