スイフトスポーツのＡＢＳ

重箱の隅をつつくような物ですが、今日、スイフトスポーツで旋回ブレーキをやってみました。
結果は、一瞬ブレーキが抜ける感じがしますが、すぐに接地している方のタイヤの制御に入り、ちゃんと止まることが出来ました。廉価版の車のＡＢＳなので、ちょっと心配だったのですが、これならＡＢＳに頼っても大丈夫そうです。
以前所有した車で、ＡＢＳが着いていた車はほとんど、接地を失ったタイヤを転がそうとして、ＡＢＳがすべてのブレーキを緩めてしまい、ノーブレーキ状態になってしまう物でした。制御時間はたいがい１秒位。この１秒後にロックしたタイヤが転がっていればＡＢＳは解除されますが、ブレーキを踏み続けた場合、接地を失ったタイヤはまたロックしてＡＢＳの制御が入るので、ブレーキペダルを力一杯踏み続けた場合、車は減速できない状態が続きます。
ＦＦの車は特に、普通の状態で前が重く、後ろのタイヤは引きずっているだけなので、この状態に陥りやすいです。
ちなみにまっすぐに止まるのはどこの会社の車も同じように止まります。
旋回ブレーキなんて、普通の人はやらないと思われがちですが、たとえば急な山坂道の下り、日光のいろは坂とかを普通に下っているとき、下りの急カーブを曲がり始めたときに渋滞の最後尾を見つけたとします。ここでブレーキを強めに踏むと、前加重で旋回状態になっている車の後ろのイン側のタイヤは簡単にロックして、同じような状態になります。最悪は冷凍ブレーキ状態のまま追突．．．。
某ビデオ雑誌での旋回ブレーキテストでは、最新の日本の車はみんなちゃんと止まれるようでした。みんな同じメーカーのＡＢＳシステムを使ってたりして．．．。
ワーゲンのゴルフⅤは．．．ちょっと古いＡＢＳのようです。
旧式のＡＢＳ付きのＦＦ車は気を付けた方が良いです。
ちなみに僕のインテグラは、ＡＢＳ付いていません．．．。