OBDelevenコーディング準備編

OBDeleven(OBDイレブン)とは、車両のエラーを診断・リセットしたり、初期状態で有効化されていない様々な車両設定をスマホを使っていじれるようにするツールです。

類似のツールにCARISTAやVCDSがあります。CARISTAはいじれる箇所が限られているがスマホで簡単操作、VCDSはドングルでOBD2端子とノートPCを繋いで色々いじれる上級者向けのものです。

OBDelevenは両者を足して2で割ったようなツールですが、どちらかと言うとスマホ操作や英語を苦手としない上級者向けのものだと思います。

OBDelevenのアダプタを公式サイトやヤフオクなどで購入します。Android用とiPhone用があります。

公式サイトで購入するとアカウント作成から初めてのコーディングまでのサポートがついてくるようです。

私はヤフオクでAndroid用アダプタ単品(8980円)を購入しました。

届いたアダプタを運転席の下にあるOBD2端子に挿そうとしましたが、アダプタの端子部の長さが短かすぎて浅くささってしまい通電しませんでした。通電するとアダプタに赤いランプが点灯するはずですが点灯しません。なんてこったい。

そこで運転席下のパネルのトルクスネジを外してOBD2端子を外して直接挿そうとしましたが、ガッチリツメが利いてて外れません。
みんカラやネットでVW/audiのOBD2端子の形状を調べるとツメ3箇所で止まっている様子。
運転席側のツメをシールはがし用のヘラ(100均産)で押さえてOBD2コネクタを上方向に押しつつ、逆側のツメの一つをマイナスドライバーでつついていると外れてくれました。
目視確認が難しい場所の真夏の作業なので汗だくになり、コーディングより何より一番苦労したかも(笑)

OBDelevenアダプタが無事に通電したら、スマホのBluetooth画面からペアリングします。

スマホにインストールしたOBDelevenアプリを起動して「Connect」をタップしてOBDelevenアダプタを選択すると、車両と繋がるようになります。

デバイスのアップデートを求めてきたり、PINコード(6桁の数字)の設定を求めてきたら対応します。

左上のメニューから「Garage」で自分の車両の名称/年式/グレードを設定し、必要なら「Profile」でアプリをPRO化(7500円)すれば準備は完了です。

PRO化せずとも1クリックコーディングという都度支払う形の限定的な書き換えは可能ですが、私のやりたいコーディングはPRO化が必要でしたので支払いました。

ヤフオク単品8980円+PRO化7500円→16480円
公式のPROセット→17980円

1500円の差ですのでサポートのつく公式で買っても良いかも知れませんね。

※記載の価格は2023年8月18日時点のものです