2012年03月30日
❑タイヤエアー圧の測定、調整方法 通称:抜き合わせ
タイヤエアー圧の調整は、まず適正圧力より多く入れ、
排気・減圧しながら適正圧力に合わせていきます。
または、エアーバルブからエアーチャックをいったん離し、
再度エアーチャックを押し当ててから示された値を読んでください。
何故そうしなければいけないのか?
エアーゲージの構造上、内部のバネやピストンなどにテンションがかかっているためで
増圧・充気後のゲージに示された測定値は、若干圧力が高く示されてしまうからです。
仕事上色々な方の作業風景を見ますが、
間違ったエアー調整作業をされている方が多いです。
せっかく高価なエアーゲージを使用しているのですから、
正確なエアー圧調整を行いましょう!
また最近はエアー圧で燃費が変わるというCMもやってますよね!?
どんなに高価な車、どんなに高価なタイヤでも、
エアー圧が適正で無ければ、
本来のパフォーマンスが発揮出来ません。
❑エアーゲージの精度を維持させるには・・・
1.エアーゲージへの供給圧力(エアーコンプレッサーからの吐出圧)を調整する。
600Kpaタイプのエアーゲージの場合 800Kpa以下
1200Kpaタイプのエアーゲージの場合 1400Kpa以下
上記の供給圧力以上で使用すると、増圧・充気時に負荷がかかり過ぎるため、
測定誤差が出てしまったり、早期に故障となる原因になります。
2.エアーゲージへの供給エアーの管理
エアードライヤーやエアーフィルターを設置し、エアーコンプレッサーからの
水分や異物を除去し、錆の発生や異物混入による作動不良を防ぐ。
3.エアーゲージへは精密機器です
落としたり、ぶつけたり、乱暴な取り扱いは測定誤差が生じたり、破損してしまいます。
この3点も実施されていない店舗が非常に多いです。
修理などでお預かりした時、メーター内が錆びている事が多いです。
錆の発生は、他のエアーツールにも悪影響が出ているはずです。
インパクトレンチの修理時に、
ローター錆研磨実施のコメントがされていたら要注意です。
エアーコンプレッサータンク内の水抜きを即時実施した方がいいです。
最初からかなり固い内容になってしまいましたが、
大事な事なので、一人でも多くの皆さんに知っていただければと思います。
Posted at 2012/03/30 01:02:50 | |
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