
先日、母のフューチャーホン(ガラケー)から
iPhone5sに機種変したのですが、ドコモの公式HPや
アプリなどで、契約の料金内訳を確認しても
いまひとつ腑に落ちないところがあったので
docomoショップへ聞きに行って来ました。
そこで初めて、疑問だったことも氷解しました。
正直、docomoのiPhone購入についての料金体系、
本体の価格など分かりにくくていけません。
以前のソフトバンクのような商法です。
それより酷いです、今回のdocomoのiPhoneは。
iPhone購入に至っては、本体価格と毎月々の
料金の2種類あります。それが合計したのが
実際に毎月支払う金額です。
これはフューチャーホンでも同じですが、
ソフトバンクが始めた、この実質0円販売
というやり方が本当にややこしいんです。
では、docomoのiPhone5s 16GB購入ついて
価格を紐解いていきたいと思います。
まず、端末の価格ですが、これがdocomoの
公式HPに一切出てないんです。まずこれが
いけません。au、softbankは載っています。
そう、docomoは本体価格が分からないので
毎月の端末と利用料金を含めた合計金額が
シミュレート出来ないんです。
ITメディアやK-tai whatchなどの情報サイトを
みると初めて価格が分かります。またdocomoショップ
に行ったら、iPhone5s/iPhone5cのカタログがあり
それには価格が載っています。

(クリックしたら画像が大きくなります)
これがその価格です。
ここでまた、分かりにくい表記になっています。
プレミア購入価格と分割購入価格
しかも値段総額が違います。でも、2年使うとどちらも
端末代が、実質0円。ん?どういう事?てなるんです。
上記2つの違いは、iPhone5s本体を一括で全額払う場合は、
プレミア購入価格の方を適応で、iPhone5s本体を分割支払い
で購入する場合は、分割払いの方が適応されます。
実は、9/20の発売直前までは、プレミア購入価格というが
なかったんです。一括支払いでも 95,760円でした。
しかも、16GB、32GB、64GB、どの容量の本体を買っても
同額という、よく分からない、au・softbankより高い端末価格
設定でした。これで非難や問い合わせがあったんでしょうね。
それで、他社の水準わ合わせるべく、一括支払いの場合のみ
端末価格を下げて来たみたいなのです。
iPhone5sの価格をまとめてみますと
プレミア購入価格の場合(一括代金支払い購入)
16GB 70,560円 32GB 80,640円 64GB 90,720円
となっています。そして、毎月、端末サポートとして
2,940円が24ヶ月(2年)利用料金からマイナスされます。
2,940円×24ヶ月=70,560円となり、前述の端末価格から
マイナスすると、
16GB 0円 32GB 10,080円 64GB 20,160円
となります。これが16GBが実質0円という意味合いです。
ポイントは、24ヶ月(2年)使わないとこうならないんです。
そこが、24ヶ月使っていただくと、端末購入するサポートを
docomoがしますよという意味でなんです。
もちろん、24ヶ月待たずに機種変やMNPなど解約すると、
端末サポートはそこで打ち切りになり、残りの月数分の
サポート代金が返して貰えないので、高い金額でiPhpne5sを
購入するはめになるということです。
これが実質0円という売り方の端末の中身なのです。
では、分割支払いの方が端末代が、95,760円と高くなっている
んですが、端末サポート金額も2,940円から3,990円と1,050円も
16GBは増額されているので、
3,990円×24ヶ月=95,760円となり、実質0円は一括支払いと
変わらないことになります。
ちなみに、32GBと64GBは端末サポート金額を一括支払いとは逆に
減らすことで、実質支払い金額を同じになるようになっています。
32GB 3,570円×24ヶ月=85,680円 ▲10,800円(実質購入金額)
34GB 3,150円×24ヶ月=75,600円 ▲20,160円(実質購入金額)
では何で分割は支払いだけ端末代を異常に高くしているのか?
それにはdocomoの2年待たずに途中解約をさせてたくないという
強い意思現れといっても過言でもないかと思います。
月々の端末サポート金額も大きいですが、支払い総額が大きいので
たとえば、16GBをちょうど1年で、次のiPhone6に機種変しようとすると
95,760円の半分、47,880円まてだまだ残債として残ります。
一括購入金額の 70,560円の分割だったとしたら、35,280円と
これでも高いですが、まだなんとなりそうな金額です。
しかし、現行の価格だと、5万近い金額が残債に残ることになり
普通ならば、損だからやるとこうとなりますからね。
今回のdocomoのiPhoneの価格設定はほんとよく緻密に
考られて、いかにつかんだ客を離したくないという意図が
アリアリと読み取れます。
しかし端末を長く使う方、2年は確実に使う方には、実質負担金
というのが、ユーザーが支払う実際の負担金なので、全く持って
問題はない事象ではあります。
むしろ、docomoが新製品の端末を、新規・機種変も含めて統一の
販売価格で、実質0円販売するのは異例中の異例だとも思います。
au、softbankはMNP新規は、16GBのiPhpne5sは実質0円ですが
機種変に至っては金額が発生しています。これは今までずっと
そうだったので、今回のiPhone5sでも同じでして、だから
MNMPをして他社に移る方法でiPhoneを購入するという図式があるんです。
電波の入りやすさとか関係なければね。電波の話はまた次回にでも
記載することにします。
ここまで少し長くなりましたが、端末の価格について記載でした。
次に今回、私がよく分からなかった割引サービスについてです。
docomoの公式HPを見ると様々な割引サービスの記載があります。
その中で、今回母のiPhone5sは機種変で購入になります。
そうすると適応されるのが、iPhone買い替え割です。
確かに条件を満たしているのですが、webで料金支払い明細を
確認してもその項目が表記なしだし、どうなってるの?でした。
一括購入だったので、前述のプレミア購入プランの70,560円です。
月々サポートは、ちゃんと 2,940円入っています。
でもiPhone買い替え割の表記がない。うーん、なんで?
また、iPhone買いかえ割のところには、
最大10,080円(420円/月)おとくに → 16GBだと、24ヶ月実質0円
と記載があるではありませんか。
何で実質0円???ほんと意味が分かりません。
しかも注釈で
「月々の分割支払金の合計額と通信料金からの最大割引額
(月々サポート)を差し引いた金額(24か月ご利用時の実質負担金)です。
店頭販売価格は店舗により異なる場合があります。」
と記載があり、よく分かりません。
それで、docomoショップに聞きにいった次第なんです。
そうすると、詳細が分かりました。
web明細で記載のある、月々サポートの2,940円とは
iPhone買いかえ割の420円を含んだ金額だったんです。
そんな記載、一切ありません。ほんとに分かりません。
docomoさん、詐欺に近いです。HPやカタログ、web明細の記載方法
修正した方が良いと思います。
なので、上記の端末購入サポート金額から一律 420円を引いた金額が
本来の端末購入サポートであり、2,520円が月々サポート基本分。
そこに、iPhone買いかえ割の420円が月々サポート増額分で
月々サポート金額合計 2,940円になっているという事なんです。
これ、docomショップの店員さんに聞いて確認して初めて分かりました。
こんなわかりにくい料金表示、景表法に触れるんじゃない?とも
思われますが・・・
まぁ、よくこれだけ分かりにくい料金システムを考えたものだなぁと
あきれたのを通り越して関心さえしてしまいます。
最後に、毎月使用料金は以下の通りになります。
基本使用料 タイプXi2年 780円
SPモード 315円
パケホーダイfor iPhone 5,460円
-----------------
合計 6,550円
です。これに通話料金は入ってないので
通話すると、別途通話料金が加算されます。
また、Xiには無料通話分などの類はないので
通話した分の料金が掛かります。
ただし、ファミリー割引を組んでいる回線で
FOMA端末の無料通話があまっているのであれば
分け合えるという特典でその分は通話料を無料に
出来ることもあるので、ファミリー割引は組んで
おいて、お得にiPhone5sを利用するのが得かと
思います。iPhnoeに限らず、Androidスマホでも
これは同じです。
ちょっと長くなりましたが、docomoのiPhoneを
購入される際のご参考になれば幸いです。