
カタログも届いたし、今度は実車を見てみたいと言うことで
いつものディーラーに行こうと思ってましたが、本日は
大阪市内に出ておりまして、マークX販売会社である
大阪トヨペットの本社が近いところにあったので、
万が一、いつものディーラーに車が無かったらとも思い
大阪トヨペット本社に行ってきました。
結果から申しますと、この選択は正しかったんですよ(^^ゞ
いや~危ない、危ない。
なんでも大阪では、まだ展示車が来てないらしく、本社のみの
展示でした。グレードもプレミアムとスタンダードのみでした。
気になっていた、スポーツは、来週の10月月末との事でした。
スポーツグレードのシートとかえエクステリアも気になるので
今度、見に行ってみようと思います。
しかし、今回トヨタは、この新型マークXを売る気あるのかね?と
思うふしが目立ちました。以前のマークXの時は、300Gプレミアム
のSパッケージとかも試乗車を置いていたりしていたのにね。
発表当日は車両がなくてもその週末くらいには、展示車くらい
置いときゃ良いものを遅れているらしいとのことでした。
いつのもディーラーでも、展示車がないので、営業は
どうお客さんにアプローチして良いか悩むなんて言ってました。
これはトヨタの落ち度でしょう。月産目標6,000台と、昔の時を
比べたら物凄く少ないですが、セダン不遇の時代だと、この数値でも
多いんでしようね。
それでは、
大阪トヨペット本社で見てきた、新型マークXを
私の独断と偏見で写真と共に記載していきたいと思います。
○3.5 Premium GRX133
トップ画像は、このグレードのフロントビューです。
プレミアム専用のフロントパンパーは私の好みのデザインでも
あります。このフロントパンパーに控え目な、81のフロントリップ
みたいなのがあれば、もっと良いんだろうなぁ~とは思いましたが
プレミアムには、エアロ設定がありません。そういうグレードでないと
トヨタも思っているのでしょう。
こちらが、リヤビュー。今回から、パンパー内蔵のディフューザのマフラー
カッターはやめて、オーソドックスなマフラー左右のデュアル出しに
なっています。
テールレンズは、旧アコードのように見えるという人も居ますが、
私は、むしろ、ワーゲンのパサートに見えました(^^ゞ
インパネ周りです。流石はプレミアム、ステアリングもウッド調コンビで高級感も
漂っています。OPのVGA HDDナビもついていました。キーオンが出来なくて
メーターとか点いている状態が見れなかったのが残念でした。
フロントシート。プレミアム専用の表皮です。さすが、高級感があります。
ベロア調モケットで手触りも良くこれぞ高級車のシートって感じです。
ココがスポーツの場合、専用の織物になるらしいですが、それが
どんなのかが気になります。
リヤシート。フロントと同じく、ベロア調モケットで手触りが非常に良いです。
またヘッドレストが、左右ちゃんと上下で動きます。これはスタンダードでも
同じですが、スポーツだけ固定式になり、少しいただけませんね。
スポーツを見た時にまたそれは実際にチェックしたいと思います。
今回から、3.5Lに排気量アップした、2GR-FSEエンジンです。
前回までは、3.0Lの3GR-FSEだったんですが、走り重視という事で
IS350、GS350、クラウンアスリートと同じ、3.5Lになりました。
ちなみに、クラウンアスリートと同じ出力特性のものではなく
レクサスのIS、GSに搭載されている出力特性の高い方の
エンジンだそうです。
トヨタがこのマークXに対する、走りに関しての意気込みは感じました。
そういう意味でもクラウンより安い価格で乗れる3.5Lとしては
マークXの価値はあるのでしょうかね。
ちなみにスペック比較をすると
マークX 馬力:318PS トルク:38.7kg
クラウン 馬力:315PS トルク:38.4kg
となっています。まぁ、数値云々より、実際の乗ったときのエンジンフィーリング
なんかが吉良なるところではありますよね。6速ATのギア比、減速比は全く
同じでした(カタログ値参考)
そして価格です。プレミアムだと、400万超えですね(^^ゞ
いや~さすがに高い。とても買えません。
展示車両は、プレミミアムにHDDナビがついてましたから余計ですよね。
ベースだと、337万です。
○2.5 Standard Relax Selection
次は、スタンダードです。
一番売れ筋のグレードになるであろう、オーソドックスな車でしたね。
グリルのイメージとパンパー開口部のデザインが異なるので
同じ車でも結構イメージが変わります。また、DOPなどのエアロも
トヨタ純正、TRD、モデリスタ、ダムドと様々なエアロがあるので
かなり激変します。そうそう、今回もヴェルティガもあるので
ホントバリエーションが豊富です。
リヤビュー。後ろから見ると、グレードでよるデザインの違いは余り見受けられません。
プレミアムは右テール下に『Premium』のエンブレムが付き、こちらは『250G』と付くくらい
ですかね。
インパネ。250Gのベースグレードとは言え、ちゃんとステアリングが本革巻きに
なっていたり、シフトブーツも本革とこの辺はぬかりありません。この辺は評価
出来ますね。そして、オーディオが、レスの6SP仕様です。この展示車にも
オーディオはありませんでした。きっと、DOPのを入れると思われます。
フロントシートです。先にプレミアムを見てしまったので、ショボク見えてしまったのは
事実で仕方ないのですが、これだけを単純に見ると、そんなに悪いものでは
ありません。81を例に取って言えば、後期のハイメカグランデのシートが、この250G
スタンダードのシート表皮で、プレミアムが、グランデGのラグジュアリーAシートと
言う感じの差です。81乗りの方には、これでよく分かると思います(笑)
ただ、81のハイメカ時のシートより今のこの250Gのシートの方が高級感はもう少しあります。
座った感じも良い感じでしたから。81のハイメカシートとラグジュアリーBシートの
中間という感じでしょうか。そんな感じに見受けられました。
そして、今回一番の目玉だと個人的に思うのが、この2.5Lの4GR-FSEエンジンです。
なにが目玉かというと、旧X120系初代マークXでは、ハイオク仕様だったのが
今回は、レギュラー仕様になって出てきたからです。
ハイオクからレギュラー仕様になる事によって、出力が、少し下がっておりますが
それでも、馬力:203PS トルク:24.8kgもありますから、全く問題ないと言って良い
でしょう。81時代の同じ、2.5Lで直6 1JZ-GEではありますが、180PS 24kgという
数値でしたから、全く問題ないと思います。それでレギュラー仕様ですから
全くもって素晴らしいの一言に尽きます。
なぜ、この辺をもっとカタログとかでもアピールしないのかが、勿体無いなぁと
思いました。ライバル?というより同クラス帯の希少セダンである、ニッサンの
ティアナが、この2.5Lで一足先にレギュラー仕様で売っていたから、対向させたとの
話もあります。
今回の2.5Lレギュラー化は、私の知っている限りでは、2.0オーバーの6気筒エンジン
(直6、V6含めて)でレギュラー化は初めてじゃないかな?と思います。
やれば出来るやん、トヨタ。という事で、3.5Lとかでもレギュラー仕様作ってくれないかな?と
思うところではありますな。そういう“エコ”の方法もひとつの回答ではあるのではないかと
思います。
そして価格です。この辺が順当なマークXの価格なんでしょうね。
お買い得グレードの250G Fパッケージが、238万円というのもありますが
正直、色々と装備がグレードダウンしているのがあり、買うなら
この展示車の250G リラックスエディションでしょうね。優遇税制もありますから
実際には、プライスボードの価格より安くなるとは思います。
プレミアムとスタンダードの主な相違点を載せてみます。
3.5 Premium フロントグリル
2.5 Standard フロントグリル
3.5 Premium 18インチアルミ(ハイグロス)
2.5 Standard 16インチアルミ
3.5 Premium フロント本革コンソールボックス蓋
2.5 Standard フロント アクアウィッシュ表皮コンソールボックス蓋
(
ブレていてすみません。後日、もう一度写真を撮り直したら、修正しときます。)
⇒車両が異なりますが、250G Sパッケージ リラックスエディション のものに差し換えました。
コンソールの生地は同じです。
と、ざっとはこんな感じですが、ひとつ思ったのが、コンソールボックスの蓋の材質は、
私の場合、プレミアムの本革より、スタンダードてせ採用されていた世界初の材質
アクアウォッシュ表皮という、フェイクレザーが本革よりも柔らかくて気に入りました。
触った感じがとても良いです。
18インチのアルミは、ハイグロス仕様なので、高級感がありますね。16インチも
ハイグロス仕様にしていたら、もう少し良かったかも知れません。
さらに、展示車を見てて気になった点などを下記に上げますと
。
○ドアストライカー
なんと、メッキタイプでもないし、樹脂のカバーもついてません。
クラウン以上なら・・・この辺が、メディアムセダンのコストの戦いの悲しい
ところなのかも知れません。定番で、メッキの樹脂カバー付きに変えるのが
定番化していますが、この新型でもそうなりそうですね。
ここは高級車なんだから、がんばって欲しかった。マイチェンに期待ですね。
細かいですが、このボンネットオープンレバーの先端に樹脂のカバーが
ないのが、残念です。先代はあったかどうか忘れましたが、こにカバーが
ついているのとついてないのはでは、ボンネットを開ける際に気付く高級感が
違います。まぁ、こんな所に目がいく私も私ですけど、今の私の81にはここに
樹脂が塗りこまれていて、触った感じが金属じゃなのいで良いんですよね。
トヨタでも車種によっては、ここにカバーがついているものやそうでない車種も
存在するので、高級車の部類のマークXには是非、つけて欲しい装備です。
ここも細かいところですが、クラウン以上だと、標準でラッパがついてくるんですが
マークXは相変わらず、小型車などと同じ、ショボイホーンです。オプションで
プレミアムホーンがあるとは言え、やはり、こだわって欲しかったところです。
と、長々と色々と書いてきましたが、今回の新型マークXは個人的には
非常に良い車だと思いました。実車をみて、その思いがかなり強くなりましたね。
カタログやWebの平面的な2D世界では分からない微妙な車の造詣などが
わかり、実車を見ると、キーコンセプトで代わり映えしないとは思わないです。
かなりリファインして変わったなと思える車でした。
今回は、まだ一番みたいグレードのスポーツが見れてないので、次回に
なってしまいましたが、こちらも楽しみですね。また、スポーツが見れたら
レポートしてみたいと思います。
試乗も早くしてみたい、そんな新型マークXでした。
