
たまたまいつものディーラーへ行ったら、ちょうど
試乗車があるので乗りますか?と言われたので即答で
乗りますと返事し気になっていた新型ハリアーの試乗を
しました。
この試乗車、ガソリン車ではなくハイブリット車で
しかもトップグレードでした。
こんなチャンスはなかなかないので非常に嬉しかった
ですね。
ちなみに値段を返ってからカタログで見ると
447万円(OP無し)こりゃ高いですなと(^^ゞ
ボディカラーはハリアーのイメージカラーである
ダークカラーの新色、ダークスチールマイカ<1H2>です。
この角度からみると、黒でないのがよく分るかとは
思います。
お昼に見るとまたイメージが変わるんですが夜見ると
ブラックと近い感じがします。でも上記写真の様に
光の当たり方で、メタリックな感じとブラックでない
ダーク色というのが分ります。
店内には、定番のソリッドのブラック<202>が展示して
あるのですが、それとはあきらかに違う色です。
もし、私が買うならブラック<202>でしょうが。
ダークスチールマイカ<1H2>もなかなか捨てがたい
ダーク系の色であるのは間違いないです。
私は単にブラックが好きなだけですので。
ドアを開けると、スカッフプレートのイルミネーションが
大変キレイです。夜に見れて良かった~と思う瞬間でもあります。
これ、上級グレードのPREMIUMに標準装備のスカッフプレートで
グレードごとにスカッフプレートを作り分けている懲りようです。
このHURRIERロゴのイルミタイプはDOPで装着出来るので通常グレード
以下でも安心です。
メーターは定番のオプティトロンですが、今回のハリアーのは
100系マークIIの時のような安っぽいオプティトロンではなく
ちゃんと高級感のあるタイプで安心しました。
ハイブリットなので、左側のメーターがタコメータではなく
ハイブリットのゲージになっています。
メーター真ん中は、4.2インチTFTマルチインフォメーション
ディスプレイとなっており、様々な情報を表示できます。
しかし、プリウスとかにあるバッテリーの残量表示がないので
どれくらいバッテリーが残っているかどうかが分らないのが
ちょっと残念だったかなと。
というのもEVモードで走れるんですが、直ぐにバッテリー残量が
足らないので、通常モードに切り替えますとEVモードが解除されます。
しかし、メーター内にEVモードが可能だと示すランプは直ぐに点く
のでEVモードのボタンを押すんですが、EVモードにはバッテリー残量が
少ないので出来ませんとなるんです。
これって非常に不親切であるなぁと。プリウスのようにバッテリー残量
ゲージがあれば、視覚的にドライバーがバッテリーをためようと
回生ブレーキを駆使して(笑)電気を回収しようとしますから、
エコにもつながるんでは?と勝手に思っています。
私自身はプリウスに乗った時はいつもそうしてましたから(爆)
マイチェンでは、是非、バッテリーモニターを付けて欲しいですね。
LS600hは別として、同価格帯に近い、210系クラウンには
エネルギーフローとしてバッテリー残量計はついてるのに、
ハリアーに無いのはおかしいかなと。
また、現在のエネルギーモニターは、メーター左側のアナログの針で
分りますが、慣れるまではちょっと見にくいかな?と感じます。
内装に至っては、非常に高級感があり、今までの同価格帯の
車に比べると非常に気を遣っているかな?と特にインパネとかを
みると思います。
が、しかし私独自の着眼点である、ドアストライカーはカバーもないし
メッキも施されてないということで、ここはマイナス点かなと。
トヨタには高級車には全て、メッキタイプのストライカーと樹脂の
カバーを付けてもらいたいものです。ここは意外にドアを開閉する時に
目にする部分であり、こういう普段は見えないとけど、結構目にする部分
にはお金を掛けて欲しいと思うのです。
実際にレクサスなどの超高級車では、ここはメッキ+カバーをしてるのですから。
センターパネルですが、トップグレードなので、8インチSDナビが
標準です。おまけにJBLプレミアムサウンドシステムまでついてきて
ます。音楽の視聴はゆっくりと出来なかったんですが、音質的には
JBLってこんなの?という感じでしたので、ここはじっくり視聴して
評価はしたいところです。
現時点では、自分の車の方が低音から高音まで幅広く出ているのに
対して、高音は出ているが、低音が足りない、軽いシャカシカした感じ
に思いました。しっかりと調べて聴いたらもっと良い結果が出ていた
のかも知れませんことを付け加えておきます。
エアコンですが、温度調整が物理スイッチでもレバーでもない
スマホやタブレットと同じ、静電感知方式なんです。
指を当てている上下にカーブしたところを指で上下するだけで
温度表示が上がったり下がったり出来ます。
ここは物理スイッチの方が使いやすいのでは?と思った次第です。
また、ナビの左右らある色々なボタンは実は物理スイッチではなく
静電感知方式のスイッチにっなていて、ボタンを押してないのに
ちょっとボタンを横切っただけでピっと過剰反応をしてしまうと
いうのもあり、静電感知方式は考えものだなぁと思います。
物理スイッチをなくすのはコスト削減に大いに関与しているとは
思うのですが、これはコストが掛っても物理スイッチにするべきだと
思います。
そして、今回ハリアーでよくやった!と褒めてあげたいのが
この時計です。
なんだ、普通のデジタル時計やないとお思いですが、最近の
トヨタ車は、コスト削減のため、デジタル時計を
メーター内に入れてみたり、エアコンの中に入れてみたりと
非常に時計が見にくい仕様でした。
しかしハリアーは独立してちゃんとコンソールのセンター真ん中上に
設置されています。時計はこうでなくてはいけません。
これだけは非常に良いなと関心した次第でした。
さて実際の走りについですが、今回はハイブリットということで
エンジンのシステム構成は、先の210系クラウンの直4 2.5L+モーター
と同じです。
以前のハリアーハイブリットの V6 3.5L + モーター のパワー型
ハイブリットではなく、環境・燃費に振ったエコ仕様であります。
クラウンとはエンジンのチューニングもモーターも違いますので
単純な比較はできませんが、フィーリングなんかは似ているかなと。
絶対的なパワーはありませんが、日常的な使い方であるなら
アクセルレスポンスに対しては非常にキビキビ走り不満は
ありません。ちょっとした高速の合流なんかもスムーズに出来る
レベルかなとは思います。
ステアリングが、電動パワステによるものが大きいと思うのですが
かなり軽いです。特に、油圧のエンジン回転感応型の自分の車と
比べると物凄く軽く感じます。この辺は慣れなんでしょうが私は
少し重たい感じのステアリングの方が好みかなと。
乗り心地ですが、かなり硬いです。
最近のトヨタ車ってバブルの頃に比べて180度変わった感じがします。
もっと柔らかいのが好みの年配の方には余りお勧め出来ないかも
しれません。210系クラウンのアスリートと同等か少し硬い感じです。
個人的には固めの方が好きなのでこのハリアーのPREMIUMの足回りは
好きですね。18インチのアルミを履いているのもあるのでしょうが
下のグレードの17インチや16インチと乗り比べしてみるのも
面白いかも知れません。
ちょっと長くなりましたが、新型ハリアーを試乗して私が感じたことを
書いてみました。個人的には新型ハリアーは非常にデザインも好みの車
だし、買えるのなら買っても良いなぁと思える車ではありますね。
今度、ガソリン車に乗る機会があったら、そちらにも是非乗ってみたいと
思います。