青森県北部の海辺と峠道を堪能した日はちょっと時間切れで終わりましたので、翌朝もうちょっと遊んでみますかね。
またもや山道をするする〜と進み、、、
美しくも殺風景でもあるこの場所は、、、
恐山ですね。
行けそうでなかなか行けない場所なんで立ち寄ってみたわけです。
日本各地にある地獄系と比べると、恐山の地獄は道がはっきりせず歩いて良いところと危険なところの区別が曖昧です。緊張感がありますね。
また、先の写真のように地獄のすぐ隣にはきれいな色をした湖が隣接しており、地獄と浄土を同時に見ることができるという稀有な場所です。一般的な地獄谷って地獄しかありませんから。
ひとしきり歩いた後、恐山菩提寺の中心に戻り矢印の小屋へ行きます。
お寺の境内は立派な伽藍の様式の配置をしていて、京都や奈良のお寺であれば五重塔または金堂が立つべき場所にこの小屋があります。
この小屋の中は、、、

温泉なんです。
源泉掛け流し、いや地獄掛け流しで濃度が高い良質な温泉でした。めちゃめちゃお湯が濃すぎるようで、この日の夜はボディソープで体を洗っても硫黄の匂いが皮膚から落ちずにまだ残っていたというくらい濃い温泉でした。
でもって、お風呂セット持参でお寺に参拝する人などというのは皆無なので、温泉には誰もおらず貸切状態!
伽藍の重要な場所に位置する風呂だけに、厳かな気持ちで入る温泉でした。
温泉でさっぱりした後は、再び大間へ向かいます。
昨日は時間ぎれでマグロを食べられなかったのでね。
せっかくはるばる本州最北端の大間まで来たのですから、マグロ丼ではなく浜寿司にて握りを。絶品でした。

予約していなかったので開店40分前に店頭に置かれてた予約表に名前を書いてぎりぎり入店できました。運が良かった。ここは予約必須ですね。
食べ終わったら寿司屋さんから10分ほど車で移動して津軽海峡フェリーへ。
車ごと乗っけて函館へ向かいます。

本州の北端である大間は距離的に北海道に近いので、大間から函館はフェリーでたったの1時間半なんです。
函館に到着後はしばしの観光モード。
五稜郭タワーに登って山川牧場のソフト。

展望台限定!と銘打って売っていたのでここで食べたのですが、、、後で地上に降りたら地上でも同じアイスを売っていました。。。限定じゃなかったのけ??
赤レンガ倉庫街のそばをぶらぶら歩いていたら、、、ポツンと一軒古い倉庫をリノベしたお店を見つけてふらりと立ち寄ってみます。

ozigi brewing 函館麦酒醸造所というビアレストランで、行き当たりばったりの訪問でしたがこれがなんと大当たり!
ビールが本当に美味い!

実はお店のバックヤードがビールの醸造所で、ここは作りたての地ビールが飲めるんです。
今日は地獄源泉掛け流しの温泉の後に酒蔵掛け流しビールですわ。
ルイベ(ゴールデンカムイで聞いたことがあるあれ)のカルパッチョといった北海道ならではのつまみも絶品でした。

飲みながらマスターから色々な話が聞けて、醸造所を起業したこと、運命的にこのレトロ物件を見つけたことなど興味深い話をたくさん聞くことができました。
定番である函館の夜景で締めましたよ。

インバウンド観光客で函館山はとんでもない人混みでした。。。行きは良いよい帰りは怖いとはまさにこれで、行きの山登りロープウェイはすんなり乗車できましたが夜景の映え狙いの観光客でごった返していた頂上にて戻りの下りロープウェイは40分待ち( T_T)
北海道観光はインスタ映え狙いの外国人が来ないような場所を狙っていかないとしんどいですね。先に立ち寄ったビール醸造所のようにゆっくりできる場所を探すのことがコツみたいです。
翌朝〜
函館朝食バイキング戦争の一端を担ったラビスタに泊まったので、朝から食い倒れエンタメですね。
早朝、観光客が少ない時間を狙ってレンガ倉庫〜元町を

もう気温が高く暑くて暑くて、、、散歩は断念して車両規制が始まる前の時間帯で観光客も皆無でしたので、ご近所の迷惑にならない範囲で早朝に冷房が効いた車で元町を散策してしまいました。
さて、函館を軽く散歩したところで次は城岱スカイラインへ

先ほど観光した函館を山の上から眺めます。
次は海岸線へ戻り北上します。

景色がこの間走った青森北部の竜飛と似てる感じがしますね。地理的に近いので地形の作りや歴史が近いのでしょうか。
この調子でまったり下道を延々と走ってお昼休憩。

かにですよかに!
長万部の濱乃家です。

名物の蟹めし、それからてっぽう汁。カニの味が濃くてうまいです。カニをほじくる手間も不要で食べやすいです。私はカニの足をほじくって食べるのが面倒な人なのでwこれは本当にいいです。
ついおまけでノンアルビールもいってしまいました。
まっすぐな道が延々と続きます。いいんですよ。これですよこれ。北海道。
今日の旅の終盤戦に入ってきました。海岸線を離れて山登りモードへギアチェンジ。洞爺湖の月浦展望台まで来ました。
さらに奥へ奥へと進みます。

・・・・あらら、高度が上がるにつれて霧が濃くなってきました。

この先の絶景ポイントの立ち寄りはキャンセルとしまして、登別温泉へと向かいます。
登別の地獄に到着。って気がついたら今回の旅は恐山に続いて地獄めぐりですね。
それにしても今日は暑い、暑すぎます。。。
耐えられなくなり地獄散歩の後はよく冷えた日本酒飲み比べセットで夕食をいただきました。せっかくなかなか来る機会がない登別温泉ですから、大御所の第一滝本館にて。
温泉のゲーセンには懐かしい古いゲームが生き残っていることがままありますが、ここではこんなパジェロに出会いましたよ。

Posted at 2025/08/01 22:22:47 | |
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