| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
PXA-H800の説明書には、各設定値の調整手順は書いていますが、各設定項目をどのように連携させて全体の音響を調整して行くかは説明書にあまり詳しく書いていないのでメモしておきます。
例えば、項目Aの設定をすると項目Bの設定値が連動して自動変更されるということがあるので、各設定の連携を知っておく必要があります。
はじめにシステム構成を決めます。
・Input Ch - AUX 2ch x 3系統モードにする。
Aux入力は、RNS510のフロント2chのみ利用する。前後スピーカーの割り振りはDSP側に任せる
次に音響の設定手順は大まかに以下のようになります。
・RNS510のラウドネスをOFFにする(手順は別途整備手帳に記載)
・PXA-H800も調整値をリセットしてノーマル状態にする
・クロスオーバー(X-Over)の設定を行う。スピーカーのスペックに合わせて調整する
・ImprintEQを実行して、タイムアライメントや各種音響を自動設定させる
・最後にEQなどを手作業で微調整する
2
クロスオーバーの設定は、スピーカー再生能力に合わせて調整していきます。
どノーマルのフロントスピーカーの特性はこのようになっています。運転席付近で計測したツィーターとウーファーを合わせた周波数特性です。
3
サブウーファーTS-WH1000Aを至近距離から計測したものです。
本体のローパスフィルターは一番高い周波数にしています。
4
以上の結果を参考にして、さらに聴感を頼りにしながら、フロントとリア共にクロスオーバーはこのようにしました。
とりあえず、センタースピーカーも同じ設定にして、少なくともサブウーファーと被らないようにしました。
(注)後日、調整完了後に行った微調整でクロスオーバーとスロープを少し変更しました。
クロスオーバーを50Hz→71Hz
スロープを-24dB/Oct→-18dB/Oct
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サブウーファーのローパスはオレンジ色のようにしました。
クロスオーバーの調整は重要で、メインスピーカーとサブウーファーのつながりや音が団子になっている状態をクロスオーバーでかなり攻め込むことができます。まずはクロスオーバーだけでできる限りの調整を追い込みます。
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ImprintEQの自動測定を行います。
ImprintEQは大音量が必要なのですが、音量が足りずに測定ができなかったので、測定を始める前にラインドライバーのMATRIX Plusを取り付けます。MATRIX Plusの音量つまみが6ch全て正確な音量増になるようにあらかじめ自宅でテスターを使って調整しておきます。
試行錯誤の結果、ラインが3.5V → 4.7V (+2.54 dB)になるようブーストしています。
準備が整ったら計測します。人間の耳の高さの位置にマイクが来るように三脚を使います。
今回は、全席でまんべんなく聞こえる調整と、運転席専用の調整の2種類を測定しました。
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ImprintEQが完了した後は、ラインドライバーのMATRIX Plusは不要になりますので取り外します。
パラメトリックEQでMATRIX Plusの周波数特性を逆補正するように少しだけ調整を入れます。MATRIX Plusのパーツレビューに載せている通り、あらかじめ自宅で周波数特性を計測しています。
図は、フロントの調整です。
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フロントの調整値を載せておきます。
EQのコツですが、EQはグラフィックEQよりもパラメトリックEQで癖のある部分の山を調整した方が良いです。
また、EQはできるだけブーストではなくカットで調整します。ブーストは音が割れる原因になるためです。
さらに、できるだけEQは使わないのが望ましく、できれば吸音材などで低音、高音のバランスを調整した方がよいです。理由はEQはその仕組み上、周波数のいじりと同時に位相もずれるためです。
この調子で、その他のスピーカーの調整も進めます。
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