UPS300不安定への対策つづき

前回、
https://minkara.carview.co.jp/userid/1482781/car/1087521/7717327/note.aspx
UPS300後期型の相性問題の対応をしたことでだいぶ状況は改善しましたが、時々またUPS300の電源出力動作が不安定に。
原因はUPS300のドラレコ用の充電池電源出力には動きにクセがあり、UPS300本体の電源を入れた後に接続されている機器の電源をONさせないと不安定になります。
なんでそこまで不安定なんだと呆れます。

解決策は、ドラレコに遅延ON回路を入れて、UPS300の電源が入って数秒待ってからドラレコに通電すれば良いということがわかりました。

では例の遅延リレーを使いますか。

とりあえずドラレコの電源ラインに遅延リレーを入れてすぐに解決しました。しかしリレーを使うので消費電力が大きくなっちゃいました。
リレーのコイルが電力を消費するので、UPS300の充電池で駐車監視ができる時間が短くなってしまいます。

では、リレーを取っ払って消費電力が少ない電子回路でスイッチ回路を組みます。

空中配線で（後で固定しましたが）リレーの代替回路を組みました。リレー用の電流をそのまま使いMOSFETでリレー同等の回路を組みます。
ドラレコは必要な電流が0.2A程度なので小柄な回路で済みます。

結果、遅延回路の消費電流が50mAから半分の25mAへ減少しました。ドラレコが200mA程度なのでこの節電は駐車監視用バッテリーの消費を抑える効果が十分にあります。

この回路にはLEDで状態を示す機能があるので、LEDが見えるように透明の熱収縮チューブで保護。

最後にドラレコ本体の電源ケーブルと同じ規格の端子を取り付けました。これでドラレコの電源ケーブルの途中にこの回路を挟むだけで遅延ONが実現できます。

ドラレコ本体のそばに取り付けました。
万が一調子が悪い時は手元でコネクタを抜き差しして回路を変更できます。
最終的にはこれで問題なく放置プレーでも不具合なく動作しています。

ただし、LEDが明るすぎで夜は眩しいので対策することにしました。

回路を梨地テープで包みました。

一部はテープで隠さずLEDの光が漏れるようにしました。これで眩しさが改善。

古い機材を交換するのがめんどくさいので、回路の付け足しで対応が完了しました。