子供の頃は嫌いでも、大人になったら美味しく食べれるものってありますよね。僕は小さい頃から最近までそうめんがあんまり好きじゃなかったんですよ。初めて食べた時の記憶はうっすら残っていて、小学校低学年の頃です。一口食べてすぐ、「口紅の味がする!!」と言ったのを覚えています。小学校低学年の男児が口紅の味って、意味が分からないですよね。僕自身も分からないです。でも確か、口に入れた瞬間に母親の化粧台の匂いが広がったような記憶があります。まぁ、結局意味わかんないですね。中学~高校生ぐらいの頃でしたかね、我が家は夏の夕飯にそうめんが出る率がすごく高かったんですよ。まぁ、どこの家庭もそうかもしれませんが…。食べ盛りの男にはやっぱりちょっと物足りないんですよね。その時もそうめん苦手でしたし。あまりにもそうめんばっかり出るもんだから、母親に「今日もそうめんかよ…」って文句を言ったんですよ。そしたら母は「夏はそうめんって決まってるんや!」と怒り出しましてね。こっちも何だよ…ってふてくされたんです。それでね、次の日の夕飯に出てきたのが、まさかのひやむぎ。違う…母さん違うよ…ピンクとかの麺あるけど違うよ…同じ麺類なら蕎麦とかがいいよ…。これが母の優しさなのか、はたまた報復なのか、真相は闇の中です。ですが最近はそうめんを美味しく食べられるようになってきまして、今日も夕飯に作ったんですよ。だんだん自分の好みが分かってきますよね。麺は柔らかいのよりサッと湯がくぐらいが好きです。それでしっかり、しかし素早く流水でしめると、細い麺ながらも不快でないしっかりとした歯ごたえが楽しめます。トッピングも重要ですよね。今日は温泉卵、キュウリ、胡麻、生姜に加え、めんつゆに少しだけごま油を入れました。あ、ちなみにぶっかけです。今、読んでくださっている方の中には、確実にいけない想像をされた方が数名おられると思いますが大丈夫です。何が大丈夫かちょっとわからないですが、とにかく大丈夫です。話が変な方向に行ってしまいそうですが気にせず続けます。次は、友人に進められた刻んだ大葉、ゴマ、生姜の代わりにねり梅という何ともサッパリして美味しそうな組み合わせを試してみようと思っています。さて、みなさんにも「これはオススメ!」な美味しいそうめんの食べ方があれば、ぜひぜひ教えてください。