【MY22NDロードスター雑感 】スポーツカーのホスピタリティ

登場から7年を経て、スタイリングに古さは感じません。
登場時は、変な顔だなぁと思っていたフロントマスクにも愛着が湧いてくる不思議。時を経て評価されるタイプのデザインなのかもしれません。

二人しか乗れなかったり、狭かったり、トランクスペースがミニマムであること。
それと引き換えに得た軽量スポーツカーの悦楽に無限の歓びが与えられていますから、全ては許容できます。いうかその程度のストイックさは全く不満にならないわけです。

KPCという電子制御はコーナリングの際に伸びる側の後輪に軽くブレーキをかけて伸びを抑制する仕組みだそうです。
既存のサスペンションやブレーキに、物的な付加物は一切無しというのだから、その効果を感じた今、感嘆するほかないです。
しなやかという言葉ではとても足りないような優しい乗り味と安定感の両立。
踏めば踏んだだけ効いてくれるかのような高い制動力。
段差を乗り越えて、みしりとも言わない強固な剛性感。
パワーは低くてもきっちりトルクをデリバリーしつつ回転上昇を楽しませてくれる宝物のようなエンジン。
史上最高に扱いやすく敷居の低いスポーツカーと思います。

静粛性は、綺麗な和音を聴かせる社外マフラーのサウンドをきちんと際立たせることができるレベルにあります。
私にとってはそこが大事です。

二人しか乗れなかったり、狭かったり、トランクスペースがミニマムであること。
それと引き換えに得た軽量スポーツカーの悦楽は決して色褪せないものですから、全ては許容できます。
いうかその程度のストイックさは全く不満にならないわけです。

運転が下手な私が相当踏んづけても、なかなか10km/literは切らないので、歴代で最も燃費の良いロードスターに違いありません。

要らないオプションを沢山つけて、330万円くらいで買えてしまいますから、その価値や、周囲の物価高騰を踏まえると、めちゃくちゃ安いと思います。