
予想していたとおりテントで溢れている、姫鶴村
まいったなぁ(^^; ヘルメットの上からアタマをカキカキしながら
そろそろと近づいていったのですが
あることは・・・ある
テントを張れるスペースは・・・
ファミリーが多いのでしょう
でっかいのがたくさん建っています
上のサイトはもう無理だなぁ
端っこのほうに、なんとか潜り込めないかな
向かいの山の大川嶺へとんづらするって手もありそうだが、あそこは猛烈に寂しそうだし
このまま飛んで帰って、神南山へ登ろうかってのもある
しかし、みんな考えることは似たようなものか
ここならまあいいか、と思える場所は、すでに押さえられている(^^;
こんなとき、特に思うのですが、ひとりってのは・・・つまらんもんだなぁって
下の広場にはまだ芝生のスペースに空きがあるようで、とりあえず幕営しておくか
とも考えたりもしましたが、その後、隙間にまた他の誰かに割って入られでもしたらタマラン
ならば・・・今しばらくは様子見が常套手段か
約一時間ほど、少しウロウロしながらまた、遠くから様子を伺っておりました
ビールも飲みたくなってきた
もう一度、現地へ降りてみましたが、まだ十分に明るいし
周りはいろいろと楽しく騒いでいらっしゃるしで、すーっと離れたそこに
ヘルメットを脱ぎかけた女性ライダー二人組が!
250のオフ車と400くらいのオンロード車、県外から来られているようで
やっぱりボクと同じ、幕営箇所に悩んでおられるよう
目が合った・・・ような気がした
「いやぁ混んでますねぇ、キャンプですか?」
「アタシたち、どこへ張ったらよいものか、もしよろしければ、ご一緒していただくと安心なのですが・・・」
ってな展開に!
勇気を出して一声かけられたら・・・憧れゾーン、未体験シアワセキャンプへの門が開かれたかもしれません
ラクダは、スルスルと前を通り過ぎ、また上の駐車場まで戻ってきたのでした
いやいや、なんとなく、なんかありそうだ
程なく、またまた下の広場へゆっくりと戻ってきたときには既に二人組の姿は無くて
まあ、こんなもんか(^^;
もうあきらめた(^^; 下の広場のほぼ中央、芝生の切れるあたりに、お隣さんとは10mほど距離を置いてささっと幕営
外はまだ明るいので、テントに籠もるのもどうかと
空荷のラクダでまた上までトコトコ来ていると
上のサイト横の道路に、さっきの二人組が荷下ろしをしているではないか
・・・っと、また、目が合った(ような気がした)
あのぎゅうぎゅう詰めのサイトのどこに張るのだろう?
「いい場所みつかりましたか?」
と、ここでまた普通に言葉が出れば・・・
とまあ、妙に胸キュンな、このおっさんなりのアバンチュールなのでした
ごめんなさいm(_ _)m
まだ陽はあるけど、標高があるのでテントの中は暑くも無く
網戸からは涼しい風が入ってきてジツに快適
一度入り込んだら、もう外に出る気がしなくなって
速攻でビールを2缶開けたころか
隣との10mほどの隙間に、若者がやって来た
3人ほどか、なにやら楽しそうだ
・・・が、ここに、この隙間に張るのかよー
聞きたくなくても耳に入り込んでくる会話
名古屋のほうからやって来て、途中のホムセンで3人用のテントを買ってきたらしい
説明書読めよとか、なんとか、もう、口を動かさず手を動かせよな
このテントがまたなかなか建ち上がらない
俺は車で寝るからな!なんて宣言しているヤツもいたりして
なんとかアウターを張って
ペグ打ち
これがもうひどい
タタタタタタタタタタタ・・・毎秒3打の連続打
入らない入らないって、たぶん付属のアルミ製の軽いハンマーで小たたきしているのでしょう
(この場所は非常にペグが打ちやすいのですけどね)
たたたったたたたたたっったtst・・・と、これが20分くらい続くのですよ
どうやったら、ペグ打ちにそんなに時間を費やせるのか
打撃力は重さ×長さデスヨ!もっと腕の振りを大きくゆっくりとこんなふうに
レクチャーしてやろか!
こっちは、ひとり幕の内で、トイレを我慢して出るに出られない状態になっているというのに(^^;
相当にイライラさせられました
まあ、そのおかげもあって、気がつけば、陽も落ちかけて
やっと幕から出ることができたのでした
(こんな我が性格、イヤになりますね、ホント)
陽もとっぷり暮れると
酔った勢いもあってか、カメラを持ってウロウロと
上のサイト
さっきの二人組かなぁ
料理でしょうか
お洒落なパスタとか・・・それにワイン
ぬぉーーっ
昼間も走っているときには寒いくらいでしたが
今はもう風が吹くとガタガタを震えます
メッシュジャケットの上にカッパを羽織ってトコトコ歩き、一番上の駐車スペースで佇むのもオツなものだな
星空でも撮ってみようとデジイチを持ってはきましたが
三脚を忘れて(^^;
擬木の上に置いて25秒の我慢の作だったり
いつも思うのです
酔っ払ってなかったら、もう少しましなのが撮れる・・・のかもしれないなぁ
村が明るすぎたのかなぁ
まあ要するに、イマイチなのでした m(_ _)m もっと勉強がヒツヨウです
幕の内へ戻り
ビールも切れて、焼酎やりながらスマホに入れていた映画を観ていたのですが
いつのまにか、爆沈
もう明るくなるか時刻かな
インナーを手で押し押しし、アウターの夜露を流しながら過ごしておったところ
ドルン!!バリバリバリ・・・
いきなり、ハーレーの爆音が!
まあ、その前にもクルマが出たり入ったりはしておったのですが
トイレなのでしょうね(歩くと5分くらいかかるので)
でも、歩いて行ってくださいよね
不思議と腹は立ちませんでしたが
この時刻にあの爆音、なんなのでしょうね、あの感覚はボクには理解不能ではありました
朝ご飯は、夕べのアサリ鍋の出汁に米を投入
雑炊?!ようなものを腹に押し込み
早めに撤収・・・と思いきや
お隣の若い氏らが、ガヤガヤと撤収を始めた
ひろめとかなんとか言ってたので、今夜は高知市内なのでしょうね
幕の内でやれることだけを速攻で完了し
隣の完全撤収をじっとまってから、幕をしまいさっさとサイトを後にしました
昨夜の女性二人組も、バイクに荷物を積み込み中で
「お疲れ様でした、楽しかったですかぁ」
とでも、声をかけられたらよかったのですが・・・
久しぶりのソロキャン、いやキャンプ自体久しぶり
なんか情けなかったですけど(^^;
不思議と気分は良かったですね