RS250 Rモノショック交換

4257km

足周りリフレッシュのついで作業として、いろいろ外してある間にリアのモノショックを交換しました。

普段だとオークションなどで入手した状態の良いパーツに置き換えるものですが、今回は特にそういった部分には期待していません。

将来的にオーバーホールするか社外品へのリプレイスを検討しているのですが、それらが手元に来る間の支え用に入手してあったもので、経年から考えたらヘタっている事は間違いないので性能面での改善は望んでいません。

ただこれが前期型と後期型で微妙に形状が違います。

計測して前期型と分かっていましたが、そのまま取り付けられる確証がないと採寸に出せませんので交換して確認してみることにしました。

バイクリフトで車体を持ち上げたらリアタイヤの下にスロープを差し込んでおきます。

これでサスをリンクから抜いてもガタンと落ちないし、付け替えてからボルトを入れる位置決めも楽になります。

サスの上下のボルトはそのままでもアクセスできますがサスを抜き取るために燃料タンク、エアクリーナーボックス、テールカウルなどを外しておきます。

結局、サスユニットを抜き取るのにシートステーまで外しました。

取り替えるサスは同じ前期型用でぱっとみは状態が良いように見えます。

しかしそこは中古品だけあってシールがボソボソになっていたり、ロッドの中央に何でついたのかよく分からない傷があります。

今のところオイルが漏れたりはしていないようですが、もろにストロークする部分だけに長期使用は難しいでしょう。

抜き取ったリンクのベアリング部分は錆は見られませんがグリスの油分は殆ど抜けているようです。

工具が手元になくてこれ以上の分解はできませんでしたがリンク部分の他の箇所も同じようになっていると推測されます。

今回は分解できたこの部分のみグリスアップしました。

ピンの方は目立った大きなダメージはなさそうですが、片側だけ綺麗に磨かれたようになっています。

段差などは確認できませんでしたのでこちらもグリアスップして再使用します。

サスを入れ替える前にタイヤの下のステップを抜いてスイングアームを上下させてみましたが、異音や変な抵抗は感じられませんでした。

周辺部分も清掃し、綺麗なパーツに入れ替えたのでだいぶ見栄えが良くなりました。

ただ気になるのがリンクのグリス切れとサスロッドの傷です。

さらにサスセッティングをやり直すので上下の減衰を最弱にして座ってみましたが、コシがない感じです。

単に弱い、というよりは抜けているような印象です。

足周りが組みあがって走れるようになったら真っ先にチェックしたい箇所です。