1G締め

当整備の目的は足廻りのブッシュを1G状態で締め直し、ブッシュ本来の「たわみ」を最大限活かす。
それに伴い、乗り心地の向上、サスペンション本来の性能を引き出す事を狙いとする。

早速始めます！先ずはリアから。
1G状態を家庭で簡単に作り出す為に車載のパンタジャッキでジャッキアップします(必須)。

タイヤを外したら、車高調の下げ幅が増える事を願い車高調を掃除します(任意)。

真面目にやります。笑

リアの緩めるボルトは4本です。
1本目
ロアアームの奥のボルト
ボルトはブッシュのストレスをフリーにしてあげないと意味が無いので適度に緩めて下さい。

2本目
ロアアーム手前赤丸のボルト

青丸のボルトはトー角を調整する為のボルトです。後日アライメント調整をするので自分は触れませんでした。触りたい方は自己責任でお願いします。

3、4本目
アッパーアームのボルト2本

全て緩めたら1G状態を作ります。
車体を上げたパンタジャッキが手で動かせるところまで油圧ジャッキでロアアームを持ち上げます。
パンタジャッキが手で動かせるようになったところ、そこが1G状態です。

あとは緩めたボルトを締め付けるだけ。
適度なトルクで締め付けましょう。
参考までに。

リアアッパーアームのボルト2本
適正トルク9.5kgf・m

ロアアーム奥のボルト
適正トルク6.0kgf・m

フロントに移ります！
同じ様にパンタジャッキで車体を上げて
ボルトを緩めていきます。

フロントも4本

1、2本目
アッパーアームのボルト2本

3、4本目
ロアアーム奥のボルト1本と
サスペンション下のボルト1本

後は同じ様に油圧ジャッキでロアアームを持ち上げて、1G状態を作って締め付けていけば終わりです。

乗り心地はバタバタしない、振動はするけど揺られない、そんな感じになりました。
前回のタワーバーを入れる前に比べたらかなり乗り心地が良くなった筈です。

そしてブッシュのストレスが抜けたから？
車高が若干下がりました。

あとはアライメント調整残すのみ！