2018/09/16　フロントショックアブソーバーその他交換（188457.9ｋｍ）

　続いてフロント。
　リアも含め、今回交換した部品です。

フロントもリア同様、アッパーマウント2カ所（14mm）とサードリンクのナット1カ所（19mm）を外せばASSYで抜けます。
　リアと違って知恵の輪状態になったり、ゲバ棒で押し下げるなどの作業も必要ありません。

フロントで注意すべきなのが付け根のブッシュの形状。
　テーパー状になっています。
　ちなみにこちらが植え込みボルト側。

こちらがナット側です。
　整備要領書C-180ページの分解図を見る限り、FR系のリアもこの形状ではないかと思われます。

分解、組み付けの手順はリアと同じです。
　リア同様バンプラバー、ダストカバー、ロッドのブッシュ（NISMO強化→純正新品）も交換しました。
　こちらもロッドのカラーがバンプラバーに残っていないか確認し、忘れずに移植しましょう。

リアと異なるのがアッパーマウントとの位置関係。
　ロアのブッシュ穴に対し、アッパーマウントのボルト穴は上から見て車体内側方向へ60°オフセットされています。
　（写真は整備要領書C-163ページを抜粋したものです。）
　ビルシュタインだとスプリングシートが動くので、強引に回せば取り付けられますが、純正などスプリングシートが固定のショックは付かなくなるので、組み付け時注意しましょう。

フロント左側。
　スプリングシート下端はできるだけ横を向くようにしました。
　Cリングの溝は阿部商会のストック品に対し、エナペタルで上に1本追加してもらい、純正ショックと同じ高さにしています。
　今付けているベステックスのスプリングが純正ショックとの組み合わせを基本に設計しているからです。

余談ですがショックロッドのブッシュ、ロワ側はフロントとリアで品番が異なっており（左がフロント用56218ｰ01U00、右がリア用56218ｰ71L00）、アッパー側ブッシュと向き合う部分の出っ張り高さが違います。
　ちなみに、NISMOの強化品はフロント用と同一形状で、前後とも共通です。