2JZ-GTEの欠点

スープラにのっている2JZ-GTEエンジンは丈夫で作りが豪華で何気に軽量(エンジン重量はRB26が250㎏、2JZ-GTEが220㎏で30㎏も軽い)と文句の付けようが無いエンジンですが設計で欠点があります。









この時の特集のOptionにも書いて有りますが、2JZは１番目と６番目が死にやすいそうです。
それはサーモスタットの水温制御が入り口タイプ(ＢＭＷ方式)なのにラジエターロアー側から水流が来るのでブロック→ヘッドという
流れとなる。しかもヘッドの水流対策が下手なので６番目でどうしてもキャビテーションが出来やすい

でもそれはサーキットなどでギンギンに攻めたり、タービン交換しているクルマで起こる問題であってサーモスタットがインレットについるのは流量コントロールしやすいからである(参照)









ただ、ヘッドの水流対策が下手(どうしようも無かった)のは開発陣営も分かっていたと思います
なぜなら、欧州仕様にはエンジンヘッドを冷やすためのダクトが設けられているからです
280PS→320PSでここまで熱対策しなくても大丈夫なんじゃないでしょうか、すごい安全係数のとりかたですね。。。


ただ、欧州仕様はタービンがフルメタルだったり国内仕様と全然違う作りになっているので、、当時トヨタが欧州で気合が入っていたんでしょうね





欠点のないエンジンなんて存在しなと思います