
>次の場合には、 はさみ込み防止機構が作動しないため、 指などをはさまないように注意してください。万一、 指などをはさむと、けがをするおそれがあります。(マニュアルより)
● 窓ガラスが閉まりきる直前
● スイッチを引き続けたままの状態
ウインドウのスイッチは引いて窓を閉じるタイプなので、押すタイプよりも安全だと思います。逆だったら、子供を乗せて窓を開けている間気が気じゃないでしょう。いや逆だったら、子供が勝手に開けないのでかえって安全かな?いずれにせよ、子供やペットが間違ってスイッチ引き続けることはないと思いますが、一度挟んでしまったらパニックで何をするかわかりませんよね。そのため挟み込み防止機能があります。
国産CX-5では運転席だけにありますが、国内版と海外版の整備書で調べてみましたら、海外版で全席オートウインドウ仕様の場合があり、全席に挟み込み防止の機能がついているようです。仕組みはモーターの中に、回転が止まったか=窓が動かなくなったかを検知する信号があり、モーターの動作中は20mSサイクルの矩形波がでています。画像参照。
この電気信号が止まったか遅くなったときに、急いでモーターを停め、次に逆回転させて窓を半分ひらくというのが挟み込み防止機能です。挟むのを防止するのではなく、挟み込みを防止するだけなので、挟む事故自体は防げません。大事故に至らないようにという配慮であって、自動ドアのバンパーのように、簡単にドアが開いて助けてくれるものではありません。
この回転センサーはモーターユニットに内蔵されていて、国産の回路図では運転席だけなので、センサー自体が乗っていない可能性が大です。このセンサーを受ける自動開閉スイッチのユニットは、特に外部の制御機器とは通じていないようなので、センサー付きモーターユニットとの組み合わせで入手すれば、国産CX-5でも挟み込み防止機能付きオートウインドウが実現出来るかも知れません。
ところで、価格コムでネロコルサさんという知識のある方が書いていましたが、一般にオートウインドウの事故の多くは、運転席のスイッチの操作で後席窓を閉める際に起きているそうです。私もCX-5の後席ドアロックはまめにしますが、窓についてはロックし忘れがほとんどで、たまにイヌがボタンを押して窓をあけてヒヤッとします。そして、ルームミラーの角度を変えるか、停車して窓を見るか、後席の人に声をかけながら、ゆっくり窓を上げます。
もしオートウインドウと挟み込み防止機構がついていても、後席にイヌや慣れない子供を乗せているときは、窓はロックするしかないでしょう。そのうえで、誤って窓を開けてしまって、走行中に閉めるときは、今度は前席でオートボタンで閉めても、挟み込み防止機能がついているので、事故が起きても軽く済むという事があるかもしれません。逆に油断で大事故になる可能性もあると思います。
ウインドウのモーターは氷の付着なども考えた強力なものです。つまり強い抵抗に耐えて窓を閉めるモーターなわけで、挟んでしまってから開いても、指や首などでは遅いかもしれません。衝動や外力を検知してモーターを止める仕組みがあれば、より安全だと思いますが、そうすると、もし暴漢が窓から手を入れてきて無理矢理窓を開けようとする時に、簡単に開いてしまうかも知れませんね。各席のドアロックのボタンが使いにくいのも、もしかすると簡単に子供が開けないようなフールプルーフなのかなあ、と思います。後席のリクライニングが効かないのも、ひょっとして安全ベルトの効果が最大限になるように、、、、リクライニングして欲しいなあ。
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CX-5 | クルマ
Posted at
2014/05/22 16:26:02