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クラッチ交換作業に伴うエンジン・ミッション脱着作業になります。
初級プライベーターが何とか一人で自宅のガレージでクラッチ交換する為に試行錯誤した記録です(笑)
メンバーを下して車体下から作業できる環境が無い為、エンジン・ミッション一式を上抜きで下して作業することにしました。
エンジン(ミッション)ホルダーは衝撃吸収ボディーに対応した物を持っておらず、手持ちの環境で作業する為の苦肉の策です(^_^;)
※結果的には他作業の都合上、一式下ろして正解でした。
ボンネットや足回りは外して作業スペースを確保。
その他、吸排気、電装系、ラジエーター等は全て外しました。
※本来のやり方とは違いますが、グロメットからメーター配線を通している都合上、今回はハーネス一式は室内側を触らず、全てエンジン側を外しています。
エンジン高さを考えると最低でも70cmは揚程を確保しなければなりません。
これを考慮するとガレージの前方からアームを入れる余裕はなく、横から入れて作業することになりました。
また、アームの懐深さも制約があるのでDIY用のクレーンではギリギリ足りないくらいでした。
アームのフックを外して直接チェーンブロックを掛けて揚程を稼いでいます。
(レベラーはチェーンブロックのフックに取り付け)
250Kgクラスの物で大丈夫なので小型の物で更に余裕を確保。
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車体自体もギリギリまで低く下ろし、コンクリートブロックに乗せておきましたが、ここまでやっても下ろす際にアームの長さが足りなく苦労しました。
取付時の位置合わせは相当難儀するのは目に見えていたのでアームをワンオフでロングタイプに交換する事に決定。
角材は鉄鋼販売店で購入・加工してもらいクレーンの揚程を大幅に確保することに成功♪
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エンジン抜き取り時はマウントを切り離したら少し前側に引っ張って垂直に上げれば特に干渉する所はありません。
※タワーバーは外さずに作業しましたが、エンジンの水平が出ていないとリア側マウントステーが干渉します。
ブレーキ配管とフレームをプーリーの干渉から保護する為に適当なマット等で養生しておきました。
※クリアランスがかなりシビアなので一人作業では多少なりとも擦ります。
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ACコンプレッサーは配管を外さない為、ブラケットから外した状態でメンバーの上にエアーパッキンで包んで置いておきました。
別途作業時に邪魔になる場合は上から紐などで吊っておきます。
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参考までにエンジン・ミッションを吊る際に前後の水平が出る場所です。(ミッション側)
市販のエンジンレベラー等、調整幅が広くない物でもここから斜めにチェーンを掛けてあげれば良い感じに重心が出ます。
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エンジン側はサイドマウントを外してからこの場所に吊り具を付けるとバッチリです。
適当な物が無かったので市販のアイナットを加工して自作しました。
このポイントだとヘッドカバーにも上手い事干渉しないので傷つけないと思います。
※新品の場合などは念の為養生した方が良いです。
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上記工程は載せる際に試行錯誤した結果で、最初に下ろした際はこの様な位置で吊り上げており、重心が上手く見極められず前側に傾斜する形で下ろしました。
この際にリア側のマウントステーがタワーバーに干渉したり、スロットルポジションセンサーがコアサポートに干渉したりして傷が入りました。。。
ミッションの穴は風呂用のゴム栓を両側から挟んで長ボルトで蓋をしてあります。
オイルシールを傷めず、なかなか良いかと♪
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エンジン自体はオイルパンが平らなので台車の上に下ろせば安定するのですが、ミッションが付いた状態では傾いてしまうので、フロアジャッキで支えた状態で締結ボルトを緩めて両方を分離させる形となります。
あとはそれぞれ目的の作業を終えた後、外した順番と逆に取り付けて終了です。
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