目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
所謂デテントスプリングという物のレートを変更することでシフトゲート(前後方向)の節度感を出すというものです。
交換は至ってシンプル。
赤〇の3ヶ所のボルトを外してスプリングを入れ替えるだけ。
交換時はエアクリーナーBOXとミッションについているアースケーブルを取り外す必要があります。
2
社外品で売っている物は1個で数千円という価格なのと、実際に付けている人が見当たらない?
その必要性がどうなのかも含めて検証してみたいので、外した純正に近いサイズでレートの高い物を探して組み込んでみることにしました。
純正を実測したところ約11.54N/mm(当社測定値)と出ました。
社外品と同様に?約1.5倍のレートを持つ市販品を見つけたので、それと交換です。
3
ボルトにバネとボールを入れたところ。
僅かに飛び出し量が多いのが社外品。
使用したのはトラスコのTST-66159
公称レートは18.44N/mmと中々良い数値。
しかしこれがとんでもなく固いシフトフィール(;・∀・)
運転後30分で取り外してしまいましたwww
4
結構変わるもんだなと思って、純正に戻すもなんか物足りないのでプリロードを強めにしたらどうだろう?
という発想から、ガスケットのワッシャーを薄い物へ変更してみた結果・・・
シフトレバーが動かない( ;∀;)
外してみたらボルトの先端が変形しており、ミッション内でシフトフォークに接触してしまったようです(>_<)
潰れた事でボールとバネが外せなくなったので、グラインダーでカットしてバネだけ救出しました(T_T)
ミッション内では1mm程度のクリアランスしかないようです。。。この作戦は失敗(>_<)
5
ボルトとボールを買い直して(^^;)
ボルトの中にシムを仕込んで(インナーシム仕様)ボルトのガスケットは標準に戻しました。
岩田製作所のステンレスシムで丁度良い物が手持ちに有ったので使ったのですが(0.5t×2枚)これがミッション内に落ちたら一巻の終わりなので、粘度の高いグリスを塗って落ちないように慎重に取り付けます。
<こんなの誰も真似しないでしょうw
結果は・・・微妙(;^_^A
油温が温まってくると良いけど、冷たいうちは(作業時は冬)ゴリゴリ感が強くて質感が乏しいので却下しましたw
6
次は純正流用という事でCR-Zの物を試す!
前期と後期で品番(レート)が違うのですが、後期(ZF2)が硬いと思い取り寄せてみたら逆で前期(ZF1)の方が硬かったというオチでした(>_<)
因みに上から
ZF2 24456-PCY-000(ふにゃふにゃ)
ZF1 24455-P4A-000(普通車っぽい)
CL7 2244-55-PHR-000(メリハリが◎)
カッコ内はシフトの操作感
という感じで、結局一周回ってCL7純正が一番良かったというオチですwww
因みにK20A搭載車は調べた限り全て同じスプリングでした。
フィーリングに関する部分は結構シビアなので専用品でもない限り交換しない方がベターかなと。
7
とりあえずサビサビだったボルトが新品になったので良しとしましょう♪
今回の検証に掛かった金額は・・・社外品のスプリングを買うよりは安く済んだのではないかな??と思いますが、正確には計算していません(笑)
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