ホンダ PA1型 Zの油温にびっくり仰天!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
3月11日の東北の被災地での撮影を前に、ヤボ用が1件、2件、3件。
それで少し早めの、3月5日に東京を出発。
出発前にあわただしく、スタッドレス(雪タイヤ)に戻しました。
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3月11日の東日本大震災直後、夏タイヤで現地に向かって立ち往生し、大渋滞を作ってしまった人達がいる。
いや、笑い話じゃなくて。
もちろん、個人攻撃でもなくて。
3月になったから、もう夏タイヤでも大丈夫だろう……と思ってしまうのは、東京に住んでいれば仕方ないこと。
でも、東北はそうじゃない。
3月に東北に行く時は、必ずスタッドレス。
これ、基本です。
2
話を戻す前に……
スタバがかわいらしい限定グッズを出していたので、おみやげ代わりにこれを2セット。
震災の直後、2011年に生まれた女の子(男の子も)、もう小学生になってるんですよ。
知ってた?
3
ほらね。
スタバって、東北の被災地だと、仙台、石巻、その次は八戸。
スタバの限定グッズとか持っていくと、けっこう喜ばれるんですよ。
4
で、話を戻すと……
今回は、Z(ホンダ PA1型)に取り付けたばかりの、油温ウォッチング。
それで、東北道をずっと走って行くことにして、平坦な関東平野のうちに色々な速度で油温の変化をチェックしました。
5
アイドリング状態で、既に85度。
オイルパンの油温が85度の状態で巡行したら燃費が一番いいはず!と思いきや、アイドリング状態で85度。
走れないじゃん!と、笑った。
で。
高速道路とはいっても、速度を上げたり落としたりせず、左端の車線で一定の速度をキープ。
速度を変えるたびに、油温の数字が落ち着くのを待ちます。
結果。
70km/h巡行だと、オイルパンの油温は92度。
80km/h巡行にすると、油温は95度。
ん〜
高いなぁ。
3月の、深夜の外気温。
夏だと、もっと上がるのかもしれない。
6
速度を少しずつ上げていって、それぞれの速度で(油温の上昇が止まって)一定の数字で落ち着いた時の油温。
結果は、こうなりました。
……って、これじゃあ、わかりにくいか。
7
速度を少しずつ上げていって、それぞれの速度で(油温の上昇が止まって)一定の油温で落ち着いた時の数字を、iPadでグラフにしてみました。
アイドリングで85度。
70km/hで92度。
アイドリングから70km/h巡行までは、まぁ落ち着いてますよね。
ところが、70km/hを越えたところから急に、どんどん上がっていく。
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一般的には、燃費が一番いいのは80km/h以下、とされてるけど。
私のZ(ホンダ PA1型)の場合は、燃費が一番いいのは65km/h〜70km/hまで。
80km/hまで上げると、燃費が悪くなってしまう。
この何年かの、そういう経験則も、この油温を見ると納得です。
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3年前だったか4年前だったか、東北道(東京方面)で蒸気機関車のような大量の煙を吹きながらエンジンブローした時は、実は110km/h〜120km/hぐらいで巡行してました。
しかも、6月でした(明け方だったけど)
しかもしかも、オイルは10W-30(DC-Turbo)でした。
しかもしかもしかも、中古で買ったばかりで、お約束のプラグホールその他、オイルがどんどん減っていく状態。
このグラフを見ると、「そりゃあ、エンジンブローするだろ」ですね。
(中古で買ってすぐに、油温計を取り付けるべきだった)
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仮に、オイルクーラーを取り付けたとしても、グラフ全体がちょっと下に移動するだけ。
仮に、オイルパンと同じ高さに大きなオイルタンクを取り付けて、オイル容量を倍にしても、油温が上がっていく時のグラフの傾きが、ゆるやかになるだけ。
オイルクーラーを取り付けても、オイル容量を増やしても、「70km/hを超えた途端に油温が上がり始める」という特性そのものは変わらないよね。
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70km/hを超えた途端に油温がどんどん上がっていくのは、Z(ホンダ PA1型)だけなの?
あるいは……
さすがに「70km/h」はZ(ホンダ PA1型)ぐらいで、他のクルマは全部、もうちょっと上の速度域で、かもしれないけど。
この特性は、ホンダのE07Aエンジンを搭載してるクルマ、みんな共通なんでしょうか?
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とりあえず……
いちばん燃費が良くて、エンジンへの負荷がいちばん軽いのは「70km/h以下」ということは、高速道路は走れないなぁ、と思った。
東京〜鈴鹿〜京都、深夜の国道1号線バイパスも、さすがに70km/h以下だと迷惑というか、危険を感じるレベル。
だからといって、山越えルートは、もっと上がりそうだし。
近所のコンビニとかまでなら、まったく問題ない。
それはわかってるんだけどさ。
撮影機材とか荷物満載で、東京〜四国とか、京都〜東北とか。
エンジンをできるだけ長持ちさせるための乗り方、油温計とにらめっこしながら、もっと研究してみます。
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