ホンダPA1型ZのリビルトATミッションが届いたので送り返した
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
タービン(ターボ)が本格的にダメになって自走できなくなったまま車検が切れてしまって放置状態の、ホンダPA1型Zのお話。
年が明けて、3月11日の東北での撮影までもう時間がない!ということで、2台積み積載車で自宅に連れ帰ってきた。
さぁ、何から始めましょうか?
……というわけで、まずはATミッションから。
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ヤフオクで落札したリビルト品は、個人宅への配送NG。
クレーン付き軽トラックで、運送会社の営業所まで受け取りに行ってきました。
営業所では、フォークリフトで積んでくれる。
もちろん、自宅ではクレーンで降ろしました。
(地面に降ろしちゃうと、いちいち持ち上げて移動するたびに腰を壊してしまうので、台車の上に降ろすのは鉄則)
2
箱を開けたら、キレイなリビルト品(キレイに再生された半新品)が出てきました。
これを部品取りZに装着して、売ってしまったら、もったいない。
これは私のZで使います。
3
オイルクーラー内部を洗浄しろと、と。
ふむふむ……
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なんで、ターボが壊れたZを車検合格させるのに、ATミッションを?
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実は何年か前に、今となっては手に入らない貴重なホンダ純正部品の数々を装着してるレアな個体を、ヤフオクで見つけて買ってきちゃいまして。
(いわゆる、部品取り用)
この2台目のZが自宅の車庫を何年もずっと占拠していて、何をするにもとにかく邪魔。
さっさと処分したい。
ところが、買ってきた時点で、ATミッションがダメになっていた。
そこで今回、リビルト品をヤフオクで落札。
これを私のZに取り付ける。
私のZから降ろした中古ATミッションを、部品取りZに載せて、車検合格させて売る。
これで一件落着、というプランなわけです。
4
専門用語で「要コア返却」と言って、キレイに再生された半新品のリビルト品が届いたら、2週間以内に古いATミッションを送り返さなくちゃいけない。
なので、色々な作業はすべて後回しにして。まずは(部品取りZから降ろした)ダメATを運送会社の営業所に持ち込むのが最優先なわけです。
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ただし、段ボールの箱から取り出したら、ダメATをクレーンでうまいこと箱の中に落とし込んで、運送会社の営業所に持って行くだけ、という簡単な話ではない。
よく見ると、返送する壊れたミッションには付いてるんだけど、半新品のリビルト品には付いてない「大小いろいろな部品の数々」がある。
それを1つ1つ、古いほうから新しいほうに移してやらないと、後で困る。
うっかり送り返しちゃったことに気がついたとして、その部品が生産完了になってると、詰んじゃいます。
なので、新旧2つ並べて、周囲を念入りに1つ1つ確かめていかないと。
5
降ろしたダメATを自分で分解してみようと、チャレンジした時の残骸(の一部)
これも当時のまま、きちんと保管してきました。
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わかりやすい1ヶ所は、ここ。
ATフルード(ATF、ATオイル)のレベルゲージ。
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これもリビルト品には付いてこなかったので、古いほうから移植してやらないと。
っていうか、ATFが噴き出してこないように留める部分は、ゴム製。
新品がまだ手に入るなら、この機会に新品にしておいたほうがよさそうな気もします。
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もう1つわかりやすい1ヶ所は、これ。
車体側のオイルクーラーに行って戻る、2本の配管。
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これもダメATから移植しました。
10
最後のこれは、どうだろう?
ATミッションの中に挿すと、歯車で何かの回転を拾うらしい。
そして、それをミッション外側のカプラーに挿した配線で、電気信号として拾うらしい。
車速センサーかな?
……と、ちょっと(古い)クルマに興味ある人なら、わかるかな?
(これも壊れたら、新品は出るんですかね?)
(買っておいたほうがいい?)
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部品を1つ1つ移植し終わったら、ダメATを軽トラックのクレーンで吊り上げる。
軽トラックの荷台に置いた段ボールの中にうまいこと落とし込む。
(地面に置いた段ボールの中にATミッションを入れたら、その重くなった段ボールをまたもう1回、クレーンで吊らないといけない)
(その辺は作業する前にちょっと考えればわかるよね)
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ダメATを入れた段ボール箱を運送会社の営業所に持ち込んで、返送完了。
これで一件落着、やれやれです。
いや、ちがった。
これはゴールじゃなくて、やっとスタートラインに立ったところでした。
(こんな調子で、本当に3月11日に間に合うのだろうか?)
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