エンジン周りのカプラー類に接点復活剤(初代ZE1型インサイト黒)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
この数ヶ月、ずっと壁にぶつかったままの、初代ZE1型インサイト黒の燃費が悪いまま戻ってこない話の続き。
今回は、新しく2つのことを試してみようと思い立ちました。
その1は、接点復活剤。
金属表面の汚れを取り除いたり、表面全体がうっすらと錆びてくるのを予防したりするものを使ってみることにしました。
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なので、まずはボンネットを開けて、エンジン上部を覆っているプラスチック製カバーを取り外す。
2
電動インパクトがあると、一瞬です。
3
エンジン上部を覆っているプラスチック製カバーを取り外した状態も、念のためにアップしておくね。
(将来、何かトラブルが発生した時に、役に立つかも、立たないかも)
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画像の右上に写っているのは、Snap-Onの(CTEKの)バッテリー充電器。
初代ZE1型インサイトは、オルタネーター(発電器)を搭載していなくて、通常の12Vバッテリーへの充電もIMA頼み。
そして、IMAバッテリーから12Vバッテリーへの充電だけでなく、12VバッテリーからIMAバッテリーへの充電?(給電?)という、要するに相互給電?という機能もあるらしい。
なので、ちょこちょこタイミングを見ては、家庭用ACコンセントからバッテリー充電器をつなぐようにしています。
効果があるのかは不明。
効果があったとしても、単なるプラセーぼ(気のせい)かもしれないし。
これについては、少なくとも今の時点では、私は何の情報も提供できません。
(ただ、写っちゃってるから念のために説明しておいただけ)
4
接点復活剤といっても、そんなに難しいものじゃない。
ボンネットを開けて、プラスチック製のカプラーを片っ端から抜いて、接点復活剤をスプレーする。
そのまま1分から2分ぐらい放置したら、元通りカプラーを挿して、すぐまた抜いて、挿して……を、3回とか5回ぐらいくり返す。
……だけ。
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Wako's(和光ケミカル、通称ワコーズ)の接点復活剤は、ウェットタイプとドライタイプの2種類。
それぞれ、もっと正しい使い方というのが指定されていて、スプレーした金属表面に電気の流れを助ける膜を作ってくれたりするみたい。
ただし、そもそもの基本として、接点復活剤には錆を予防する効果はあっても、既に発生してしまってる錆には無力……なはず。
なので、カプラーに挿さってる線1本1本の先端の金属端子の表面を、専用の薄っぺらい棒ヤスリで磨いて錆を落とすのが第一歩。
その上で最後に、今後の錆び予防として、接点復活剤を吹くみたい。
だけど、今回は「とりあえず」でもっとシンプルに、目につくところ手の届くところにあるカプラーを片っ端から次々とスプレーしてみました。
5
汚れを取り除くぐらいの効果はあったはず。
そして、将来、エンジンを降ろしたり何だりする時に向けての、予習?
なるほど、ここにはこういう向きにこういうカプラーが挿さってるのか、とか。
これは多分、こういうのを検知してるセンサーだろうな、とか。
そんな感じの、自分の経験としても(ある程度は)プラスにはなったはず。
6
何かトラブルが発生して、ググってみてら「何々というセンサーの不具合かも」って、よくあるじゃないですか。
それで「何だそりゃ?」「そのセンサーはどこにあるんだ?」と、整備マニュアルを見た時に……
あぁ、そういえば、その辺にあるカプラーを抜いて接点復活剤をスプレーしたことあったなぁ……と思い出せると、初めての作業でも心理的なハードルはグッと下がるよね。
7
これは何々センサーへの配線です、とか。
そういう説明はすべて省略して、カプラー類の画像だけを並べてますけど。
それでも将来、何かの時に「あ、これは画像で見たことある」と思い出せば、それだけでもDIYのハードルは、グッと下がってくるはず。
8
ちなみに……
接点復活剤は、通電してない状態で使うもの。
なので、作業前に必ず、バッテリーのマイナス端子は外しておくべし。
うっかり、常時通電しているところにスプレーしちゃったら、まずいことになる……かもよ?
9
それから、スプレーに含まれる溶剤は、電子基盤に浸食して(長期的には)腐食させることもある。
(接点復活剤に含まれている成分にもよる)
だから、インスタ映えしそうな勢いで、大量に吹きつけるのは危険。
接触する金属端子の部分だけに、ほんのちょっとだけスプレーする。
……というよりは、ちょろっと濡らすだけ、という感じでケチケチ使ったほうがいいみたい。
少なくとも、内部に基盤が入ってそうな場所へのスプレーは、慎重に。
10
まぁ、結果としては、これをやっても燃費は戻らなかったんだけどね。
OBDにつないでの故障診断で「何々センサーの異常」とか出たなら、そのセンサーへの配線カプラーも要チェックになるけど。
今回は特にそういうの、何も出ていない。
だから、ドライタイプで丹念に清掃してからウェットタイプをとか、そこまではしていません。
っていうか、カプラー内部に挿さってる端子1本1本には、そういう時、どうすればいいの?
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おそらく、どこか1ヶ所か2ヶ所を解決したら劇的に見違えて燃費がもどる、というような簡単な故障ではない。
すべての物が、あらゆる物が、経年劣化と走行距離による劣化によって平均的にみんなダメになってきて、その結果としての燃費悪化なんだろうなぁ。
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初代ZE1型インサイト黒
2023年5月18日(月)24万7045km時
・エンジンまわりのカプラー類に片っ端からWako'sの接点復活剤
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