点火プラグをホンダ純正の新品イリジウムに(初代ZE1型インサイト黒)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
つい先々週4/12水に、ダイレクトコイル3本を新品に交換したばかりの初代ZE1型インサイト。
だけど、燃費が悪いまま、どうしても伸びてこない。
それで、またボンネットを開けて、SnapOnのイグニッションアナライザー「GTCTA505J」で測ってみました。
まずは、1番。
先々週4/12水の新品ダイレクトコイル装着時点で10kV(1万V)ぐらいあった2次電圧が、8千V以下まで下がってます。
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次は、3気筒エンジンのまん中、2番。
やっぱり、先々週4/12水の新品ダイレクトコイル装着時点で10kV(1万V)ぐらいあった2次電圧が、8千Vぐらいまで下がってます。
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そして、3気筒エンジンの3番目(ミッション側)、3番。
こちらは、先々週4/12水の新品ダイレクトコイル装着時点で7千Vしか出ていなかったまま、相変わらず今回も7千V前後のまま。
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そこで、考えた。
色々な試行錯誤を積み重ねて、最後はコストも度外視して、やっとのことで燃費世界一を達成したという変態エピソードが大盛り山盛りてんこ盛りの、初代ZE1型インサイト。
わざわざ、高価なイリジウムプラグを純正指定しているということは、そこにも意味があるのかもしれない。
燃費が悪くなったまま、なかなか戻ってこない原因の1つは、ここにもあるのかもね。
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先月、プラグギャップを(自分オリジナルの1.2mmから)整備マニュアルで指定されている1.1mmに戻しただけで、エンジンのチェックランプが光らなくなったばかりだし。
ありとあらゆる、すべての要因の絶妙なバランスの上でやっとのこと成り立ってる、ぎりぎりの燃費なんだろうな、と。
走行距離を考えても、どこか1つか2つの原因ではなく、ありとあらゆる全ての場所がくたびれてきて、のことだろうし。
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思い当たるところから順番に、全部やるぐらいのつもりでいないと、古いクルマには乗れない。
そして、手に入る限りは、とにかく純正品が一番!
そう考えて、今回は点火プラグ。
純正指定の、高価なイリジウムプラグに交換してみることにしました。
(NGK 型番 ILZFR6A11)
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ダイレクトコイルを取り外して、点火プラグを抜いたところ。
先々週4/12水に、ダイレクトコイル3本を新品に交換した時に、実は点火プラグは交換していません。
前回(先月)2023年3月11日23万8701km時に交換したままなので、現時点では約7千km。
だいたい1万kmから1万5千km毎に交換しましょうとされている寿命のうち、ざっと半分を過ぎたぐらい。
点火プラグの寿命としては、まだまだもうちょっと行けそうな気はするけどね。
本来なら、ダイレクトコイルを新品に交換する時は、点火プラグも同時に新品に交換するのがセオリーだし。
そもそも、この点火プラグは型番ZFR6F11。
純正指定の型番の先頭2文字「IL」が付いてない。
つまり、この仔の整備マニュアルで純正指定されている高価なイリジウムプラグの、安価な互換品なのよ。
そんなわけで、7千km走った中古「ZFR6F11」を抜いて、純正指定の新品「ILZFR6A11」を入れます。
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型番の末尾「11」は、ギャップの隙間 1.1mm。
詳しい人は今、この画像を見て、モヤモヤしてるはず。
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イリジウムプラグは、電極のイリジウム合金の部分を破損とまでは言わないけど、素人がいじると傷つけちゃう可能性がある。
だから「プラグギャップは調整しないでください」「買ってきたそのまま使ってください」とアナウンスされてます。
だけど、大量生産される工業製品である以上は、そして、一般的な物流ルートに乗っかって配送されてくる以上は、どうしても製品誤差というものが生じてしまうし、指定された許容範囲内ならそれは不良品ではなく、受け入れるしかないわけで。
3本すべてがきっちり、純正指定のプラグギャップ1.1mmでそろっていることを、電極部分のイリジウム合金をうっかり傷つけてしまわないようにそぉっと確かめました、という感じです。
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そして、最後はトルクレンチで。
初代ZE1型インサイトの整備マニュアル(サービスマニュアル シャシ整備編99-11)の指定トルクは「25Nm」です。
(第5章 エンジン 5-9)
これも、3気筒エンジンなら点火プラグ3本、みんな同じ締め付けトルクでそろえることに意味がある……はず。
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ダイレクトコイルを3本とも、新品に交換した。
後輪を覆うスパッツも、きちんと左右とも装着した。
点火プラグ3本も、純正指定のイリジウムプラグに交換した。
これで、少しは燃費が良くなるのか?
それとも変わらないのか?
実際に運転している自分の感覚としては……
3気筒それぞれに燃料を噴射する、インジェクターという部品が怪しいよなぁ……
3本ともいったん取り外して、アルコールで超音波洗浄かけてみたいなぁ。
それでダメなら、インジェクターも新品に交換してみたいなぁ。
……と、思ってるんだけど。
でも、さすがに新品のインジェクター3本はけっこうなお値段する。
なので、ひとまずしばらくはこの状態で様子を見てみます。
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初代ZE1型インサイト
2023年4月30日(日曜)24万5430km時
・点火プラグ3本をホンダ純正の新品イリジウムに(ZFR6F11→ILZFR6A11)
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