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安藤二七美の"初代 インサイト" [ホンダ インサイト]

整備手帳

作業日:2025年5月7日

エンジンオイル交換@2025初夏(初代ZE1型インサイト)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
5月5日の立夏を過ぎてすぐなので、タイトルは「初夏」にしてあります。
5月中旬にもなって「春」とか言ってたら、ろくな教育を受けてないのがバレて陰で笑われてしまう……
それはさて置き、GW明けの5月7日、初代ZE1型インサイトと丸1日たわむれました。
……シリーズの最後、その4は、オイル交換。
ただのエンジンオイル交換です。
===
まずは、エンジンをかけて、エンジンオイルを温めるところから。
バターと同じで、オイルは冷たいと固くて流れにくくて、温まると水のようにサラサラになるからね。
ちょっと買い物に行ったりして、走って戻ってきた直後なら、それでいいんだけど。
まったくの冷たい状態からだと、どのぐらい温めたらいいんだろう?
(フルノーマルの純正状態だと、油温計も油圧計も付いていない)
===
その答えは、整備マニュアルにあり。
エンジンをかけてアイドリング状態のまま放置して「ラジエーターファンが2回作動するまで」と書いてあります。
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-4)
===
それから、もう1つ。
エンジン下部を覆っているプラスチック製の正式名称「スプラッシュシールド」の取り外し。
最後にこれを取り付ける時、ボルト5本の締めつけトルクは「9.3Nm」
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-4)
そんなにシビアなものじゃないから、10Nmと覚えておけば十分だけど。
10Nmと言われて、どのぐらいの強さかさっぱりイメージが湧かない人もいるはず。
今のうちに、トルクレンチで確かめておいたほうがいいよ。
===
で、画像の1枚目。
まずは空気穴として、オイルを入れるところのキャップをちょっと開ける。
そして、このキャップのところをふさいでるゴム製パッキンが、まだまだ使える状態にあることを確かめる。
触って、ちょっと曲げてみて、ゴムというよりはプラスチックに近い硬さになっていたら、そろそろ新品に。
って、ゴム製パッキンがちょっとしか写ってないけど、初代ZE1型インサイトに乗ってる人ならわかるよね?
2
ドレーンボルトからオイルを抜く。
ドレーンボルトの締めつけトルクは39Nm。
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-4)
いちいち手を洗って整備マニュアルをめくって確かめるのが面倒なので、書いちゃってますけど。
3
ドレーンボルトのアルミ製パッキンは毎回、必ず新品に交換。
4
オイルエレメントをゆるめて、オイルが流れ出てきた状態でしばらく放置。
5
オイルが出てこなくなったら取り外して、パーツクリーナーを吹いて簡単にキレイに。
そして、周辺に明らかな異常が発生してないことを目視で、そしてこうやって画像で残す。
6
望遠側(iPhoneの画面の×2)から広角側(×1)に戻して、広角側でも撮ってみた。
これが将来、何かトラブルが発生した時に「ほらほら、2025年の初夏の時点では」という、貴重な記録になるかもしれない。
ならないかもしれない。
7
新しいオイルエレメントの取り付け面をふさぐゴム製Oリングには、指でオイルを塗りましょう。
整備マニュアルには「指で」とまでは書いてないけど、「オイルを塗れ」とは書いてあります。
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-6)
肘や膝、鼻で塗る人はいないはずだから「指で」だよね?
===
なんでいちいちオイルを塗らなくちゃいけないの?
(めんどくさいんだけど)
それは、回しながら取り付けた時に、乾いた状態だとゴム製Oリングがねじれてしまって、これがオイル漏れの原因になる「ことがある」から。
エアコンの配管の継ぎ目をふさいでるゴム製OリングをDIYで総交換しようとすると、やっぱり「ゴム製Oリングは(エアコンの)コンプレッサーオイルを塗れ」って書いてあるのですよ。
そのままだと、ゴム製Oリングがねじれてしまうことがある。
自分でオイル交換しようとするぐらいの人なら、大丈夫だと思うけど、念のため。
8
オイルエレメントは、基本的には手で回していって、止まったぐらいの強さで十分。
昔は「回転締め」といって、合わせ面が付いてから4分の3回転、とか言われてたけどね。
今は「12Nm」という数値で指示されているので、わかりやすい。
オイル交換のたびに整備記録に書くネタがそろそろ尽きてきたので、オイルエレメントの規定トルクまで「落書き」しちゃいました。
どなたか1人でも、見た目のインパクトで記憶に残れば大成功です。
===
オイルエレメントの規定トルクなんて、ネットに書いて何の意味があるの?と思うかもだけど。
そう思ったあなたは、師匠とか先輩とか、環境に恵まれてこの道を歩んできた人。
だけど、大丈夫だよ。
師匠とか先輩とか全然いない、完全な独学でググりながらチャレンジしてみる初心者でも、トルクレンチさえ持っていれば大丈夫。
「なるほど、このぐらいの強さか」と手の感覚で覚えたら、次からはトルクレンチを使わなくても大丈夫なはず。
(10Nmじゃ弱すぎるとか15Nmじゃ強すぎるとか、ここはそんなシビアなもんじゃないし)
===
ちなみに……
初代ZE1型インサイトの整備マニュアルのオイルエレメントのところには、「角度締め」と「規定トルク」の両方が載っています。
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-6)
9
新品のアルミ製ワッシャーに交換したドレーンボルトを39Nmで締めて、オイルエレメントを12Nmで締めたら、下の作業はおしまい。
あとは、上からオイルを入れるだけ。
エンジンオイルの規定量は「2.3L」、そして「オイルエレメント交換時は2.5L」と書いてあります。
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-5)
===
それから、私はカストロールの「エッジRS」という、10W-50のオイルを使ってるんだけど。
整備マニュアルを見ると、実は「0W-20」もOKになってます。
外気温「-30℃以下から40℃までOK」と書いてある。
さらに「最も省燃費性にすぐれたオイルです」とも書いてある。
(サービスマニュアル シャシ整備編 第5章-5)
===
0Wという低温での柔らかさ、そりゃ燃費はいいだろうけどさ。
でも、撮影機材とか満載で飛ばし続けたり、山道の登り坂をアクセル踏みっぱなしで飛ばしたり。
そういう使い方をする「こともある」から、その時に高温側「-20」は不安なんだよなぁ。
しかも、外気温40℃って、真夏の東京だとギリギリでOUTになりかねない昨今だし。
===
ちなみに……
低温側「5W」は -25℃以上で、低温側「10W」は -20℃以上で、と書いてあります。
せいぜい下がっても -5℃までいかない、東京レベルの寒さなら、10Wでもまったく問題ないし。
これを「5W」とか「0W」に下げていく、つまり低温でもサラサラの柔らかいオイルにすると、お値段がぐぅ〜んと跳ね上がっていく。
そこは好きにすればいいんだけどさ。
高温側の「-20」は不安だけど、例えば「0W-50」なんか探したら、えっらい金額しそうじゃん?
===
初代ZE1型インサイトに「0W-20」を使って、夏まっ盛りの酷暑の中を荷物満載で急な登り坂でアクセル踏みっぱなしにしてる人って、いるのかなぁ?
エンジン、焼きつかない?
10
そんなことを気にしつつも、私は今回もエッジRS。
(10W-50)
1Lのジョッキで2杯、そして最後に500cc……ぐらい。
何回もやってるので「このぐらいかな?」という目分量一発で、ほぼほぼFULLマークちょい手前まで入ります。
===
ちなみに、オイルの量は、トランプのブラックジャックと一緒。
FULLマーク以上に入れすぎるとエンジンを壊すので、FULLマークを超えたら「バースト」でやり直し。
やり直しというか、ドレーンボルトをゆるめて、少し抜かなくちゃいけない。
これが、めっちゃくちゃ面倒くさいというか、テンションが下がる。
なので、慣れないうちはちょっとずつ、ちょっとずつ、何回も継ぎ足してFLL手前まで持っていく。
これ、良い子は絶対に守りましょう。
せっかく、何かのこだわりがあって「世界一のエンジンメーカー」のエンジンに乗るんですもの。
エンジンを壊すようなメンテナンスをしちゃったら、本末転倒でしょ?
11
さて、ここからは余談。
使い始めてから、もう10年ぐらいになるのかなぁ?
私のポンコツ各車で長いこと使い続けてきた「エッジRS」を、もう終わりにしようと思い立ちまして。
そう決めてから数ヶ月、追加のエッジRSを買ってない。
今あるこれが最後の1缶になるの。
それで、今回のオイル交換が終わってから、ちょっと残ってるオイルを量ってみた。
重さ 2.3kg。
むむむむむ、微妙だなぁ。
===
今年(2025年)1月に別のクルマ、スマイルツインのオイル交換をした時に、グラフにしたんだけどさ。↓
===
◆オイル交換@2025年1月(スズキ EC22S型 スマイルツイン)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1516299/car/3282763/8081504/note.aspx
(2025年1月8日)
===
12
どういうことかと言うと、途中まで使ってるオイル缶の重さを測ると、残っているオイル量がわかるよ、ということ。
2.3kgなら、残りは2.2L。
そして、初代ZE1型インサイトのオイル交換1回で使う量は 2.5L。
そう、足りないのですよ。
1L缶を追加で買うと、残り3.2Lになるから、今度は0.7L残ってしまう。
そこで、さらに1L缶を2つ買うと、次は0.2L残ってしまう。
1L缶って、かなり割高だから、それなら4L缶をもう1つ買えば?となるんだけど。
残り6.2Lになると、2.5L、2.5L、残り1.2Lになっちゃうじゃん。
そこで1L缶を買うと2.2Lだから微妙に足りなくて……
どうしましょ?
ツインとか、アクティトラックで、うまいこと調整できるかなぁ?
13
とりあえず、最後の1缶には「残 2.2L」とメモっておきました。
14
初代ZE1型インサイト
2025年5月7日(水)16万3026km時
・オイル交換(エッジRS 10W-50)
・オイルエレメント(モノタロウ HO-12-A)
★次回は16万5〜8千km、遅くとも17万kmまでに
・ガラス3面にキイロビン
・ガラス3面にレインX
・左右の後輪タイヤハウス内を高圧洗浄
・Wako'sのヘッドライトリペア左右1回ずつ

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