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安藤二七美の"白カムACTY" [ホンダ アクティトラック]

整備手帳

作業日:2023年6月29日

R134a換装済みならSnap-Onで全自動(ホンダ HA3型 アクティトラック)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
今年2023年3月に、わざわざ大分県から東京まで自走で乗って帰ってきたホンダのHA3型アクティトラック。
いくら5速マニュアルとはいっても、そんなもん、関東にだっていっぱい転がってるでしょ?……と、思われがちですが。
わざわざ大分県まで引き取りに行ってでも、この仔じゃないとダメな理由、というのが2つありまして。
1つは、ホンダBEATのカムシャフトに交換済みだという点。
もう1つは、エアコンが(当時の旧々R12aから)旧R134aガスに換装済みだという点。
===
今どきの「最新R1234yF」に慣れてる人から見ると、旧も、さらに1つ前の旧々も、どちらも過去の遺物だろうけど。
最新R1234fFまたは旧R134aならば、Snap-Onのエアコンサービスステーション(全自動)が使える。
旧々R12aと旧R134aとの違いは、ものすごく大きいのです。
そして、プロの電装屋さんにお願いすると、15万円から20万円ぐらいかかるはず。
旧々R12aのはずの古いクルマが「旧R134aに換装済み」となっていたら、即買いしてもいいレベル。
私の中では、かなり優先順位が高いポイントです。
===
というわけで。
5月6日の立夏をとっくに過ぎて、すっかり暑くなった6月29日、この仔にもSnap-Onのエアコンサービスステーションをかけることにしました。
2
荷台のエンジンフードを開けて、まずは高圧側Hポートと低圧側Lポートを探す。
HA3型の当時はまだ、エアコンはオプション装備。
しかも2種類。
新車の製造ラインで装着されたメーカーオプションと、全国各地のディーラーに届いてから後付けで装着されたディーラーオプション。
多分、それが理由だろうけど、高圧側Hポートと低圧側Lポートの場所はこの画像と違うケースもあるみたいです。
3
低圧側Lポート、どこだ?
……と配管を追いかけてみたら、奥のほうに隠れていました。
4
両方のポートに、それぞれのホースをつないだ図。
旧々R12aから旧R134aに換装した時点で、配管類の各つなぎ目をふさいでるゴム製パッキン等々は、新品に交換されているはず。
そして、その時にコンプレッサーを保護するためのコンプレッサーオイルも注入されているはず。
……とは思いつつ。
その記録は何も無い。
Wako'sの定番の1つ、PAC-P(パワーエアコンプラス、PAC-Plus)も入れておくことにしました。
5
エアコンの吹き出し口には、付属の温度センサーを。
最新モデルの新車だと、真夏の炎天下でも「9℃」とか。
過走行のポンコツ軽自動車だと「25℃」とか「30℃」とか。
もっと酷いと「35℃」とか。←外気温と変わらない
温度センサーを挿さなくても(忘れても)普通に全自動でやってくれるけどね。
BeforeとAfterの違いを確かめる意味でも、忘れずに挿したほうがいいと思います。
6
まずは現状を確かめるために、圧力チェック。
結果をプリントアウトしてくれるから、このメーターを見ること、ほとんどないけど。
高圧側、圧が低いですね。
コンプレッサーがONになっても、さっぱり上がっていきません。
7
デジタル表示で見ると、わかりやすい。
高圧側が低いですね。
高圧側も低圧側もそこそこの圧が出ていて、そこからエンジンをかけてエアコンをONにしても、さっぱり高圧側が上がっていかず、低圧側も下がっていかない、というならコンプレッサーがダメになってると考えていいんだろうけど。
そもそも最初の時点から高圧側が低いと、ガスが抜けちゃってる可能性のほうが高い……と考えていいのかな。
(つまり、ガスさえ入れれば復活する可能性が高い)
===
よし、まずは今回、ガスを規定量まできちんと入れてみよう。
それでダメだったら、次の手を考えよう。
8
ちなみに、コンプレッサーオイルの入れ方は2パターン。
ガス缶タイプの場合は、ここからこうやってねじ込んで、あとは画面から指示するだけ。
全自動を謳うだけあって、DIYの素人にも簡単です。
9
ここで、整備マニュアル(サービスマニュアル シャシ整備編90-3)を確かめる。
エアコンガスの規定量は「800g〜850g」と書いてあります。
1990年ということは当然、旧々R12aガスの場合だけど。
Wako'sのPAC-P(パワーエアコンプラス)は内容量25g。
差し引き「775g〜825g」なので、今回は「800g」と入力しました。
ガス800g+PACP 25gで、合計825gになります。
10
あとはスタートボタンを押して、他のことをしていればOK。
作業完了後のプリントアウトを見たら、回収した量は225g。
つまり、約27%しか残っていなかった。
そりゃあ、冷えませんわな。
いったんガスを抜き取ってから、真空引きをしてくれるのも大事なポイント。
空気を吸い取って真空にするということは、配管の中に残っている水分を取り除くということ。
残っていたガスの量を正確に測って、水分も取り除いて、コンプレッサーオイルを注入してくれて、最後に規定量ぴったりガスを入れてくれる。
しかも、全自動で。
今回も、これで見違えて冷えるようになりました。
===
白カムACTY(HA3型アクティトラック)
2023年6月29日(木)
・エアコンガス補充(残225g→825g、オイル PAC-Plusも注入)
(配管クリーニングのオプションキット待ち)

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