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安藤二七美の"白カムACTY" [ホンダ アクティトラック]

整備手帳

作業日:2023年3月18日

点火系の現状をチェックしてみた(HA3型アクティ)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 12時間以上
1
旅の途中で、赤い排気温警告灯が光った原因は、3本あるプラグコードのうちの1本がデスビ本体から抜けかかっていたからだった、という話の続き。
指先で軽く触っただけでも簡単に抜けちゃうガバガバのユルユル状態だけど、アイドリング状態だとまったく何の問題もなく普通なんだよね。
……ということで、現状をSnap-Onのイグニッションアナライザー「GTCTA505J」で測ってみました。
まずは1番。
2
続いては、2番。
3
そして3番。
いや、驚いた。
4
3気筒みんな同じ燃焼状態になってるのが理想なのは、誰でもわかると思うけど。
なんとなんと、イグニッションコイルからの2次電圧は3気筒いずれも約7千Vだし。
点火燃焼時間も、1.8ミリ秒で均等にそろっている。
この仔のエンジンはとても調子が良いと感じていた理由の1つは、こういうところにもあるんだろうなぁ。
===
もちろん、17万kmも走っていれば、新車状態からはだいぶ遠くかけ離れて、くたびれてきてるんだろうけど。
それでも、どれか特定の1気筒だけ特にくたびれてきていたり、逆に1気筒だけマトモな数値になっていて、他の2気筒はダメになっていたり。
そういうよくあるパターンを思うと、ここまで3気筒そろって均等にくたびれてきているというのは、すごい。
普段、どんなメンテナンスを心がけたらこんなに均等な状態をキープできるんだろう?
……と、日々の自分のズボラなDIYを反省しました。
5
あと、さらにもう1つ。
あんまりあっけなく解決できちゃって、物足りなさも感じたので、ついでに丸っこいデスビのキャップも開けてみました。
6
キャップを外すと、中でくるくる回っている「ローター」と呼ばれる部品が現れます。
この画像でいうと、イグニッションコイルから入ってきた2万Vの高電圧は、このローターの中央部に来ている。
そして、やや右下に見えるギザギザの部分から、各気筒に分配される。
7
分配されるってどういうことだろう?
……と、取り外したデスビキャップの裏側を見てみましょう。
===
3気筒エンジンだから、1周360度を均等に3分割した120度ずつの場所に、金属製の接点がある。
そして、ここに1本ずつ挿し込んだプラグコードが、各気筒の点火プラグに行ってるわけです。
この金属製の接点を「ポイント」と呼ぶことが多いんだけど、ローターの先端ギザギザ部がこのポイントに触れてる間だけ、その気筒の点火プラグから火花が飛ぶわけです。
===
なので、「何だかエンジンの調子が良くないなぁ」という時、あるいは「これからサーキットを走るぞ!」という時は、デスビキャップを開ける。
これらの各ポイントと、それからローターの先端ギザギザ部も、目の細かいヤスリでキレイに磨いて、電気の通りを良くしてやる。
あと、「ポイントギャップ」って言うんだけど、ギザギザ部と各ポイントの隙間を厳密に微調整したり。
昔のエンジンは、そんなことでもパワーとか、吹け上がりとか、音も全然ちがってくる。
===
そういうのを「面白そう!」と思ちゃった人は、片足つっ込みかけてる危険な状態。
健常人ならば、そういうの「めんどくさそうだなぁ」と思うはず。
「ダイレクト方式になって、デスビが無くなって、本当に良かったなぁ」と思うはず。
あ。
長いこと使い続けてると、このギザギザ部や各ポイントがすっかりすり減っちゃって、ローターとデスビキャップをセットで新品に交換しなくちゃいけなくなる。
それも、こうやって画像を見るとわかりますよね。
===
旅先のホームセンターの駐車場で、各ポイントとローターの掃除もしたほうがいいの?と思ったけど。
そんな必要はまったく無いぐらい、状態が良かった。
安心して、元通り組み付けて再スタートです。
8
白カムHA3型アクティ
2023年3月18日(土)17万5229km時@高知県四万十町
・イグニッションアナライザーで測定
・デスビキャップ開けて目視(見ただけ)

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