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安藤二七美の"白カムACTY" [ホンダ アクティトラック]

整備手帳

作業日:2023年3月18日

HA3型 アクティの排気温警告灯が光った

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
大分県で引き取ったHA3型アクティトラック、自走で東京に向かう途中。
大分市内のオートバックスで、キャブクリーナーとエンジンコンディショナーを購入。
その場でとりあえず、エンジンコンディショナーを吹き込んでみた。
それで調子は戻ったと思ったんですけどね。
===
国道九四フェリーで愛媛県に渡って、愛媛県を走行中に、また症状が悪化。
今までよりも酷くなってきて、これはどこかで入庫して診てもらわないとダメかも……と思ったところで、長い長い登り坂が続くトンネルへ。
登り坂が続くからアクセルを踏み込んでるんだけど、バババババッと不整脈っぽい感じでさっぱり吹け上がらない。
4速とか3速に落として回転数を上げると加速するんだけど、4速へ、そして5速へとシフトアップすると、またバババババッと不整脈っぽい感じでさっぱり吹け上がらない。
===
そして、赤い警告灯が光った。
これは、排気温ですね。
排気音じゃなくて、排気温。
排気ガスが異常な高温になったことを知らせてくれる、大事な警告灯。
一般的には、排気温警告灯が光ったら、ただちに停車しなさい、ということになってます。
だけど「あぁ、なるほどね」と思って、走り続けました。
どこまで?
最寄りのホンダまで?
いや、最寄りのホームセンターまで。
最寄りのホンダがかなり遠かった、というのもあるけど。
やっぱり、まずは自分で見て確かめて、DIYで何とかできるか、考えてみたいじゃないですか。
2
ホームセンターで最初に買ったのは、13mmのメガネレンチ。
だけど、この個体のエンジンフードは、14mmだった。
すぐにレジに戻って、13mmに交換していただきました。
===
新車の状態がどっちなのか、今となっては私にはわからないのですが。
中古で買ったアクティ・トラックの荷台のエンジンフードを固定しているボルトは、今までの経験上では4パターン。
14mmと、13mmと、錆びて正六角形が崩れ始めてる14mmと、錆びて正六角形が崩れ始めてる13mm。
なので、ヤフオクで落札したアクティトラックを遠方まで取りに行く場合は、13mmと14mmと、ツイスト(花形)の14mmも持参したほうがいいみたい。
(前回の個体が13mmだったので、13mmしか持って来てなかった)
今回は、マトモな状態の14mmでした。
3
ちなみに……
メガネレンチと同じく、ボックスソケットも、12角と6角の2種類があって、それぞれ長さに応じてショート、セミディープ、ディープとか、あるじゃないですか。
古くなって完全に固着しちゃっていて、しっかり噛ませてパワーを掛けたい時は、正六角形の通称ロッカク1択。
ソケット(ボックス)を今から買うなら、Snap-OnのFDXシリーズがいいよ。
(フランク・ドライブ・エクストラ)
===
Snap-Onの6角ソケットの精度の高さは、今さら語るまでもないとは思うんですが。
錆びて正六角形が崩壊し始めちゃってる時は、12角のほうがいいケースもある。
本当に崩壊し始めちゃってる時は、花形の通称ツイストをしっかり噛ませたほうがいい。
ところが、Snap-OnのFDXシリーズの今度の新しいやつは、面接触やらトルクやら強度やら、力が掛かる位置がどうたらこうたら、ツイスト機能も兼ねているというか何といえばいいのか……
もちろん、本格的に崩壊しちゃってたら、ツイストを使うしかないんだろうけど。
ちょっと崩壊し始めてるぐらいなら、Snap-OnのFDXシリーズで行けちゃいます。
そのぐらい、しっかり噛んだ上で、ボルトに力を掛けることができます。
先日、別件でFDXの半ツイスト?に感動したばかり。
「中古のアクティトラック引き取り旅」専用に、13mmと14mmだけ買いたいんだけどね。
ショートにしても、セミディープにしても、ディープにしても、セット販売なんだよなぁ……
そのためだけに、もう1セット買うのもなぁ……
(2023年3月現在はセット販売のみ)
===
旅先のホームセンターで買った14mmは、600円ぐらい。
それはそれで「これでいいや」と割り切るのも、ありだよね。
4
エンジンフードを開けた状態。
症状とこの画像から、ひと目で診断できちゃう……かな?
5
ヒントは、ここです。
今どきの若い人は知らない、謎の丸い物体。
ディストリビューターとかデストリビューターとか呼ばれて、一般的にはデスビと言うことが多かったはず。
6
デスビのアップ画像。
どうだろう?
わかる……かな?
7
答えは、これです。
デスビから3気筒の点火プラグに向かうプラグコードの1本が、外れかかっています。
2万Vとかの高電圧だから、こんな状態でも、アイドリングとかなら火花は飛ぶみたい。
だけど、負荷がかかって要求電圧が上がると、火花が飛ばなくなる。
それが「アクセルを踏んでも加速しない、回転数が上がらない」という症状。
それでも他の2気筒の爆発で走り続けてるから、この1気筒に入った混合気(空気+ガソリン)は未燃焼のまま排気系に流れて、そこの高温に接したところで燃える。
それが「排気温が異常に高くなりました」の排気温警告灯。
……という解釈で、たぶん正解のはず。
8
そんなわけで店内に戻って、次に買ったのは結束バンド。
またの名をタイラップ、また別の名をインシュロック。
クルマとか電気とかその他いろいろ、ジャンルによって色々な呼び名があるみたい。
大中小、色々なラインナップがある中で「耐熱・耐候性」というのを選んでみました。
9
外れかけてた1ヶ所だけでも大丈夫かもだけど。
1本がゴムの経年劣化でゆるゆるのガバガバになっていたということは、他の2本と、IGコイルからの1本も、似たような状態だろうということ。
つまり、時間の問題だろう、ということ。
===
クルマは「10年10万kmで寿命」とか「価値がゼロになる」といったセオリーが昔から言われてまして。
近頃は、それに対する反論みたいなのもよく見かけるようになってます。
10年10万km「付近」をメドに、ゴム製やプラスチック製の部品が次々と経年劣化でダメになる「だけ」
それを次々と新品に交換していけば、20年20万kmでも、それ以上でも、へっちゃらで走れちゃう。
その「ゴム製やプラスチック製の部品」の中には、こういうプラグコードも含まれるということ。
プラグコードも、実は(長期的に見れば)消耗品なんですけどね。
プラグコードとしての寿命とは別に、こういうゴム製の部分もダメになる……こともある。
古いクルマのボンネットやエンジンフードを開ける時は、こういうところもチラッと目視するのを習慣づけると、いいみたいです。
===
……と、いうわけで。
バッテリー電圧12Vを2万Vに上げるIGコイル(イグニッションコイル)から、デスビに入ってくる1本と。
その高電圧を、3気筒にうまいこと分配するのがデスビ。
デスビから3気筒それぞれに向かっていく、プラグコードが3本と。
合計4ヶ所を結束バンドで縛りました。
10
でき上がり。
結果として、これで完全復活。
その後、3千km以上、トラブル無しです。
===
ただし、警告灯は消えません。
今どきの排気温警告灯は、バイメタル方式といって、排気温度が下がれば警告灯も消える。
だけど、この当時のアクティ・トラックは、ヒューズ方式といって、切れたらおしまい。
排気温センサー自体を交換するしかないみたい。
それについては、東京に着いてから考えることにします。
===
【教訓】
排気温警告灯は意外とけっこうな金額するみたい。
点火系の異常を感じたらただちに対応して、排気温警告灯を光らせないことが大事みたい。
11
白カムHA3型アクティ
2023年3月18日(土)17万5229km時@高知県四万十町
・デスビのハイテンションコードとプラグコードを結束バンドで固定
12
大分県から東京に向かってるんだよね?
関門海峡から、安倍晋三さんの山口県を横断するルートじゃないの?
なんで四国?
愛媛県から高知県?
……と、不思議に思うかもだけど。
ハイドラ(ハイタッチ!Drive)のチェックポイント巡りも少しずつ続けてます。

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この記事へのコメント

2023年4月4日 23:28
大変でしたね(^◇^;)
復旧させたのは流石です!

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