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安藤二七美の"丸目 HA2" [ホンダ アクティトラック]

整備手帳

作業日:2023年4月23日

丸目HA2型 アクティトラック セルへの電圧をチェック

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内

1
セルが回らないまま、押しがけで大分県を出発。
京都にたどり着いたら、エンジンを停めてひと眠り。
下り坂で押しがけ再スタート、さらにもうひと晩がんばって東京へ。
東京に帰り着いたら、セルが回らない件の修理スタート。
その2は、セル本体への電圧チェックです。
===
一般的には「セル」とか「セルモーター」かな、とは思うんだけど。
アクティの整備マニュアル(ホンダの正式名称、サービスマニュアル、シャシ整備編)によると、「スタータ」となっています。
なので、この整備記録も「スタータ」で統一します。
===
スタータって、どこにあるんだろう?
フライホイールがある場所だから、エンジンとミッションの境目。
左(助手席側)からエンジンを通り越して向こう側に手を延ばすのは難しい。
つまり、右(運転席側)からのアクセスになります。
2
右(運転席側)の、後輪のちょっと前。
エンジンマウントの隣というか、脇のところにある、丸いやつ。
これがスタータです。
スタータへの配線は、上側に付いてます。
===
スタータとエンジンをつないでいるのは、14mmのボルト2本。
下側は、すぐ目の前に見えてるから簡単なんですけどね。
上側は、その対角にあるんだけど、見えにくいというか、この位置からは見えない。
3
後輪を外すと、見通すことができます。
4
スタータをエンジン側に固定しているボルト2本のうちの、上側。
荷台のエンジンフードを外したところから、実は見えてます。
見えたところで、ここからは何もできないんだけど。
横から入れた工具が、きちんとボルトの頭に掛かっているか、ぐらいの確認ではできます。
5
ゆるんできたところ。
6
固定しているボルト2本がゆるんだら、スタータ本体がグラグラ動くようになる。
この状態で、スタータ本体への配線2本を外す。
大きなナットで留められているのがB端子。
黒い配線カバーに覆われているほうを、S端子といいます。
===
あ。
その前に、バッテリーのマイナス端子を外しておこうね。
特に、B端子はバッテリーのプラス端子に直結。
B端子をゆるめてる途中の工具がボディに接触すると、ショートして火傷します。
(自分でスタータを外そうとするぐらいの人なら、大丈夫だとは思うけど)
7
B端子とS端子のアップ。
S端子は、錆びた小さいナットの隣の、平型端子です。
8
スタータから取り外した、B端子への配線と、S端子への配線を、荷台の上に出したところ。
スタータ本体の脱着(交換)だけなら、B端子への配線とS端子への配線を荷台の上に出す必要はない。
今回は、まずは電圧を測らなくちゃなので。
9
エンジンから取り外したスタータを荷台の上に置いて、B端子への配線と、S端子への配線をつないだところ。
そして、スタータ本体とバッテリーのマイナス端子とを直結にしたところ。
これで、本来の位置にある時と、電気的には同じ状態です。
===
スタータを取り外すことなく、取り付けた状態だと、作業しにくい。
……と思って、こうしたんだけど。
手が小さい人、身体が小さい人、下にもぐっての作業が苦じゃない人は、こんなことする手間と時間がもったいない!と思うかも。
10
B端子には、バッテリーから12Vが「常に」来ています。
常時12V、B端子はこれが正常です。
11
S端子には、バッテリーからの12Vが来ていません。
セルを回そうと思ってエンジンキーをひねってる間だけ、12Vが来る。
エンジンキーがOFFの状態では、これが正常です。
===
整備マニュアルによると、スタータは2つの機種があるらしい。
片方「0.6kW」は、この時に「9.0V以上」だそうで。
もう片方「0.8kW」モデルでも「8.0V以上」とのこと。
===
【部品番号】HA1型 HA2型 スタータ
0.6kWモデル 31200-PN3-003
0.6kWモデル 31200-PN3-901(AT車)
0.8kWモデル 31200-PN3-811
0.8kWモデル 31200-PN3-891(AT車)
★HA3型とHA4型のスタータは、0.6kWモデルと0.9kWモデルの2種類。
0.6kWモデルは、↑と同じ部品番号です。
===
この、セルを回そうとしてエンジンキーをひねってる時の、セルに来ている電圧を測ろう、という話。
結果は、動画にしました。
S端子への電圧は、9Vにも8Vにも満たないのでした。
キーシリンダー奥の配線は問題なかった。
……ということは、配線の経年劣化で電圧が下がってしまってる、ということでしょうか?
(続く)

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