丸目HA2型 アクティトラック セルのS端子への配線を新しくした
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
セルが回らないまま、押しがけで大分県を出発。
京都にたどり着いたら、エンジンを停めてひと眠り。
下り坂で押しがけ再スタート、さらにもうひと晩がんばって東京へ。
東京に帰り着いたら、セルが回らない件の修理スタート。
その3は、セル本体のS端子への電圧が低かった話の続きです。
===
セルを回すのは、エンジンキーをひねった時。
エンジンルーム内、セル本体のそばにリレー(電気的なスイッチ)を置くという手もあるけど。
そのリレーが壊れてエンジンがかからなくなると、また原因の特定がめんどくさい。
やっぱり、エンジンキーをひねった時の、キーシリンダー奥からの電気信号を、そのままセル本体のS端子に届けたほうがいい。
つまり、キーシリンダーの奥(室内)からセル本体(エンジンルーム)まで、33歳になる古い配線とは別に、新しく引っ張ろう。
そのためには、室内から室外に配線を通すための、穴を見つけなくちゃ。
……というわけで、助手席です。
2
配線を通すための穴、自分で空けちゃう人もいるみたい。
電動ドリルやら、錆び転換剤やら、錆び止めやら、塗装やら、Amazonやらモノタロウで素人でも買えるようになった現在。
私だって、やろうと思えばできます。
でも、やらない。
後から穴を空けると、どんなに真剣に錆び止め処置を二重三重に積み重ねても、3年とか5年もすると錆びてきます。
それで探しました。
助手席の座面を手で持ち上げると、ウォッシャー液のタンクが現れる。
その後ろに、新車の製造ラインで空けられた穴がありました。
3
ふむふむ。
ウォッシャータンク(のモーター)への配線も、ここで分岐してるわけですね。
4
邪魔になるので、ウォッシャータンク(のモーター)への配線カプラーを引っこ抜いて、ウォッシャータンクそのものも引っこ抜いた。
そして、ゴム製のグロメットも手で引っこ抜いて、車外(床下)側から黄色い配線ガイドを通す。
5
先端部の細いワイヤーに、通したい配線を引っ掛けて、床下のほうに引っ張っていく。
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床下の要所要所をうまいこと、くぐり抜けて、セルの取り付け部(付近)まで引っ張ってきたところ。
7
配線コードだけだと不安なので、コルゲートチューブも通しました。
(コラーゲンチューブって言う人、たまにいるけど、コルゲートだよ)
8
荷台の上に置いたセル本体の、S端子がこれ。
平型端子になってます。
9
車内から引っ張ってきた配線の先端を、こんな感じで剥きました。
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そして、平型端子のオスとメス、両方とも取り付けた。
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S端子へのホンダ純正の配線とS端子の間に、割り込ませたところ。
さすがにこのままでは危ないので、黒い絶縁テープでぐるぐる巻きに。
さらにその上から、絶縁テープの保護のために、黒いビニールテープでぐるぐる巻きに。
セル側の作業は、これで完成です。
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さっきの穴のところまで、新しい配線をコルゲートチューブできちんと保護してやる。
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キーシリンダー側の配線の端っこを、普通に剥いたところ。
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金具(ギボシ端子とか)ではなく、ハンダにしました。
なぜなら……
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プラスチック製カプラーの中に挿し込むから。
引っ張った力とかで抜けてしまうことのないよう、ビニールテープで軽く巻いておきました。
ちなみに……
セルを回すためにエンジンキーをひねってる時だけ、12Vになる(セルのS端子に行く配線)は「黒/ 白」です。
つまり、黒いコードで、白が入ってるやつ。
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新しい配線をつないだ結果も、動画にしました。
ちょっとは電圧が上がったけど、まだ低いなぁ、と思った。
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セルを回そうとエンジンキーをひねると、カチッという音はする。
マグネチックスイッチは、そんな低い電圧でも動いてるっぽい。
エンジンキーに連動してピニオンギアが飛び出してくるのも、確認はできてるんですけどね。
でも、セルのモーターは回らない。
やっぱり、2sqか、さらにもうちょっと太い配線を使ったほうがいいのかなぁ……と思いつつ。
配線の経年劣化で、S端子への電圧が下がってるということは、B端子への配線も怪しい。
(12Vは来てるけど)
念のために、次はB端子も確かめてみます。
(続く)
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