「瀬谷丸」の鮮魚、瀬谷であすから販売
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横浜市瀬谷区の市民団体からの寄付などで建造された新おおつち漁協(岩手県大槌町)の定置網船「瀬谷丸」が操業を始めて2か月余。「とれた魚を横浜でも食べたい」との声を受け、瀬谷丸が水揚げした鮮魚が20日から、同市瀬谷区三ツ境のスーパー「相鉄ローゼン三ツ境店」で定期的に販売されることになった。漁協側も「漁師たちに張り合いが出る」と歓迎している。
瀬谷丸は全長約22メートル、19トン。東日本大震災の巨大津波で保有漁船の9割以上を失った新おおつち漁協に新造船を贈ろうと、瀬谷区の「三陸沖に瀬谷丸を!」実行委員会が行った募金約3625万円に国と岩手県からの助成金を合わせ、計約1億6600万円をかけて建造された。
9月の初漁後、カンパした人たちから同実行委代表の露木晴雄さん(33)のもとに「横浜ではいつ食べられるの」と市内での販売を期待する声が集まったため、露木さんが地元企業の相鉄ホールディングス(本社・横浜市西区)に相談。同社も「被災地の復興につながれば」と、同漁協と調整を進めていた。
今月13、14日に同漁協を訪れた相鉄ローゼン水産部の松本隆夫チーフバイヤー(45)によると、この時期にとれるのは秋サケのほか、イナダやスルメイカ。12月に入ると、サバやヒラメも水揚げされるという。大槌町の仲卸業者が地元で加工・消費される分を除いて出荷するため、店頭に並ぶのは「週2~3回程度」(松本さん)となる見込みだ。
同漁協によると、大槌漁港は現在も地盤沈下に伴う岸壁のかさ上げ工事が完了しておらず、復興は道半ばだ。同漁協総務課長代理の小国敬さん(45)は「小さい漁港なので地元消費がほとんどだが、横浜の人たちからも食べたいと言ってもらい、漁師たちにも張り合いが出る」と話す。
同漁協によると、毎年1月中旬から3月末にかけては休漁期間だが、その間は、大槌町特産のワカメやホタテの出荷を検討中という。
(2013年11月19日 読売新聞)
ちと、うちからは、遠いが大槌の魚介類買いに行ってみようかな?
Posted at 2013/11/19 10:28:26 | |
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