
冬季五輪の舞台となるソチに近いロシア北カフカス地方は、テロを引き起こすイスラム過激派の根城とされる。
一方、帝政時代からこの地方を守ってきたコサックの子孫も多く、テロ防止のため自警団による夜警を始めた。ソチ市内でも800人以上が警備にあたっている。(ロシア南部ピャチゴルスク 緒方賢一、ソチ 田村雄)
「テロの後は毎日午後6時から午前1時まで地区内を歩いて警戒している」。ピャチゴルスク中心部から南に約20キロのタンブカン地区で、コサックの公務員ゲンナジー・クレシュノフさん(43)が強調した。
約800人が住む地区では1月上旬、車の中から男性の遺体が見つかり、警官が駆けつけると道路わきに埋められた爆弾が爆発した。ピャチゴルスクでは12月末にも警察署前で爆発があり3人が死亡した。
1月の事件後、地区に住む30人あまりのコサックが約10人のグループに分かれて毎日夜警を続けている。
北カフカスでは、イスラム過激派によるとみられるテロが各地で起きており、住民は不安を募らせている。このため、北カフカス全域のコサック約1万2000人で作る団体が1月、各地に非武装の自警団を組織することを決めた。
自警団からは、政府はコサックを治安要員として認め、不審者を拘束する権限などを与えるべきだとの声も出ている。ピャチゴルスクのコサックの指導者ユーリー・チュレコフさん(61)は「父祖伝来の土地をテロから守るため、多くのコサックが治安機関に協力したいと思っている」と話す。
当局も勇猛で知られるコサックの活動で、テロが防止されることを期待している。スタブロポリ地方のイリーナ・マルカシャン財務次官は「今年はコサック団体への支援額を昨年の約4倍の6000万ルーブル(約1億8000万円)に増額した。このうち5200万ルーブルは夜警の日当など治安維持にあてる」と説明した。
インターファクス通信によると、ソチ市内では800人以上のコサックが配備され、24時間態勢で五輪会場や街を警備している。
沿岸部の競技会場があるアドレル地区の主要駅では、構内の出入り口などの前に設けられた手荷物検査のゲート近くで目を光らせている。
コック帽のような形の毛皮の帽子などがトレードマークだが、物珍しさからカメラを向ける観光客に「撮るな」と制止する場面も珍しくない。
(2014年2月7日14時13分 読売新聞)
さて、北方領土の日でしたね。
オリンピックもあってかこっちの方(
ボルゴグラードとか)が気になりましたが、安倍総理にはがんばってもらいたいです。
正直、間宮海峡だって日本領土だろうと思うのですが、国際条約を結んでしまったので、しかたないですが、
なんか、アニメでもでるようで、連合国とソ連との密約でぶんどった南樺太やら北方領土は変換してもらいたいですね。
Posted at 2014/02/08 19:27:18 | |
トラックバック(0) | ニュース