2017年12月10日
富岡八幡宮、どうして殺傷事件が起きたのか
宮司職の継承を巡って姉弟間にトラブル
読売新聞 2017年12月08日
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東京都江東区の富岡八幡宮で7日夜に起きた殺傷事件で、死亡した女性宮司の富岡長子さん(58)と弟の茂永容疑者(56)は長年、宮司職の継承を巡ってトラブルになっていた。
富岡さんを中傷する文書も出回り、八幡宮は弁護士名で茂永容疑者に警告文を出していた。警視庁は、恨みを募らせた茂永容疑者が姉の富岡さんを襲撃した後、自殺を図ったとみている。
事件があった富岡八幡宮(奥)(8日午前9時、東京都江東区で)=大石健登撮影
登記簿などによると、同八幡宮では1994年11月、宮司を務めていた富岡さんの父親に代わって茂永容疑者が宮司代行に就任。
複数の氏子総代によると、入院中の父親に無断で父親の退任届を提出していたことなどが発覚し、茂永容疑者は2001年春に退任させられた。
再び父親が宮司を務め、10年12月に姉の富岡さんが父親の跡を継ぐ形で宮司代行に就任した。
富岡八幡宮の責任委員会は富岡さんを宮司にするよう、全国の神社を統括する神社本庁(東京)に具申したが任命されず、同八幡宮は今年、神社本庁から離脱。
富岡さんは今年9月に正式に宮司となった。
関係者によると、茂永容疑者は01年に宮司を辞めた後、富岡さんらを中傷しないことを約束する合意書を交わしていた。
しかし、茂永容疑者は06年1月、「積年のうらみ。地獄へ送る」などと書いたはがきを富岡さんに送り付けたとして、同庁深川署に脅迫容疑で逮捕された。
茂永容疑者は罰金刑を受けたが、その後も富岡さんを中傷する文書が氏子などに複数回配られ、半年ほど前に同八幡宮は弁護士名で「万が一、中傷をしているなら合意書に違反する」との警告文を茂永容疑者に出した。
一連の問題に詳しい関係者は「その後は富岡さんからの相談がなかった。自分で解決しようとしたのではないか」と話した。
江戸時代から続く八幡宮の姉弟間のトラブルに、周囲も心配を募らせていた。
神輿(みこし)の巡行を取り仕切る総代の男性が今年7月頃、茂永容疑者と電話で話した際、富岡八幡宮が神社本庁から離脱する方針であることに憤り、富岡さんの悪口を言ったり、急に泣き出したりと、情緒不安定な様子だったという。
別の総代の男性は「後継ぎを巡る姉弟間の問題がずっと続いていた。茂永容疑者は富岡さんが宮司になったことが気にくわない様子で、いつか事件が起きるのではないかと心配だった」と話した。
富岡八幡宮は、何年か前に行ったなぁ。
息子もしょうもないけど、神社本庁から離脱ってのもすごいね。
Posted at 2017/12/10 22:27:43 | |
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