
出雲国風土記の渡し場発見 松江、全国初 古代の官道
12/23(水) 20:45配信
山陰中央新報
古代の渡し場「朝酌渡」の一部と見られる遺構。礫(れき)石や小さく割った須恵器を敷き詰めている=松江市朝酌町
奈良時代の地誌「出雲国風土記」に記された官営の渡し場「朝酌渡(あさくみのわたり)」とみられる石敷の護岸が、松江市朝酌町の大橋川北岸にある朝酌矢田2遺跡で見つかった。
23日に島根県埋蔵文化財調査センターが発表した。渡し場は出雲と隠岐を結ぶ古代の官道の一部。官道上の渡し場が確認されたのは全国で初めてになる。
遺構は南北11メートル、東西20メートルで、5度ほどの傾斜がある石敷護岸。礫石(れきいし)に小割にした須恵器を混ぜて土の上に敷いている。
陸に続く北側は特に細かく敷き詰められており、船揚げ場や船着き場として使われたと考えられる。年代は須恵器の形式から、7世紀後半~8世紀と推定される。
出雲国風土記には、古代山陰道の支線で出雲国府と隠岐国をつなぐ「枉北道(おうほくどう)」が記され、大橋川を渡る地点には、官営の渡し場「朝酌渡」が設けられたとされている。
同センターでは、今回見つかった遺構は、規模や風土記の記述内容から朝酌渡の可能性が高いとみている。
国道交通省出雲河川事務所の大橋川河川改修事業に伴う調査で、遺構は大橋川の拡幅範囲と重なる。
遺跡の取り扱いについて、同省出雲河川事務所は「国としても地元の意見も聞きつつ協力していきたい」と話し、島根県教育委員会と協議することにしている。
現地説明会は26日午前11時と午後1時半の2回で、それぞれ定員20人。事前申し込みが必要で、受け付けは24、25日午前9時~午後5時。申し込み先は同センターで電話0852(36)8608。後日ウェブ上で説明会の動画が公開される。
古道も好きです。
以前出雲大社にツアーで行った時に、みんなが”ぜんざい”や”出雲そば”を食べている時間に、昼飯抜きで見に行った古代出雲歴史博物館で買った本です。
残念ながら、このときは御朱印帳を集めていなかったので、再訪しなくてはなりませんね。
で、隠岐。
隠岐もとっても行きたい場所。
一宮巡り、国分寺跡、国分尼寺跡、国府跡、そして天皇が流された場所など見どころいっぱい!
そこに官道も残っているとはw
早くコロナが治まって旅行できるといいなぁ。
Posted at 2020/12/27 14:39:15 | |
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